近藤陽子

フランス暮らし 想うこと パリ在住20年 コートジボワールのカカオを使ったチョコレートafrinote、お休み中。   関心 : 犠牲・差別、マイノリティー、日仏相違  1973年淡路島生まれ

近藤陽子

フランス暮らし 想うこと パリ在住20年 コートジボワールのカカオを使ったチョコレートafrinote、お休み中。   関心 : 犠牲・差別、マイノリティー、日仏相違  1973年淡路島生まれ

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出会いは 自分が光を見つけること

「出会う」というと、二人が同時に知り合うイメージ。 だけど、よく考えてみると ちょっと違うと私は思います。 「出会い」。それは「いい出会い」のことを指す。 「いい出会いだった」 とは言うけれど 「悪い出会いだった」 とは言わない。 「出会い」を自分なりに、捉えてみます。 知り合う例えば同級生。 出会いはクラスが同じになった時。 でもただの同級生だけでは、「出会った」とは言わない。特別な一人のことを指して「君と出会った」となると思う。 「出会い」は どちらかが

    • 毎日書く生活を続けるために

       日々、書いていたいんだなーと思いながら、ここ3年ぐらい過ごしてます。 自分の体力や家族との関わりの中で、毎日書くのはたいへんだなーと思うこともあります。  主に子どもの成長と共に自分の生活リズムが変わったりするので、今の時点でどう日々を過ごしているか書いておこうと思います。 体力の壁  元々は体力に自信がある方なのに、やっぱりだんだん思うように体が動かなくなっていると感じます。特に早寝早起きなので、夜に弱く すぐ眠くなってしまいます。   いつも夜に詩を書いているので

      • 愚痴ること

         いろんな気持ちを吐き出せる場所。そんな場所が私には必要だなと思います。それがこのnoteであり、Xであり。だけど ただやみくもに書いてもいいとは思ってなくて、自分なりの基準もって書いています。そんなことを今回は書いてみようと思います。    愚痴  たまには愚痴を言いたい時があります。アパルトマンの大家さんに不当に家賃を値上げされそうになった時など。こういう時は吐き出したいのと、フランスではこんなこともあるよと言いたい気持ちと。ちゃんと外国人だからってナメられないよう抗

        • 【詩】 じゃがいもを植える

          ちょっと穴を掘って その上にじゃがいもを置いて 隠れるくらいに土をかけて ちょっとってどのくらい? 自分のことはほとんど話さなかった日に じゃがいものことには身を乗り出した このくらい そんなに聞いてくれるなんて うれしい 電車の席に並んで座った 友人が楽しげに話す 葉っぱがどんどん伸びて 大きくなって 一つのじゃがいもから たくさんのじゃがいもができた 食べてみたら おーいしかった キッチンのじゃがいもに 芽が出たら植えよう わたしが水をあげるからね お母さんはあげ

        • 固定された記事

        出会いは 自分が光を見つけること

          日本の人に見られない

           先日、旧正月がありました。フランスでも中華圏の春節(旧正月)はたいぶ浸透していて、去年は学校給食に中華料理が出されたそうです(今年は冬季休暇と旧正月が重なっていたせいか、なかった)。毎年 旧正月にはなんとも言えない気分になることがあり、今年もやはり。この時期の終盤にはうまく身構えることができるようになって、対処にも少し慣れるのですが。  今回は、旧正月にまつわる、さらに常にどう対応していいか悩むことについて書いてみます。 アジアの圧倒的マジョリティ  コロナ以前よりも

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          もっと仲良くなれる方を選ぶ

           あんまり気にしてなかったのだけれど、フレンドリーで たくさん人とコミュニケーションを取ってる友だちと考えを交換してるうちに。 「あれ、私は人と交わることをサボってる?」 って気になってきました。  日々は選択の連続。今回は自分の行動を改めようと思った話です。 一人の時間を重視し過ぎる  職場に早めに着いて、お茶を飲みながらSNSの通知をチェックします。この時間くらいしか落ち着いてチェックできないから私には大事な時間。せっかく知っている人がいてもチェックすることを重視し

          もっと仲良くなれる方を選ぶ

          罰とご褒美じゃない動機づけを考えたい

          「22時より前に寝室に入ってないと、朝起こさないからね」 「水筒を出すのを忘れたら、お母さんは洗わないから自分で洗ってね」  私はこんなふうに「○○しなかったら、罰としてこうだからね」のようなことを子どもによく言ってるらしいです。「らしい」というのは自分で気づいた訳じゃないから。  今回は「なんでこういう発想になるのかな」ってところを掘り下げてみたいと思います。 アメとムチの発想  先に書いたのはムチの発想。考えてみると逆の場合もあります。朝7時までに起きたらシールを

