性別適合手術から一年を振り返る

性別適合手術から一年。
今をそのまま綴ってみる

 
お久しぶりです、メイです＾＾
先日2月5日はちょうど一年前の今日
タイで「性別適合手術」を受けた日。

女性の身体にメスを入れて
男性としての身体を手に入れる為に
手術台に乗っていた。



ここ一年で知り合った人も沢山いるから
自分の気持ちの部分も含めて
改めて想いを綴ってみようと思う。

▼みんなに生かしてもらってる

そもそも俺はこの性別適合手術に
かかる費用をクラファンを
使って集めることにして
賛否両論ある中で予定金額を
大きく上回る金額を
支援していただくことができた。



「自分のお金」でやるといういわゆる
一般的な方法をあえて選ばなかったのは
自分の人生に関わってくれる人たちに
応援してもらいながら生きるっていう
経験をし続けたかったから。



全てが自己責任の人生もカッコいい。
その中でこうして一年経ってみて
今の自分がなんでこうやって存在するのか？
って振り返った時にその後ろには
「約200人の支援者の皆様」がいる。



こんなにも多くの人の力を借りて
俺は今「男としての人生」を
生きることができてるって
実感できる人生って
なんかすごい単純に嬉しいんよね！



結婚式の度重なる延期やコロナの影響で
まだまだ返しきれてない人たちがいる中で
俺は時間がかかっても一生かけてでも
支援者の人たちに逆に応援できる自分でいたい。



こうして大好きな人たちに支えられて
生きる人生も悪くない。
本当にありがとうございます！！

▼夢物語を現実に変える

今から10年前の大学生の頃は
正直自分の人生に「男として生きる」
なんてシナリオが登場するって
全く思えてなくて。



どっかで不可能って思ってたんだよね。
それは金銭的なものとかじゃなく
自分自身の覚悟やマインドが
全く足りてなかった。



男としてやっていける自信が
全くなかったっていうのが
正しい表現かな？



・金銭的にしっかり稼げること
・見た目で男として見られること
・家族を守っていくスタンスを持つこと
・社会生活の中で認められること
・家族が賛成してくれること



どれを取ってもできる気がしてなくて
どっかで夢物語にしてる自分がいた。



ただ25歳に「自分の人生を生きる」と
覚悟を決めてからあっという間に
この夢物語は現実に変わった。



「望んでいる世界を本気で掴みに行くこと」



怖いし、批判もされるし、怪しまれるし
挫折もするし、心も折れし
お金ない時期もあるし、努力も必要。



それでもこの20代を振り返った時に
無駄になったことは何一つない。




「性同一性障害」だからどうこうじゃなく
「兼子メイ」としてどう生きるか？
そこを貫き続けてきて本当によかったし
泣きながらも進む選択をしてきた
自分を今日だけは褒めてあげていいかな？

▼人生のパートナーという存在

最後にこの約２年半。
隣にいてくれた「るんちゃん」という
一人の女性。



最初は憧れから始まった恋が
いつの間にか人生全てのパートナー
になった。



死ぬほど喧嘩もするしマジでムカつくし
でも俺が感情を全部出すのは
多分この人の前だけ。



俺が追い込まれると俺以上に頑張って
逆に潰れそうになったり
俺が凹んでると胸ぐら掴んで
可能性を伝え続けてくれたり
自分でできるもん！って強気なくせに
本当は誰よりも女性らしかったり



とにかく存在全てが愛おしい人。



よくビジネス的な話をしてると
「誰もいなくなったとしてもやりたい事」
とかを考えたりもするんだけど



今の俺はまだるんちゃんと一緒の人生前提で
やりたい事や可能性を全力で広げたい。
るんちゃんと一緒に幸せにできたり
笑顔にできたり、喜ぶ人を増やしていきたい。



俺がそうだったみたいに
るんちゃんと一緒なら無敵だから。



女性として生きてきた俺の人生も
男性として生き始めた俺の人生も
全部ひっくるめて俺を愛してくれる人。



そんな人と一緒いれる今が何より
幸せで人生の最高のギフトです！！！

そしてここまでお世話になった人も
ここから関わる人も
本当に全ての人たちとの出逢いが
俺ら夫婦の財産です。
 


めちゃくちゃ遅くなりましたが
10月16日(土)に沖縄の大好きなビーチで
大好きな人たち集めて
「WEDDING FES」をやります！！



(日程のリスケ直接お伝えできて
なかった人たちごめんなさい。泣)



この日に多くの人の人生がクロスする
そんな1日を作りたいと思ってます！



そして今日、自分の体にメスを入れた
2月5日は「笑顔の日」でもあるから
この人生は一人でも多くの人の
笑顔を増やす為にできる事を
とことんやり続けよう！



本気でそう思えた大切な日になりました。



最後まで読んでくれて
ありがとうございます！！！



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