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顔をスッキリ見せる「顎の引き方」

顔をスッキリ見せるには、顎のポジション、頭のポジション、首のポジションを良い位置に置くことが大切ですね。

全身の中で最も高台に頭を置いておければ、全体の長さの中で顔を小さく見せることができますし、
顔の筋肉たちが本来の位置にあることで表情筋に陰影ができて顔が明るくなります。

今日は「アゴの引き方」で顔をスッキリさせる方法を考えていきます。

良いアゴの引き方、苦しいアゴの引き方

まずこの2つの顎の引き方の比較ですが、
左が良くない引き方、右が良い引き方です。、

左の写真はほっぺの辺りが膨れがちで、右の写真は首やほっぺがスッキリ見えるのがわかります。

アゴの引き方にどんな違いがあるのでしょうか?

左は、素直にアゴを引いてもらいました。
右は、矢印で示したように首から頭の後ろあたりを押してもらい、その結果アゴが引かれた形になりました。

試してみるとわかりますが、
左のように「アゴを引く」と、喉周りや首周りの筋肉が縮まり、顔が力んだり、呼吸が止まりがちになります。

右のように鎖骨から頭の後ろへ斜めに押してみると、喉周りや首周りの筋肉が伸ばされるようにアゴが引かれます。
表情は緩やかで呼吸もしやすいままいられます。

鎖骨と耳の後ろを結ぶ胸鎖乳突筋を押して使う

鎖骨と頭を斜めに結んで押すのは、胸鎖乳突筋という筋肉に秘密があります。

胸鎖乳突筋の始まりの腱が鎖骨にあって、終わりの腱が耳の後ろの乳様突起という頭蓋骨の一部に繋がっています。

この両端の腱を、鎖骨から頭方向に押すと、頭蓋骨というボールの外側1/3辺りをカツン!と突くようになり、それによってゴロン!とアゴが引かれるように転がるという仕組みです。

ビリヤードやったことがある人は想像しやすいですかね。

アゴを引くのではなく、むしろアゴを押してるという感覚です。

左のようにアゴを引くと、体に力が入り、肘も伸び切ってしまいます。

右のように頭を斜めに押して、アゴが引かれると、体はリラックスしていて、肘もほどよく軽く曲がったまま楽な姿勢になります。

きょうの腱活

首に詰まりを感じたりしたら、鎖骨から頭を斜めに押す動作で小刻みにアゴ引きエクササイズしてみると、体のリラックスを取り戻すことができます。

「うん、うん」と職場で、ご家族で、歌う本番前に、みんなで頷きながら取り組んでみてください。


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