見出し画像

小学校受験「失敗しない塾選び」の極意は?難関校合格母がチェックリスト伝授


 小学校受験の塾を決める際、皆さんは何を基準にしてますか?

「家から一番通いやすいから」「知名度が高いから」――。このような理由で選びがちなのですが、これだけで塾を選ぶことには大きなリスクがあります。後ほど「失敗の実例」として紹介しますが、かく言う私も、「合わない塾」を選んでしまい、受験準備中に塾を変えた経験があります。

 塾を探すに当たって一番重要なのは、家庭(お父さん、お母さん)の価値観を可視化し、その価値観に合う塾に通うことです。ただ、わかっていても可視化するのはなかなか難しいものです。

 今回は私が塾選びを成功した際に使用していた【塾選びチェックリスト】をご紹介します。このフォーマットを使えば、ご家庭ごとの優先順位・価値観がハッキリします。早速確認してみましょう。

失敗しない塾選びの3つのステップ
「見学・体験」は必須


上図のようなチェックリストを利用しながら、以下の流れで塾を選んでみるのがおすすめです。

(1)重要度の振り分け
各項目において重要度が高いと思われる項目には「高」、低いと思われる項目には「低」をつける

(2)塾の見学・採点
実際に塾を見学、子どもの体験授業を通して満たしている項目には○、満たしていない項目には×をつける

(3)最終決定
複数の塾を比較し、「重要度が高い項目を満たしている数が多い塾」を選択する

 まずは家庭の価値観を整理し、塾をリストアップしてみましょう。

 気になる塾が見つかったら、説明会・体験授業に参加してみてください。実際に塾へ行き、説明会・体験授業へ参加することは必須です!

私も実際に8つの塾の見学に行きました。実は同じ屋号の塾でも校舎によって中身が異なります。親だけの見学ではなく子どもが実際に体験授業を受けて、先生との相性やクラスの雰囲気を確認することも必要です。

 見学に行くと塾長の先生とお話しする機会は多いかもしれませんが、実際にクラスを担当して教えてくれる先生とも会話をしてみるのが重要です。

 その際は、チェック項目の重要度の高いポイントを確認する質問を投げかけてみましょう。

 実際、超大手は入塾するのにキャンセル待ちの校舎などもあり、生徒募集に困っておらず、説明会に多くの時間を捻出してくれない場合もあります。塾側がどのような姿勢で自分たちと接してくれるのかも含めて、「その塾を選択するか」を見極めてください。

 最初に感じた違和感や疑念は先々まで引きずることになるので、遠慮せず確認することが必須です。

こんな塾の選び方をしたら失敗する!
実例を公開

 かく言う私も、最大手の塾から個人塾へ塾を変更しました。

 最初に大手塾を選んだ理由は「志望校の合格者が多く大手の人気塾なので合格させてもらえるだろう」という、今思えばなんとも安直な考えでした。

 説明会に参加し、個別で先生ともお話ししてから入塾をしたのですが、実は少しだけ“引っかかり”がありました。

 個別で先生の説明を聞いた際に、超人気校で生徒募集に困っていないこともあったのか、先生がどこか冷たい感じで距離感があったのです。

 いざ通塾してみると、やはりいくつか価値観と合わないポイントが出てきてしまいました。

・母子共に毎回「小学校受験当日と同様の服装での通塾(塾の規定)」がしんどかった
・先生に悩みを気軽に相談できなかった
・専業主婦で富裕層の方が多く、疎外感があった
・子どもの個々の個性をあまり見ていないと感じた

 このあたりが私の価値観と相違していたポイントでした。

 アットホームな個人塾へと変更し、結果として難関校から合格をいただくことができました。

 もちろん、大手は情報量も多くメリットを享受できるポイントが多々あります。大手がダメ、というわけではありません。

 ただ、どの塾を選ぶかは、そしてどんな塾がわが子に合うのかは、家庭の価値観によって異なることを痛感しました。

 わが家の場合は、勇気を出して「受験準備の途中で塾を変更する」という選択をして良かったです。

 塾の規模にかかわらず、もし入塾してみて「違うな」と思った時は、積極的に変更する判断もアリですよ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?