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しあわせの形はみんな違う、だから自分にとってのしあわせと向き合いたい


ノルウェーに行く!

そう決めたのはいろんな理由があったけれど、すぐ言葉に出せる部分ではふたつ。
大好きなコーヒーが文化的に栄えていること。
国民幸福度が高い国であるということ。


わたしは2015年から2017年、ワーキングホリデー制度を利用してオーストラリアに住んでいた。
オーストラリアに行こうと決めた理由は、『大好きなコーヒーが文化的に栄えていること』だけだった。

現地のカフェで働くことを目標に、行ってみたいという気持ちひとつで飛び出した。

どんな生活になるのか想像しようにも想像できなくて、子供の頃に行った海外の記憶を掘り起こそうにも全然思い描けなくて、興奮よりも不安が先行していたり夢見心地で現実味がまったくなかった。
だけれど2年間を経て、大きな収穫をすることができた。

それは、生きているってしあわせなんだ!ということだった。

オーストラリアに行くことを決めた時、わたしは精神的に滅入っていて現実から目を背けたかった。
環境を変えたらなにか変わるんじゃないか、と。どうにかいまから逃げ出したくて、もがいていた。
正直、オーストラリアに行くと決めた時は後ろ向きな理由も多かった。


そんな中過ごした2年間。

いろんな場所に行き、いろんな人に出会い、新しい言葉を覚えて、たのしいもかなしいもたくさん経験した。
そうしていく中で、上がり下がりはあるけれど心がふつふつと生き返っていくような心地だった。

生きているってしあわせなことなんだなぁ、といろんな場面で感じた。

芝生に寝転んで、太陽を浴びているとき。
音楽を聴いて踊っている店員さんを見ているとき。
雨の日に傘をささないで、道路を走り回るとき。
早起きして海で朝日を眺めているとき。

人生が、極上の贅沢だった。


そんな生活を送っている中で、自分と向き合う時間も多かったこともあって自分にとってのしあわせと向き合うことが増えた。

どこに行ったとしても、わたしはわたしのままだし日本でも海外でも1日は24時間で。
別人になれるわけでも、楽しいことしか起きないわけでもないはずなのに、わたしの人生は大きく変わった。

きっと、自分にとってのしあわせのカケラを見つけたんだと思う。

自分で考えて、自分で決めた。
自分の人生にちゃんと地に足をつけて、責任をもって生きた。
本当に自分次第の人生。その時間が流れていて、自分が創造していったあの感覚。


だれもが、きっと1度は願うはず。
「しあわせになりたい」

それでもしあわせって人それぞれすぎて、自分がしあわせと思うことを批判されることだってある。
誰かのしあわせに目が眩むことも、そのしあわせよ価値観が分からないことも。

きっと答えもなくて、その時々になって形を変えるこの「しあわせ」というものと真剣に向き合って、追いかけるのではなくて向き合って寄り添って、時には創りあげたり育てたりしていきたい。
わたしはそんな想いを抱えたことをきっかけに、国民幸福度の高い国にはどんな文化があって、どんな生活があって、どんな人たちがいるのかこの目で見たくなった。


きっと、そこにだって答えはないのかもしれない。

それでも見たいと思ったから、見ようと思う。
もっともっと自分自身と、自分自身のこころと、自分自身のしあわせと向き合っていく。
そうやって自分を大切にするように、隣にいるだれかの想いにも触れることができたらいいな。


そんないろんな形のしあわせのカケラを、自分なりにかき集めたくてマガジンも作成してみた。

きっとここが、第一歩になると信じて。
今年も1歩ずつ進んでいこう。



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