見出し画像

『茨城ごじゃっぺカルテット』第1巻のあらすじと雑感

あらすじ

東京から茨城に引っ越すことになった猿島ノブエは、ヤンキーが多いというテレビの情報を信じヤンキー風味にイメチェンしてから転校するも、実際そういった人はおらず、転校初日からたくさん失敗する。そこで出会った水海道カホ、三和ミノリ、岩井スズランとすぐに友達になり、一緒に郷土研究部を作ったり、茨城の地味な名所を回ったりと、楽しい学校生活を過ごしていく。

登場人物

画像1

猿島ノブエ
東京から茨城に引っ越してきた主人公。茨城はヤンキーしかいないと勘違いして、イメチェンしてから転校するも、周りからは「とっぽい(不良っぽい)」とからかわれてしまう。純粋で騙されやすく、ドジな面が可愛がられる性格で、転校初日に即お友達が出来るコミュニケーション強者

画像2

水海道カホ
ノブエが初めて出会った茨城の女子高生。比較的クールな感じでカッコいい印象らしい(ノブエ曰く「王子様みたい」)。しかし、冗談を言ったり、実は寂しがり屋だったりと、愛嬌も備えている。右も左もわからないノブエに適度に世話を焼く。

画像3

三和ミノリ
前述の2人もそこまで大きな特徴がない中、この子は「特徴がないのが特徴」といっても過言ではないくらい特筆すべきことがない、ショートカットの女の子。スズランとよく一緒にいて、スズランの突っ込み役。かっこいい原付に乗っている。家は駄菓子屋を経営。

画像4

岩井スズラン
方言が強い、生意気、マイペース、低身長。唯一のロングヘア―。4人の中では個性的なキャラクターをしている。とはいえ、物語を引っ掻き回すような破天荒さはない。突飛な行動をよくミノリに突っ込まれている。家は農家をやっているらしく、家が広い。

雑感

茨城のご当地漫画です。茨城県民の方には、あるあるな感じなんだと思いますが、神奈川県民のボクからすると「そうなんだ!」といった感じが楽しいです。

ストーリーとしては、東京から茨城に引っ越してきた主人公が茨城の地元民の友達と地味な名所を巡ったりしながら日々をゆったりと遊ぶ。というのが、この作品の大まかな内容です。特徴人物だけじゃなく、物語も大きな特徴がありません。でも、それがつまらないという話では全くなく、テンポの良い女の子同士のやりとりがすごく良いです。大事件は起こらず、大笑いできるギャグ展開あるというわけではありませんが、ふふっとつい微笑んでしまう雰囲気が癒され、サクサクと読み進められます。

画像5

女の子たちも、漫画にありがちな非現実的なキャラクター設定な子は一人もいなく、等身大な女子高生を描いていて、いたって普通なのですが、それがまた、ふんわりとした独特な雰囲気を相乗効果としており、心地の良い読中感が得られます。

日常系の漫画が好きな人には、ぴったりだと思います。ボクはこういう雰囲気の作品が大好きです。平和。みんな幸せ。すごくいいですね。前日に人がバンバン死ぬ作品を読んでいたので、癒し度もマシマシです。

画像6

第1巻では、恐竜公園、牛久大仏に回ります。どうやら第2巻では水戸や大洗を回るようです。茨城の地味な名所紹介はもちろん魅力ですが、空気感がボクにとってこの作品の一番の魅力なので、うまく説明ができないところが悔しいところです。

そのため、特に好きなページを2ページだけ貼らせてください。

画像7

画像8

こういう雰囲気、いいですよね。大好きです。
ちなみに、ごじゃっぺというのは「馬鹿」という意味らしいですよ。

本多ヨミは、Twitterをやっています!
更新報告や読む漫画の予告等をTwitterでしていますので、もしよろしければフォローいただけると大変嬉しいです。


この記事が参加している募集

マンガ感想文

「おもしろい」「応援したい」と思ったら、サポートいただけますと大変嬉しいです!全て活動費として使用させていただきます。 スキを押していただけるだけでも、大変励みになります! また、スキを押していただけますとヨミのお礼のメッセージと画像が表示されます。(パターンあり)