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世界の半分はフリーランスでできている。

© yoktak

米国では、2020年に労働人口の半分がフリーランサーになるという。ニューヨークでは既に半分がフリーランサーとも聞いた。日本では、現在は2割にも満たないフリーランサー。ただ、2割に満たないと言っても、労働人口6,000万人に対して1,000万人となると、6人に1人がフリーランサーだ。東京だけで考えると、3〜4人に1人がフリーランサーかもしれない。そう聞くと、フリーランスの台頭を感じざるを得ない。

フリーランスと言っても、職業は国によって随分と異なる。日本ではITエンジニアが多い一方で、米国では編集・ライターをはじめ専門性が問われるプロフェッショナル職が多い。オンラインマーケティングマネージャーでもフリーランサーというケースはざらにある。年収でみても、米国が年収1000万円オーバーがゴロゴロいるのに対して、現在の日本ではまだまだ年収が安定しているとは言い難い。だが、米国の動向をみていると日本においてもニーズが増えて、報酬が伸び安定していくことが見込まれる。

今後フリーランスは、それなりのマーケットになるだろう。フリーランス天国の渋谷に至ってはシェアオフィスやコワーキングスペースの数が50を越えて、今もなお、新しいワークスペースが増え続けている。組織に属さなくても、時間と空間に縛られることなく働けることは一度やると会社員に戻れなくなるぐらいに有意義な働き方だ。

フリーランスが、キャズムを超える日が来るのか。

”平成”が幕を閉じ、2020年のお祭りが終わって、日本の近代システムが終焉を遂げようとするとき、フリーランスの力が試されるように思う。

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