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留学を就職活動の武器にするための帰国後の壁の乗り越え方

突然ですが「留学×就活」の関係には、どんなイメージをもっていますか?
僕が就職活動をしていた当時、友人とこの話をすると「留学は就活に不利だ」「留学は就活に有利だ」など様々な意見がありました。
僕自身は1年間留学してから帰国後に就活をはじめたという経験をしているのですが、改めて振り返るとどちらの意見も正しいと感じています。

今回はフィードフォースに新卒で入社してから1年がたった今だからこそ、就活前に留学経験をろくに整理もせず就活を開始した自分の苦い経験を言語化し、僕の「留学後にぶつかった” 壁 “ 」「乗り越えた方法」を紹介したいと思います。

就活を控える学生の皆さんが僕のような苦労をしないための参考になれば幸いです。

留学帰りの学生が帰国後の就活でぶつかる”壁”とは?

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1.留学での貴重な経験を面接でうまく伝えられない

せっかく留学で貴重な経験をしても、それをうまく面接で伝えられなければアピールになりません。
何のために留学にしたのか・何をして・何を得たのかを自分の中で整理して言葉にしておく必要があるのです。

僕の場合は、帰国後にすぐ受けた面接ではうまくアピールできず、不合格になってしまいました。

これではだめだと原因を考えてみると、せっかく留学で経験してきたこと学んだこと自分のことばで伝えられるように整理できていないためだと気づきました。
面接で聞かれるままに留学での経験を断片的に述べるだけでは、面接官へはなんのアピールにもなっていなかったのです。

同じことを繰り返さないように、留学でどんなことを行い・何を学んだかを整理するための”振り返り”を行いました。

振り返りの手法はいくつかありますが、当時の僕が実践したのは「YWT」というフレームワークでした。
ここからは実際の振り返り内容を交えながらご紹介していきます。

”言語化”して整理する、次に繋げる、振り返りフレームワーク「YWT」

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YWTとは、Y やったこと・ W わかったこと・T 次にやることで構成されたフレームワークです。
アルファベットが3文字ならんでいますが、日本語の頭文字をとったそのまんまのネーミングです。

留学での経験や事実をY(やったこと)で挙げ、そのY(やったこと)からW(わかったこと)を挙げていき、最後にT(次にやること)でこれから目標や目的のためにやることを”言語化”していきます。
このYWTで経験からの学びを整理・言語化することができるため、就活で自信をもってアピールすることができるようになります。

そんなYWTの要領は、


① Y (やったこと)事実・経験したことをまず挙げる
※自分が何をやったかも意外と忘れがち

② W (わかったこと)事実・経験から、何がわかったかを抽出する
※単なる感想ではなく、事実・経験から思考することができるので、地に足がついた学びを整理できる

③ T (次にやること)次のアクションを明確に決める
※計画・タスク化ができるため、やるべきことの優先順位も整理できる

※付箋を使うことで、簡単に移動、追加、削除ができるのでおすすめです。


実際に行なったYWTの一部 例:

Y やったこと(事実・経験)(5分)
 ・国籍に限らない積極的なコミュニケーション。
W わかったこと(5分)
 ・言葉が伝わることの面白さ。
 ・ヒアリング力はついたが、とっさのスピーキング対応が苦手。
T 次にやること(計画・タスク化) (5分)
 ・言語力を落とさないために、言語の勉強継続
 ・スピーキング力が足りないため、日本語でも自発的な意見出しを意識。
 ・多国籍の方とワールドワイドな仕事をするために、多国籍企業に就職希望。
<タスク化> (5分) 合計20分
 ・◯月までにTOEFLの点数を〇〇点。
 ・ニュースや新聞からインプットした情報を元に自分の意見を発信する。
 ・多国籍企業について具体的な企業調査を行う。

