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国内最大級のアナログゲームのイベント「ゲームマーケット」に医療系カードゲームで出展して感じたこと

国内最大級のアナログゲームのイベント「ゲームマーケット2022春」(略して「ゲムマ」)。
以前、メディア取材を受けたときに、ゲームマーケットの存在を聞き、とても気になっていたので、このたび出展をしてみました。

まず、最初に一言結果を言えば、医療系カードゲームは、それほど売れないということです。
なぜなら、アナログゲーム業界自体に「医療」「健康」というジャンルがないからです。

アナログゲームのジャンル(選ぶ項目は「その他・・・」)

今回、株式会社明成考橋美術様の「懐話(かいわ)ふだ」(心)とMedic Art8の「ツボかるた」(身体)で「心身健やかラボ」という、医療系カードゲームのコラボユニットを組んで出展して、頑張って来たので、その記録を残そうと思います。

「懐話(かいわ)ふだ」は、大学のビジコンで優勝。

https://heisei-kaigo-leaders.com/activity/kaiwafuda

「ツボかるた」は多数のメディアに取り上げられていたこともあり、
この2種の医療系カードゲームで出展すれば、これまでとは違う流れを作れるのではないかと考えての挑戦でした

ですが、取り組んでいく上で、いくら頑張っても、結果を出すのは難しい状況だということを強く実感したので、今回はその現状と取り組んだ内容を紹介しようと思います。

(1)始めは順調に取り組めたTwitterでのPR活動
ーゲムマ開催2ヶ月前までー

ゲムマに出展を決めてから、Twitterのフォロワー数を増やすためのリツイートキャンペーンまでは、順調でした。

 参考記事はこちら:
Twitterアカウント開設21日後のリツイートキャンペーンで400件の応募☆ゲムマの出展を決めたらTwitterの運用が大事!|横山 陽子|note

開設1ヶ月ほどで、フォロワー数も1000に達していたので、「やれる」という手応えは感じていました。

(2)事前予約がまったく入らない、という苦悩
ーゲムマ開催1ヶ月前から直前期ー

暗雲が立ちこめたのが、ゲムマ開催1ヶ月前から、行なった「事前のお取り置き予約」です。

1. 気合を入れて作成した特典

過去に出展をされていた方の記事を読むと、うまくいっている方は予約で80ほど取れていました。入場者数の減少などを見ても、50ほどは予約が取れるのではないかと、目標を立て、「予約特典」なども気合を入れて作りました。

ドアノブプレートは、ゲーム中も使えるものを考えて作ったもの

2. ゲーム関連のYouTubeチャンネルでの紹介

ボドゲ専用のYouTubeチャンネルで、紹介していただいたりもしました。

ツボかるた紹介部分の画像
動画に入っていたコメント。好反応かも?


3.Twitterでゲムマ来場者にコメントをしてPR


Twitterで、ゲムマに行くけどお勧めを自薦・他薦、どちらでもいいので、教えてください、という主旨の投稿があれば、「身体にいい医療系のカードゲーム」と言って、PRしていました。

ブースの場所や、購入特典、当日のブース内アトラクションがわかる形でアピール

いただいた反応を見ると、「ビックリ」「驚き」で、医療系カードゲームの存在自体に驚かれた感じで、とても「事前予約」のアクションを起こしてくれる人はいませんでした。
いただいた予約、わずか一桁・・・。

去年、あれほどメディアに取り上げていただけたので、自分の中ではもっと予約が取れると思っていただけに、かなりショックを受けました。

ゲムマは年々、来場者の低年齢化が進んでおり、エンタメ性があるゲームを求める傾向が強いようです。

「健康」というテーマであれば、頑張れば、なんとか当日に巻き返せるのではないかという希望を持って、ゲムマ当日を迎えました。

(3)当日の頑張りで巻き返しを計る

ブースに気合を入れて、目立たせて、話を聞いてもらえないかと狙ってみました。
ツボかるたブースは、かなり作り込んでアピールしました。
ブース内アトラクションは3種類用意して、来場者に楽しんでもらう工夫をこらしました。


ブースはとても目だっていたと思います。
ツボかるたボードで必死にアピール
ブースを見てくれるのですが、中々話しを聞いてもらえず。
そのような中でも、熱心に話を聞いてくれる人もいました。

ツボかるたに限っては、売れた個数はたったの18個でした。
とても厳しい現実を感じました。
去年、メディアで紹介されまくり、注目された商品、ここまで活動しても、これだけしか売れないのか、とがっかりしました。

(4)ゲムマを終えてみての感想

去年の12月末から、必死に過去の出展者の例を調べてその通りしてもうまくいかなかったという後半の悔しさが残ります。
カードゲームのクオリティや切り口はそれほど悪くはないです。なのにイメージしていた予定とは全く違い、惨敗でした。

自分のやり方が悪かったのかもしれませんが、やはり一番の原因は、アナログゲーム業界での「医療・健康系カードゲーム」の認知度の低さ(ジャンルがない)と、来場者がかなり若いため、健康にそれほど現段階では興味を持ってもらえないということが大きかったのではないかと思います。

結果は残念でしたが、やりきった感はあったので、後悔はしていません。
ゲムマに出展することで、得ることもたくさんありましたし、コラボ出展というのを初めて経験し、非常に勉強になりました。

終わったあと、相方の社長様がおっしゃいました。
「コラボでなかったら、ここまで頑張れなかった」と。
それは、私も強く思っていただけに、この一言に尽きるなと。

コラボでなかったら、もっと惨敗だったでしょうし、出展もしていなかったかもしれません。

もっと一般受けするような医療系カードゲームも作ってみたいな、、、とも思えましたし。

今回、得た学びは、今後につなげていきたいです。


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最後に、参考となるリンクを記載します。

ゲームマーケットのために結成した、医療系カードゲームのコラボユニット
心身健やかラボ;https://twitter.com/shin2sukoyaka

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ツボかるた、ブランディングサイトを作成し、販売をしています。

▶︎葉書サイズの大きなふだ:『健康ご長寿 ツボかるた』 https://ouchidekenkou.com/tsubo-karuta/

▶︎葉書サイズの半分の小さなふだ:『おうちで健康 ひとり ツボかるた』 (おひとり様用。ふつうのかるたとして複数人数でも遊べます) https://ouchidekenkou.com/tsubo-karuta-2/

【ツボかるたの企画・販売】
医療系広告代理店 Medic Art8:https://medicart8.jp/

▶︎ 医療系素材集を運営しています。 https://medicart.jp/
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