見出し画像

【クリエイティブ ジャパン】 お菓子に感じる日本の発想力

 日本の商品開発力って素晴らしいなと思います。
独自性があって、絶えず目新しい商品が出てくる。

 何に感じるかというと、製品のお菓子。今回はパティスリーのお菓子ではなくスーパーで販売されているお菓子について。フランスと比べて感じることを書いてみます。
 

ラインナップが変わらないフランスのお菓子

 スーパーに行くと、クッキーやチョコレート、キャンディーなど品数は多くあります。20年フランスに住んでいますが、フランスのお菓子っていつもあまり変わらないな。

 クッキーもチョコチップが入っているとか多少の違いはあっても独自性のある商品がないのです。

 この写真で伝わるでしょうか。同じようなクッキーがたくさん並んでいる様子が。メーカー独自の特徴的な商品が少ないと感じます。

 それはパン屋さんにも感じること。クロワッサンやパン オ ショコラなどどこに行ってもそんなにラインナップが変わらないのです。日本だとパン屋さんによって独自の品揃えがあるのに。例えば明太パンとか。生クリームといちごをサンドしたメロンパンとか。

日本のお菓子大好き

 子どもが大きくなってきて、自分でいろんな情報を取り入れるようになったせいで、日本のお菓子をたくさん知るようになりました。最近は「あれが食べたい」と言って自分でお店の名前を言ってリクエスト。パリにも日本のお菓子が売っているお店がいくつかあるのです。前は私が買って来たり、日本の家族が送ってくれるものばかり食べていたのに。

 フランスでは甘いものは、クッキー、チョコレート、キャンディー。しょぱいものは ポテトチップスとバリエーションが少ないです。

 日本だったら クッキーでも、「こあらのマーチ」や「たけのこの里」と形が面白かったり、しょっぱいものはおせんべい、コーンスナック、同じポテト系でも「じゃがりこ」とか たくさんあるのに。

チョコレート、キャンディーが豊富

 フランスで豊富だなと感じるのは板チョコのバリエーションですね。ナッツ入り、ティラミス、マカロンと独自のものが豊富。面白いけど私は買わないですけどね。シンプルな板チョコが好き、たまに買うのはヘーゼルナッツ入りのかな。

 グミキャンディーも、種類が豊富ですね。いろんな形、すっぱいパウダーつきのものなど。ドイツのメーカーHARIBOがスーパーでは幅を効かせています。こちらはたくさん形があります。

パリの駄菓子屋さん

 フランスで駄菓子屋さんを見かけないのですが。最近中学生の娘が学校帰りに寄っているお店の駄菓子コーナーが日本のに近いことを知りました。

ラムネもあった!

 トップ画像はパリにあるスウェーデンのおしゃれ駄菓子屋さん、というよりキャンディー ショップ。上部の画像は学校近くのお店。一見よくある商店なのですが、中に入ると子どもたちが喜びそうなものが売っています。スーパーにあるものとも違います。「メイド イン どこ?」っていうものがたくさん。
 買ってみました。お値段もおしゃれなところより断然お手頃。中学生が気軽に買える価格です。

 お店構えもこんなに庶民的。

日本の商品開発力

 日本の商品開発力って素晴らしいなとお菓子を見ていて感じます。あめひとつ取っても、味が繊細でリアルな果汁に近いなと。フランスのものよりもおいしい。例えば「うまい棒」もたーくさんの味があってどれも細かく味を研究してる感じがする。「ポッキー」に季節の味があったりするのも、売れ筋に柔軟に製造しているなと。ロングセラーもたくさんあるけど、新しいものも絶えず出てくる印象。

 あと独自性。あめに冷たいものがあったり。こんがりしたチョコレートがあったり。自分でキットの粉を混ぜて和菓子やハンバーガー、ピザなどを作るものがあったり。フランスにはないようなものがたくさんあります。

 そう。長くフランスのお菓子を見ている私からすると、日本のお菓子ってクリエイティブ。

  普段はナチュラルなものを買いたいと思っているから、粉のものとか、添加物が多いものは控えたいんですけどね。

コンビニに連れて行きたい

 今回はメーカー名や商品名まで出してしまいました。書かないとちょっとイメージしづらいかな、と思ったので。

 フランスの人を日本のコンビニに連れて行きたいなーと思ってしまいます。常に新商品があって、ケーキなどのスイーツも豊富。目移りするだろうな。

 日本の発想の豊かさがお菓子に詰まってる。

 うちの娘たちが日本で行きたいところは駄菓子屋さん。久々に帰って子どもと一緒にわくわくしたいです。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?