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《静岡県》だいすきを追いかけて


なにがきっかけか、いつからなのか、本当に覚えていないけどすきなんです。

電車。


その中でも蒸気機関車がすきで、いつか絶対乗るんだ!と心に決めていた。

そんなある時、そのことを話したら「静岡の大井川鐵道って知ってる?」と静岡出身の方が前のめりで話してくれた。

大井川鐵道は日本で唯一、年間300日以上SLを営業運転している鉄道会社。
SLの年間走行日数はもちろん、総走行キロや現役運行台数も日本一。

基本的に運命論を信じているので、ずっとSLに乗りたいと思っていたし言っていたけれど、このタイミングで場所までおすすめされるなんて、いまこのタイミングなんだ!と思って、調べたり、休み申請したり、トントン拍子で事が進んだ。


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蒸気機関車はSLと呼ばれている。
それは、蒸気機関車を英語で表した「steam locomotive」の頭文字をとった言い方からきている。

電車の会社といえば「JR」だけど、元々は国鉄が民営化したことで1987年に発足した。
その国鉄時代の技術と知識と経験があってこそ、現在も走り続けることができる蒸気機関車は、電車の中の「クラシックカー」のようなもの。

そして現在では再現が難しい部品もあるので、静態保存(※)している車体から譲り受けたりして維持している。
※静態保存:公園など動いていない状態にて現存保存されている車体


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大井川鐵道では、事前予約していると急行券に名前をいれてくれるのもうれしいサービスのひとつ。

当日券では名前は入らないけれど、券が写真付きなのでいろんな季節の中にいる蒸気機関車の写真がたのしめた。
その券を見ながら、次はちがう季節にも来てみたいなぁと思ってしまう。
ちなみに、6月後半からは「トーマス号」が走るため人気も高く事前予約は必須との話を聞いた。


現在では、エンジン搭載された車種やガソリンなどいろんな動力源がある。

蒸気機関車の動力源は、名の通り「蒸気」。
その蒸気をつくるために湯を沸かすのだが、そのために石炭などの燃料を効率よく燃やす必要がある。

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こんな風にシャベルで石炭を焼べる姿が見ることができる。すごい!

内装もレトロで、いかに現在の利用している電車の姿に至るまでに進化を遂げてきたのかわかる仕様だった。
それも、この『第一歩』があったからこそ改良していけるのだ。


どんなものにも歴史があって、変化して進化したり退化したり、そして今に繋がっている。
わたしはその過程がすごくすきで、歴史を感じずにはいられないものがいつだって胸を熱くする。

普段の旅は、その旅先で出会う電車を楽しみにしているけど、こうやって電車に会うための旅も良いなぁ。


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