※YWTについてもっと詳しく知りたい方は、こちらをご参考ください。

http://tech.feedforce.jp/ywt-retrospective.html

このYWTで振り返りをしたことによって、留学による学びを具体的な経験やエピソードを踏まえて、自信を持って面接官に伝えられるようになりました。
まずは、何のために留学に行ったのか・そこで何をして・何を得たのかを具体的に伝えられように振り返りで整理・言語化してみることをおすすめします。

2.留学生は、日本の就活の流れに乗り遅れる可能性が高い

留学した学生は、日本の就活に乗り遅れることが多いです。
その原因として、以下が考えられます。

① 帰国のタイミングによっては志望企業にエントリーできない可能性がある
② 海外滞在中に日本の就活情報をキャッチアップするのが難しい

このように留学に行っていたために志望企業のエントリーを逃してしまい、そもそも選考を受けることができないケースは、留学をしていた学生だからこそぶつかる壁です。

僕自身も留学から帰国した際に情報をうまく集めることができず、興味のあった企業の説明会への参加を逃してしまったことがあります。
留学から帰国した学生はできるだけ多くの情報を効率よく集めて、就活をスタートさせることが重要です。

僕がやっておけばよかったと思った情報収集の方法もご紹介していきます。

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①企業・業界研究だけでなく企業の選考方法や選考期間を優先的に調査する

業界・企業研究を徹底する人も多いと思いますが、特に留学で就活期間に帰国できない学生は、興味のある企業の選考方法や選考期間を調べてほしいと思います。
※当たり前だろ!と思いますが、意外と見落としている友人たちは多かったです。

例えば、リモート説明会リモート面接など、実際に訪問しなくても選考を受けることができるシステムを導入している企業も多くあります。(フィードフォースもオンラインセミナーを行ってます!)

選考期間についても、ベンチャー企業や外資系企業を中心に選考期間や入社時期について柔軟な対応をしている企業もあります。
興味のある企業の選考期間に間に合わなかったとしても、諦めるのではなくぜひ問い合わせてみることをおすすめします。もしかすると、興味のある企業の選考を受けられるチャンスがあるかもしれません。

②帰国直後は、オフラインでの情報収集がおすすめ!

オフラインの情報収集とは、友人や先輩(OBやOG)・企業インターン・合同説明会などを指します。

オフラインでの情報収集をおすすめする理由は2つあります。

・役に立つ情報を効率的に手に入れやすい

オフラインの情報は、身近での情報収集になるので自分と関係ある情報がたくさんあり、役に立つ情報を効率的に獲得することができる確率が高いです。
オンラインでは情報量が多く、たどり着けなかった情報にもたどり着けます。またオンラインでの調査は場所時間を選ばずにできるのに対して、オフラインでの情報収集は、計画的に行うことが重要です。

・様々な話をインプット・アウトプットすることで自分の考えを効率よく整理できる

友人や先輩・企業の方などとの話を通し、多くの情報を学び(インプット)・発信(アウトプット)することを自然と行えるため、自分の就活やキャリアについての考えをまとめることができますし、これまで留学で海外にいたこともあり、日本の就活の雰囲気を体感できることで、気持ちにスイッチを入れるきっかけにもなります。
特に帰国直後は時間的な余裕がないため、期間を決めてオフラインでの情報収集を重点的に行うことをおすすめします。

しっかりと事前の準備を行い、留学経験を最大限に活かした就活をしよう!

いかがでしょうか。

僕の経験をもとに留学後の就活についてまとめてみました。

 この記事で伝えたいのは、留学という素晴らしい経験を最大限就活に活かしてほしいということです。

留学中もそうだったと思いますが、”壁”はいろんな状況で現れます。ですが、その”壁”は、事前に知っておくこと、そしてそのためにしっかりと準備をすることで比較的容易に乗り越えることができるものです。

この記事で留学から帰国直後の”壁”の存在準備を始めることの重要性を知っていただき、留学経験を活かした就活に繋げるためのお役に立てれば幸いです。

フィードフォースの会社について情報収集したい方は「フィードフォースのnote」も覗いてみてください!

https://media.feedforce.jp/