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NY nowadays NY今日この頃

8月に日本に行った。周りからは、帰れるの?と疑問形が続出だったが、結果は意外にも簡単だった。日本の空港では、乗っている乗客全てに唾液検査があり、テスト結果が出るまで空港を出られず、結果が陰性でも、2週間の自粛生活を強いされる。毎日電話で、体調や家族に具合の悪い人は出ていないかを、チェックされる。ところが、NYに戻ってきた時、空港では、PCR/唾液検査どころか、税関検査もされなかった。いつものキャパシティの半分くらいの、日本からの飛行機の乗客は、皆さん全くのスルーで、NYに入れるのである。2週間の自粛生活もなし。最近シカゴに行った友達は、NYに戻ってきた時は、2週間の自粛生活を強いられていたが。アメリカ国内より、日本から来る方が易しいのだろうか。NYで、私はアンチボディを一回、PCR検査を3回受けた。最初に受けたPCRは陽性と出たが、結局ミスで、その2日後に陰性と出た。こう言ったミスはよくあると言う話だ。やっぱりダメですNY。

8/31の今日の、NY州の死者は1人、NY市は6人と、COVID19の死者件数は減っているようだが、件数はNY州は656人、NY市は268人である。‪一時に‬比べて、かなり件数は減っている。今日から、今まで後ろのドアから乗っていたバスが、前からの乗車になり、フィーも取り始めた。まだ、自宅から仕事する人が多い中、地下鉄はいつもの50%ぐらいの乗車率である。レストラン、バーなどでハングアウトしていても、人々はマスクをしているし(飲んだり食べたりする時は別だが)、今までマスクをする習慣がなかったことを考慮しても、態度は良いと思える。

NYのバーは、7/17からドリンクをオーダーする時に、食べ物も一緒にオーダーしなければならないというルールができた。サラダ、ウィング、ホットドッグなどは大丈夫で、チップス、キャンディ、ナッツなどはだめ。キッチン装備をしているブルックリンのバーはまれで、このルールに従えるように頭を使っている。先日、シークレット・プロジェクト・ロボットがやっているバー、ハッピーファン・ハイダウェイに行ったら、マルちゃんのインスタントラーメンが一袋出てきた(どうやって食べろ、と)。レベッカズに行くと、食パンにチーズを挟んだ、冷たいチーズサンドが出てきた(これはわかる)。その他、カップラーメン、ポップタート、餃子など、お腹がすいていなくても、ドリンクを頼むとフードがもれなくついてくる。その辺をうろうろしないで、椅子に座らせようという試みなのだが。
https://bushwickdaily.com/bushwick/categories/food-and-drink/6615-the-crazy-foods-bushwick-bars-are-offering-to-comply-with-cuomos-order
 
今まで‪朝の5時ごろまでオープンしていたバーが11時には閉まることもあり、最近はなかなか‬2件目、3件目に行く気にならない。まだまだ、家で待機の生活なので、仕方ないのだが、通常に戻るには、まだかかりそうである。
8/21には、ブルックリンを代表をするクィアーバーのハウス・オブ・イエスが、リカーライセンスを取り上げられ、クローズした。近くのシスターレストランの、ファラフェルレストランから、フードをオーダーするシステムを取っていたからである。素敵なアウトサイドシーティングを作っていたので、早く問題を解決して、再オープンしてほしい。
 
https://www.brooklynvegan.com/house-of-yes-temporarily-closed-after-liquor-license-suspension/
 
 
このパンデミックでクローズしたレストラン、バーは数知れず。その中の一つ、レズビアンカップルがやっているウィリアムスバーグのトロフィーバーが、8/30に13年の歴史に幕を閉じた。ブルックリンのヒップスターと言うか、クリエイティブタイプの人々が集まるバーで、ここで出会ったカップルは数知れず、フードもチーズバーガーやキヌアサラダを始め、かなり美味しく値段もリーズナブルだった。今時チーズバーガー+フライを$8で食べれるレストランがあるだろうか。DJイベントやポップアップなども、フレキシブルにあるフレンドリーなバーだった。最後の日には、パンデミックの間、全く会わなかった懐かしい沢山の人が、別れを言う為にやってきた。中にはオハイオから、10時間かけてやってきたファンもいた。最後は、スタッフ全員にドリンク、ピザ、そして最後のバースデーケーキを振る舞い、別れを惜しみながら、エアハグでなく本当のハグをしていた。パンデミックの事を忘れそうになった。

http://trophybar.com


チャイナタウンには、このパンダミックの中、カラオケレストランがオープンした。今、一番やってはならない(笑)、カラオケを売りにするのは、クラーク博士と言う北海道料理を出すレストランである。
https://www.drclarkhouse.com/
友達から、毎日サイドウォークで人々がカラオケパーティをしている、という情報提供があったので、行ってみたら、既にカラオケは、市に取り上げられたらしい。そりゃそうですよね。料理は、オーナーの出身地、北海道を代表するメニューで、ジンギスカンが食べられるのは、NYでもここしかないのでは。ドリンクには、酎ハイ、ウーロンハイ、ハイボールなど、日本の居酒屋で見られるメニューがずらりと並んでいた。カラオケレストランとしては、今の時期は難しいが、このパンダミックが落ち着けば、カラオケも返ってくるであろう。さすが居酒屋、ダヴェル他の複数のレストランを仕掛けるオーナーである。
 
と言う感じで、音楽ショーはまだまだだが、アウトドアダイニング事情は少しずつ、変化している。9月に入り、学校もオープンするので、またいろんな変化はあるだろうが、通常に少しずつ近づいているような気がする。
 
Yoko Sawai
8/31/2020 

By
http://4533studio.nyc/

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