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SNSのサービス変更に「思考から直感の時代」への移ろいを思う

Instagramの「いいね」数が表示されなくなって数週間が経った。使用者の賛否はあるようだが、「承認欲求」によるストレス問題を考えると、個人的には賢明な判断(実験段階とのことで解除されるかもしれないけれど)かな、と。とはいえ、ユーザーの投稿意欲の源でもある「いいね」の非表示はInstagram側にしてみれば大きなリスクもともなう決断となる。

そして、Twitterも動いた。

ドーシーCEOは「あらゆる政治広告を世界的に禁止することを決定した」とツイッターに投稿し、政治的なメッセージは「獲得すべきもので、買うべきものではない」と主張した。

売り上げの一部がなくなる判断なので、発表後に株価は1.9%下落したもよう。「損して得取れ」論法でのジャッジだったのだろうから、きっとこれも想定内。長続きできない価値観は排除し、目先の利益には目もくれず。「メディアはいつの時代もこうありたいものよ」と、この英断に拍手。後から転換点と語られる出来事になると思えるくらい、私には感慨深いニュースだった。

これはファッション流通革新の時代の流れの表。私の記憶と体感ベースでも「確かに」と思う。たかがファッション、されどファッション。うつろうファッションのムードは、時代のムードそのものだったりする。

表に準じて考えると、日本がサステナブル経営にシフトするのは2028年ということに!  あまりにも、遅すぎる。けれども、リアル。

先日、noteに書いたトラン・アン・ユン監督が映画を撮る際の心得。「何が真実か? 何が美か?」の通り、これからは「公正さと美意識」が時代のキーワードになるのかな、と。

思考を巡らすよりも直感のほうが答えの精度が上がるという研究も進んでいると聞く。直感で「なんか嫌だな」と思う要素を排除したり、「なんか好き」を大切にしたりする。本能に耳を傾けることが結果的にはサステナブルな価値観へとつながっていくような気がする。


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