建設中の建物を見かけると、つい足を止め見入ってしまう。なにがそうさせるのかわからない。工程や造作への関心か。新しい居住者に想いを馳せているのか。それとも「創る」という活動に共鳴しているのか。どれも該当し、さらにもうひとつあるのだろう。「血」である。私の家は代々の大工だったのだ。
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