入院記録 環境編
この病院は敷地内一切撮影禁止のため、昔入院した病院の上層階からの写真でも載せておく。
先述の通り、3/22に精神科病院に入院して、3週間が経った。
事前にメンクリの先生が入院までの手筈を全て揃えていてくれたため、入院当日は非常にスムーズに進んだ。
当初はストレスケア病棟を探していたが、どの病院もそのような病棟はなく、良くて開放、一般的には閉鎖病棟ばかりで、その中で開放的処遇を行う病院が多かった。
更にOTなどのリハビリプログラムにばらつきがあり、選んだ病院は比較的このOTプログラムや、退院後のデイケアなどが充実している病院だった。
事務的な初診を受け、男女混合の急性期閉鎖病棟に入った。
病棟に入ったあと、担当医による診察が再度行われた。
想定していたことだが、病棟に入るなり、スーツケースや荷物類をひっくり返されて、自殺に活用できるロープ類や、ケーブル、コード、ハサミや爪切りがすべて棚に置かれた。
その中には腰痛ベルトもあった。
いや、腰痛ベルトでは死ねないだろ。
看護師さん:ズボンにベルトはしてますか?
自分:してません、紐で止めるタイプです(意気揚々)
看護師さん:それも没収かもです。
自分:。。。
任意入院で自らノコノコ入ってきた身なので、しばらくしたあとすべて返された。ハサミと爪切り以外。
後日延長コードをダメ元で買ったが、これもすぐOKされた。OKな人にはとことんOKらしい。
個室を希望して入院したが、最初から病棟は個室ばかりで、ほぼ全員個室を選ぶようだ。一般的な診療科と比べても個室費用は若干安価に設定されている。(2000円台~)
個室にはテーブル付きのキャビネット、ちょうどベッドの高さのローテーブル、シンクが備え付けられていた。高い個室だとトイレがついたりシャワーが付いたりする。
冷蔵庫やテレビ、WiFiは無かったので、楽天モバイルを契約して臨んだ(大正解でした)
その他、コインランドリー、ロビー、浴室(シャワーのみ)など紹介された。
外干しもできるようだが、外干し可能な時間は一律で16時まで。16時を過ぎると鍵も開けてもらえず翌日までそのままらしい。
認められた人は院内外出が可能。一般的には最初の一週間は看護師付き添いらしいが、主治医に喫煙所行きたくて…と伝えたら「自傷他害しないことを約束してくれますか?」という約束のもと、初日から単独院内外出を許可してくれた。
ただし、この院内外出にも一癖あって、午前と午後それぞれ2時間ずつの間でしか外出できない。15時を過ぎたら、もう病棟から出られないのである。
この閉塞感がなんとも…
病院敷地内には屋外喫煙所がある。
院内外出が可能な人は、院内外出可能な時間に限って利用することができる。
タバコ、ライター、携帯灰皿類はすべてナースステーションで預かり、管理表で個数まで管理。
喫煙所の環境は極悪だった。主に利用者のマナーの問題。
ルーフ付き喫煙所は小さくはないが、キャパオーバー気味だった。向かい側には芝生があり、そこで座って、携帯灰皿で喫煙し、後で灰皿に捨てていく人が多数。。。なのだが、
芝生に寝っ転がって寝タバコしたり、眼の前に灰皿があるのに芝生に吸い殻をポイ捨てしたり、側溝の網にわざわざ携帯灰皿の中身ごと捨てたり(灰皿に親殺されたんか?)
環境故か、なんだかタバコがおいしく感じられなかった。
コインランドリーは乾燥機が激弱で3回分回さないと乾き切らない。
風呂場は「大浴場」があるもののシャワーのみ。個室シャワーは何故か保護室の通りにある。どちらも、1回20分という激短設定だが、もともと自分は5分くらいで出ちゃう身なのでさほど問題にはならなかった。
事前申請のもと、院外の外出や外泊も可能。これについては、後日記す「実際の生活編」にでも書こうと思う。
ざっとこんなところか。
実はすでに退院に向けた準備に入っているのだが、ゆっくり書いていこうと思う。
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