テレワークとこれからの住まい方:森元 瑶子(ミサワホーム総合研究所)

ミサワホーム総合研究所の公認noteです。東京都調布市と締結した「空き家予備軍アプロー…

テレワークとこれからの住まい方:森元 瑶子(ミサワホーム総合研究所)

ミサワホーム総合研究所の公認noteです。東京都調布市と締結した「空き家予備軍アプローチ手法構築事業に関する協定」の取り組みの一環で、これからの住まい方、空き家の利活用などに役に立つ情報をご紹介したいと思います。※コメントにはお答えしかねますので、予めご了承ください。

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    • afterコロナのテレワーク:帰省を延長して、ご家族とじっくり話してみませんか?

      首都圏1都3県の緊急事態宣言が延長になりましたが、今後、自由に外出できるようになったら、皆さんはどのような働き方をしたいですか? 今回のコロナの影響で、オンラインの良さも、オフラインの良さも認識されるようになってきました。今後は、仕事にあわせて、自宅か出社か、もしくはそれ以外の場所で働くという選び方が主流になってくるのではないかと考えます。 また、まだ例は少ないかもしれませんが、ご実家など、離れた場所に住むご家族の家も活用されるようになってくるのではないかと思います。

      • テレワーク:使っていない部屋も活用して、仕事にあわせて場所を変えてみませんか?

        今後、定着が見込まれているテレワーク。良い面もたくさんありますが、自宅ならではの課題として「一つの場所で仕事をし続けてしまうこと」があげられます。 例えば1日で行う仕事といっても、高い集中力が求められる作業から、ラフなアイディア出し、軽いメール返信もあれば、慎重にならなくてはならないメールなど様々な種類がありますよね。これを同じ環境で済ますことは、長期的にパフォーマンス向上させるためにベストではないと考えています。 では、どうすれば良いのでしょうか。 私たちは、常に変化す

        • その時々の仕事に適した環境選び

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          テレワーク、同じ部屋で仕事をし続けていませんか?

          私たちは、昨年(2020年)6月、コロナ禍に在宅勤務を実施したオフィスワーカーに対して意識調査を実施しました。そこで明らかになったのが、在宅勤務中、1箇所で仕事をし続ける人が約7割もいることです。 一方で、その時々に合わせて複数の場所を使い分けたいという要望も明らかになりました。 例えば、飛行機の長時間フライト中を想像してみてください。限られたスペースで食事、睡眠、会話、読書や映画鑑賞をしていると思いますが、それは飛行機で移動するため、仕方なくしている方がほとんどではない

          テレワーク、同じ部屋で仕事をし続けていませんか?

          稼働率のアップした住まいでこだわりを実現

          テレワークを導入すると、通勤頻度が減ります。そこで考えられることが、住む場所の見直しです。今まで、職場への通勤時間で選んでいた方も多いと思いますが、そういった固定概念を外せるかもしれません。 居住地への意識変化私たちは、2020年6月、コロナ禍に在宅勤務を実施したオフィスワーカーに対して意識調査を実施しました。そこで、今後の暮らし、住まいやまちに求める要素について考え方や価値観の変化を聞いたところ、約65%もの人が「住む地域として人口が密集した都心部よりも自然豊かな郊外が良

          自由時間を増やすテレワーク

          今年は、住まいでテレワークを長期的に続けている方も多くいます。通勤ストレスから開放された、といった嬉しい声もあれば、思ったようにコミュニケーション出来なかった、家では集中出来ないというマイナスな声も。 テレワークに慣れず、諦めてしまうのは簡単ですが、使いこなすことによる最も大きなメリットの一つと言えるのが「自由時間が手に入ること」です。 通勤に費やしていた時間を計算してみましょう例えば、通勤に往復1時間使っていた方は、1年が52週で週5日働いているとすると、通勤時間は年間

          自己紹介

          初めまして。ミサワホーム総合研究所 フューチャーデザインセンター 市場企画室の森元と申します。私は、テレワークや子育てをはじめとした住まいや暮らしの調査・研究を行っています。 まだ「テレワーク 」という言葉が定着していない2012年頃から、先進オフィスの調査やテレワーカーへのインタビューを行い、2013年にはテレワーク のための個室付きの住宅を提案。以降も継続して研究やテレワーク空間の提案をしてきました。住まいが変われば、色々な境遇で働くことを諦めていた人たちが働きやすくな