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『友達として大好き』第1巻のあらすじと雑感

あらすじ

貞操観念が希薄な高校生ギャルである櫨沙愛子は、トイレで彼女持ちの男子にオーラルセックスをしていたことがその彼女にバレて追いかけらたため、偶然逃げ入った生徒会室にいた生徒会長である高敷結糸と出会い、一目惚れをして交際を申し込むも、断られる。結糸は生徒規則の不純異性交遊を禁ずるという内容に乗っ取り、断る。沙愛子は友達なら校則違反ではないと詰め寄り、友達になろうとしていく。

登場人物


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櫨沙愛子(はせさなこ)
貞操観念が希薄であり、安易に肉体関係を求めるギャル。彼女持ちの男性でも関係なく、肉体関係を持ってきた様子。口が常に開いている。結糸に一目惚れし、肉体関係を迫るも断られ、それでも友達になろうと食い下がる。規則を守らず自由に生きてきたため、友達がいない。そのため、規則を重んじる結糸に友達の規則を作り自分を縛ることを要求する。結糸と一緒にいるために生徒会副会長に立候補する。


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高敷結糸(たかしきゆいと)
高校の生徒会長。規則を重んじており、沙愛子の肉体関係を求めるアプローチも生徒規則の不純異性交遊を禁ずるという内容に乗っ取り断る。完璧に規則を重んじているわけではなく、「施錠時間よりも暴力やイジメの方が問題」という柔軟性も持っている。基本的に沙愛子を迷惑をに思っており、避けるように規則を作っているが、だんだん情が移ってきている。家庭環境が微妙で、家にはあまり帰りたくない様子。

雑感

ここ最近の定番化してきたギャルとオタク(?)のお話です。
そういったパターンでも、意外とギャルは純粋だったりというのが多い中、この作品のギャルは、ギャルというより完全にだたの淫乱というのが、新しい気がします。

最近はNTR等と、自分(主人公)以外と肉体関係を持つことに対して抵抗がなくなってきているからか、こういった作品アプローチも許される感じになって来たんですね。

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そんな阿婆擦れギャルの沙愛子ちゃんは、彼女がいる男にオーラルセックス後の描写が初登場と、なかなかのインパクトがあります。その後、結糸に一目惚れし、即肉体関係を求めたり、会話が性的な思考へと行きがちな頭の弱い子です。よく、「口元が緩い女はヤレる」と言われますが、そんな言葉からキャラクター付けされているのか、沙愛子は基本的に口が開いています。

こういった性格になってしまったのにも、必ず理由があるかとは思います。第1巻では語られていませんが、家庭環境だってあまり良くないのではないかなと思われます。「口元が緩い女はヤレる」というのも、口が開いていても注意されないような、ネグレクトのような家庭環境だからこそ、そう言われているのかもしれません。

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根本的に悪女、というわけではなく根本は男を喜ばせたい・気持ちよくしてあげたいという献身的な思考の持ち主であり、別にあえて悪意をもって寝取っているわけではなく、本能に忠実な結果、寝取ってしまっている様子です。しかし悪意はなくとも、同性からかなり嫌われる行動を常にしているため、友達はいません。

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そんな沙愛子に一目惚れされ、付きまとわれているのが生徒会長である高敷結糸くん。いきなり友達としてのキス(舌も入れられている)という訳のわからない行為を沙愛子からされます。

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結糸は、なぜか規則を重んじており、生徒会室に常に入り浸っている。生徒会室にいたくない理由は、家庭に問題を抱えているからですが、その問題自体はそこまで深刻なものでもないので(本人にとっては深刻でしょうが)、意外と普通な男の子です。

付きまとわれていると、情が出てくるというのが男の性なのか、根本的には良い子な沙愛子を少しずつ味方していくような流れになっています。可愛い女の子から積極的に来られてしまうと、結局は抗えないのですね。悲しいですが、キミもオトコなのです。

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とはいえ、基本的には生徒会で忙しい結糸は、沙愛子が満足できるほど常に一緒にいることはできません。そこで沙愛子は空席となっていた生徒会副会長に立候補します。そんな目立つことをするので、余計に噂や悪口等が広まってしまいます。

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そこで「本当は良い子なのに」、みたいな風潮が一部で出てくるのがこの物語の見所なのですが、これにはちょっと個人的には疑問です。

よくあるこういったストーリーですと、「顔つきが悪い」とか「態度が悪い」とかから、勘違いされていて「本当は良い子」で、それを理解しないみんなは狭量である。というのが定番な描写ですし、納得も出来ます。
しかし、沙愛子は悪意はなくとも実害があるキャラクターです。彼女のいる男と関係を持つという事実は覆りません。そこに対してそれなりに周りが対応することは、何もおかしいことではありませんし、そもそも事実「良い子」ではありません。

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その業は背負った上で、沙愛子がどんな成長をするのかが、個人的には今後の見所です。何も変わらず周りから認めら、そして結糸と恋人になる。という展開は、未来が破綻するバッドエンドに見えてしまいます。

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結糸は簡単に籠絡されないように、引き続き気を引き締めていただきたいところです。あ案外チョロそうなのが心配です。

とはいえ、全体的にはコメディとシリアスのバランスが良く、沙愛子の感情豊かな表情が可愛い、大変面白い作品でした。

また、こんなストーリーですが、直接的なエッチな描写はないので、電車内でも安心して読めました。

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これが1番エッチな描写かもしれません。
唾液の描写も控えめですね。

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最近ボク個人がハマっている、女の子の泣き顔。やはり泣き顔は美しいですね。

余談

実力云々の話もないただの雑記なので、スランプも何もないですが、なかなか上手く文章が書けない日々が続いております。今回も推敲が全くできてませんし(普段からそんなしてませんが)、思うがままに書いたという感じですが、それでもちゃんと更新できるよう頑張りたいところですね。

とりあえず少なくとも週に1回以上は更新して、ゆくゆくはしっかり更新頻度を戻していきたいところです。

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