О君との思い出は多い。彼は学年一の秀才だった。本好きだが勉強嫌いの私は並の下。でも彼をギャフンと言わせたい。それである時、問題を出した。「鉄1グラムと綿1グラムどちらが重い?」「鉄……あ、やられた!」。負かしたのはそれだけである。もちろん、なにかの本から引っ張ってきたのだろう。
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