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結局親ガチャってどうなのって話

 しばしSNS等で目にする「親ガチャ」。
今年のユーキャン新語・流行語大賞にノミネートされるほどに世間に認知された言葉ですね。
皆さんはこれについていかがお考えでしょうか。
"自分の人生について責任を親に押し付けるな"でしょうか?
"親の影響は少なからず受けるから親ガチャは存在する"でしょうか?
この件に関して色々な意見が1か月前ほどにSNSにも載っていましたし、Yahooニュースにも載っていましたね。
 僕の意見としては、確実に親ガチャは存在します。きっとみなさんもそうじゃないでしょうか?
生まれた時からスタートラインは違いますからね。
実際経済的な理由で大学に進学出来ない人がいたり、逆に親が裕福で幼少期から習い事を沢山させてもらって様々な特技を身につけたりしている人もいたり。
やはり恵まれてる、恵まれていないはあるし、人生イージーな人もいればハードな人もいますよね。
でもきっとこれって親だけじゃなくて人生においていくつもこんなことがあると思ってます。
親だけでなく世の中運の要素が沢山ありますよね。
運良く良い人に巡り会えて自分自身が成長できたり等。完全に運によって人生が左右されるケースもありますよね。
でも運の要素もあってよかったなと個人的には思ってます。完全な実力主義になってしまうと実力のある人のみがどんどん上へ行ってしまい、実力がない人はどんどん食いっぱぐれていく。そんな世界を想像してしまいます。運というものがあるから実力が多少劣っていても上手く立ち回れたりなどするわけで、そういった意味でも"運も実力のうち"だと僕は思っています。
なのであえて厳しいことを言うと、親ガチャ失敗=運の悪さだと仮定した場合親を責めるのではなく自らの運の悪さを責めるべきかなと。
1つ大前提として言っておきたいのはこれはあくまで親が裕福ではない=親ガチャ失敗の場合を指すのであり、例えば虐待されて育ったとか、いわゆる毒親と言われるような親の元で個人の尊厳もなく育ったとかは例外でありこれは自分の責任ではないし責めることではないです。運が悪いとかの問題でもないです。
 ただ昨今SNS等で目立つのは親ガチャ失敗は親が○○のせいで私はダメだったー、出来なかったー、失敗したーなど親に責任転嫁をしているケースです。
もう一点気になるのは親に対する期待値が高まっているように思えます。
今の日本の平均世帯年収は2019年時点で約600万円。
中央値は約440万円です。
しかし僕の体感では世帯年収1000万以下は親ガチャ失敗という意見が多いように感じます。
浪人期に通っていた予備校でも「あいつは私立医学部行かせてもらえるから良いな」とか「俺は奨学金借りなきゃ大学行けねぇわ。マジで子供に借金させる親やだわぁ」みたいな声を聞いたことがあります。
でも上記の平均世帯年収、中央値を見てみればわかる通り大半の家庭は医学部に通わせられなかったり、奨学金無しで大学に行かせてあげられないのが現状です。みんなそうだからこのままでいいとはもちろん思いません。学問が金持ちの特権になることはあってはなりません。
しかし周りの少数派の家庭を見て自分の親を失敗と言うのは浅はかだなと。もちろん楽して成果を得られるに越したことはないですし、羨ましいと思うのは人間の当然の性です。しかしそれは自身の運の悪さであり、それはすなわち実力不足だと僕は思っています。
また、今は成績優秀者には給付型の奨学金や、各大学が免除等の制度を設けているので自分が頑張れば親ガチャ失敗なんぞ言わなくても大丈夫なはずです。
 子供は親を選べないですから当然運要素はありますよね。唯一親ガチャ失敗だぁって言っていいのは虐待されたり毒親の下で育った人達のみですよね。
しかし月並みなことを言いますが過去は変えられませんし、親も変えられません。唯一今出来ることは努力することのみです。さすれば未来は変わります。
僕も親とかでは無いですが自分自身が人生のスタートラインからハンディキャップを背負っていて運が悪かったなと思うことがあります。それも自分自身の実力不足だと思っています。周りの人達は優しいからそれは実力不足とか君が悪いとかではないと思うよ。と言ってくれますが(そういう人たちを大事にしていきたい)。
運という実力がないなら親のせいにして自分自身が努力をしなくて良い理由を作るのではなく他の実力をつけた方がよっぽど幸せなのになぁと親に対して難癖つけている1部の人達に対して思うばかりです。


余談
この記事を書くのに1ヶ月以上かかってしまいました。。
色々な方面に配慮しなから書くということは難しいですね。
しかしこのnoteを始めた裏テーマの1つに大学の卒論に向けた練習というのがあるので、自分の意見をまとめて書き出すという練習にはなったかなと思います。

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