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誰とでも仲良くするのは良い事なのか

すっかり桜も咲き誇り、春の訪れを感じるこの頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は相も変わらず公私共に多忙ではございますが、日々新たな学びをさせていただいております。

さて、余談はこの程度にしておいて、本日のメインテーマは、タイトルにもある通り『誰とでも仲良くすることは良い事なのか』であります。

小学生の頃から、ありとあらゆる場所で、『君の良いところは、誰とでも仲良くできる所だよ』と言われてきました。
確か最初にこれを言ってきたのは5年生の担任の先生だった気がします。

基本的に人を嫌いになることはありませんし、来る者拒まず去るもの追わずの精神で対人関係を構築しています。

また、良くも悪くも相手の感情が読めてしまうところがあって、相手の発生の仕方、声のトーン、目の動き、目の奥から感じる生気等から、相手が今どのような感情で、何を求めていてるのかというのが分かってしまうため、常に相手にとって都合の良い回答を無意識にしてしまっている自分がいました。

それもあってか基本誰とでも仲良く出来ますし、そうしてきたつもりであります。

先程も書きましたが、小学五年生の時に初めてそれを言われた時は、誰とでも仲良くすることを良い事だと褒めてくれていたので、自分でも勝手に自分の長所として捉えていました。

しかし、大人になるにつれて(特にここ数年)、果たしてそれは良い事なのか、、、?と感じるようになってきました。

というのも、自分が誰とでも仲良くできている理由の1つに、人のことを基本的には信用している。というものがあります。

ん?良い事なんじゃない?と思いましたか?

もちろん考え方は人それぞれですし、僕も良い事だと思っていましたし、なんなら今も良い事だとは思っています。

ただ、僕の場合の信用が、もちろんより分かりあっている親友などの関係性の方々を除き、一種の怠惰から来ているのです。

GReeeeNの何かの曲の歌詞に『信じることは、簡単なこと。疑うよりも気持ちがいいね』みたいなのが、ありましたが、正しくこの歌詞の通りで、信じることは簡単なことなんです。

信じる!って決めてしまえばそれ以降は何も考えなくていいんです。思考停止していいんです。

だから僕は無意識のうちに簡単な方の選択をとっていたんです。

逆に疑うということを決断すると、あれはどうかな?
これはこうなんじゃないかな?等止め止めなく考えなくてはいけません。

だったら、信じる方が楽だなというので、信じていたケースもあるんです。

もちろん大半の人に対しては、この人は〇〇だから信用できるな。という根拠を持って信用しているんですけどね。

これに気付いた辺りから、そろそろ誰とでも仲良くするのはやめようかなと思うようになりました。

また、今自分と何かしら関係がある人の中にも正直、合わない人もいるし、この人と関わっていても自分が下がるだけだなと思う時があります。
そのような方々とも徐々に心の距離を置いていこうかなとも思っています。
もちろん、関わって下さっていることに感謝はしつつ。

あまり、多種多様な人達と関わって仲良くしすぎていると、本当の自分を見失うことがあります。

自分はどんな人なんだっけ。
自分はどんな人が好きなんだっけ。
自分はどんな人と一緒に居る時が楽しいんだっけ。

そうなることを避けるためにも、ある種人間関係の断捨離なるものをすることが必要だなと思い、密かに今年のテーマのひとつでもあります。

縁を切る訳ではなく、深く関わらないというやり方で。

上京してから、それなりに様々なタイプの大人たちを見てきました。
バイト先の土地柄もあって、地位や名誉ある方たちも、それなりに見てきました。

みんな色々考えていたり、自分の意見があったりする中、それを押し殺し、上辺で関わっていく。
その方が物事も、人間関係も円滑に進むことを知っているから。
昔はそれがおかしい。と思っていました。
しかし、この方が全てにおいて、好都合ことも世の中たくさんあるということを、大人たちを見てきてわかりました。

そう思うと、小学生の頃聞いたことがある『友達百人できるかな』ってなんなんですかね。
話が逸れそうなので深追いはしませんが。笑

まぁでもこれも、社会に適応していく、つまりは、大人になっていく。ということなのでしょうね。

うぬぼれたことを言いますが、簡単に信用するのは、自らの怠惰だということに気付けている点は自分偉い。と言ってあげたいです。

信じていたのに、裏切られた!!
なんてよく聞きますが、簡単に信じるからいけない。
自分が思考停止して、楽な道を選んだからいけない。
人生全ての決断、出来事の責任は自分に来ますからね。

大人になるというのは、何も年齢を重ねるだけではなくて、こういったことに気付いて、どうするか自分で考えて、適応していくことを言うのだろうなと感じています。

でもそれって中々難しいから、アダルトチルドレンと呼ばれる人達も沢山居るのだと思います。

もちろん基本的には出会った全ての方に感謝を持って接しますが、特別深い関係(ここでいう信用している)には、簡単にはならず、より慎重にというスタンスにシフトチェンジしていこうと思います。

まぁ今までもそんなに簡単に人を信用していた訳では無いし、みんなと深い関係になっていた訳では無いですが、、笑笑

誰と関わるかも意識しつつ、誰と関わらないかも意識していこうかなと。

誰でもではなく、特別な誰かとのみ。

人間関係って難しいですね。
正解がないからこそ。

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