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生命力と季節感であふれた下町のロケーション

3週連続で週末動員ランキング実写映画No.1獲得。観客動員120万人を突破し、興行収入15億円を超え、多くの皆さまから感動の声が寄せられている映画『余命10年』。本日も本作の制作舞台裏について、少しご紹介できればと思います。

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小松菜奈さん演じる茉莉が、家族と暮らすのは東京・上野周辺のロケーションです。新しいビル群が建ちつつある一方で、近代化されていない下町の景色も残っていて、変わりゆく時代の狭間にあるような街並みには、家族と縁を切って三島から上京してきた和人の孤独感も重ねられています。

実は、茉莉は緑、坂口健太郎さん演じる和人には青というテーマカラーがあります。緑は原作者の小坂流加さんが好んだ色であると同時に、生命を象徴する意味合いも込められています。そして、劇中に登場する本や病院、学校の名前などもすべて生き物にちなんでいます。そのこだわりは茉莉の実家にも反映されていて、美術の宮守由衣さんが手がけた室内は常に生き物や花で飾られ、茉莉がいつでも生命と季節を感じられるようにという家族のはからいがうかがえます。

脚本準備中に小坂さんのご家族と会った藤井道人監督は、茉莉のことを考えるたびにその家族の顔が浮かぶようになったそうです。藤井監督は、これまで「家族」の物語を描いてきました。「茉莉と和人の恋愛はもちろん、二人を取り巻く人たちを含めた家族愛の話として観てもらえればと。誰の人生にも決して無駄なものはなくて、上手くいかないときでも支えてくれる人がいることを思い出して欲しいし、この作品がそういう存在の一つになれたら嬉しいです」と語っています。

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