          罰とご褒美じゃない動機づけを考えたい

          【お店に入る時の目線を観察】 あいさつ以前に目を見てる

           人の目の動きが気になります。お店に入る時、フランスだと たいてい「Bonjour!」とお店の人の目を見てあいさつをする。アジアからの人がお店に入る時は、多くの人が目を合わせないように入っていく。あいさつ以前に目の動きが大切だな、と気づいた話です。   人がお店に入る時に、どんな目をするかを観察して、各国で異なった傾向があると思いました。   普段からいろんな人と「どんなふうに目が合うか」には敏感な方だと思います。9月、10月と、職場でいつもとは違う場所にいることが多かった

          【お店に入る時の目線を観察】 あいさつ以前に目を見てる

          【おだやかさへの憧れ】 書いて表現する自分と実際の自分

           最近おだやかでいることに憧れています。文章を書く時はおだやかな感じで書けていると思うのですが、実際に話す時ってそうでもなかったりして。  今回は、なんでそんなことを考えたかについて書いてみます。 文面から感じ取る人柄  SNSを見ていると、その人の人柄ってにじみ出てるなと思います。職場の仲間よりも、会ったことのないSNSの人の方が、人柄や家族のことなど知っているなと感じることもあります。それだけ文面には人柄が出る。会ってみると全然違ったということも、もちろん多々あると

          【おだやかさへの憧れ】 書いて表現する自分と実際の自分

          【ビーチと漁港】 南仏セット(Sète)、何度も訪れる理由

           今回の夏休みは南仏のセット(Sète 日本語ではセートと表記されることも)に行ってきました。  夏に海に行くと ビーチと街、両方に滞在して楽しむことになってるな、近年は。  今回は写真を多めに載せながら ふり返ります。 ビーチと街 両方の魅力  セットに行くのは今回で4回め。知っている人がいないのに、帰省するような気分で向かいます。コロナ禍で行けなかったり、予約が取れなかったり、3年間行けなかったので 今回はとても楽しみでした。フランス内でこんなに何度も訪れた場所は

          【ビーチと漁港】 南仏セット(Sète)、何度も訪れる理由

          「待ち遠しい」が終わる、旅に出る

           夏が始まる前の高まる気持ち。初夏のさっぱりした響き。旅に出る前が日々の中で最も機嫌がいい。「夏」も「夏休み」も言葉にするのが好きでたくさん使ってしまう。こんなふうに 季節を意識することを他の季節よりもいっそう強く感じるので、やっぱり夏が好きなんだなーと思います。  そして旅に出たら、やっとここまでたどり着いた気持ちと もうあの出発前のワクワクが終わってしまったんだとさびしい気持ちにもなります。始まったばかりなのに。  旅の前、約束の前、予約したレストランに行く前、こんな

          「待ち遠しい」が終わる、旅に出る

          【睡眠リズムを改善する】 それにまつわる周辺整備

           時々書いている 「生活リズムを整えること」に関してです。最近、同じリズムで生活しているつもりなのに 夕方から夜にかけて深く眠ってしまいます。最初は15分程度だったのに、それが30分、1時間。ひどい時には2時間ー3時間になることもあります。    「これはマズい!」と思い、あれこれ試していることを今回は書いてみます。 クリスティアーノ ロナウドの睡眠  以前に規則的に過ごすことが好きで生活リズムに気をつけていることを書きました。  今回、最も著名なサッカー選手の一人、ク

          【睡眠リズムを改善する】 それにまつわる周辺整備

          残る言葉、見えなくなる言葉

           Twitterに書いて数日経つと見えなくなる言葉。  何年経っても古くならず 読み継がれる言葉。  著名な人の言葉ではなくとも、同じ自分の言葉として書いているのに、例えばそれを詩にすると「作品」と呼ばれることがあったりするから不思議。  書き方によって、言葉は後々まで残ったり すぐに見えなくなってしまったりするなぁ、と思ったことを書いてみます。 どっちも書いてるから思うこと  思ったことを書くツイートも詩も、どちらも書いてて感じることがあります。  日々過ごす中で思

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          【スニーカー選びに困る】 人と地球にやさしいものを

           スニーカーを買い換えようと思いました。20分の徒歩通勤に耐えられるしっかりしたスニーカーが必要なんです。だけど、どれにしようかと考えた時に選択肢が少ないので困りました。  今回はサスティナビリティーを考えた時に、「スニーカーって意外と困るシロモノだよな」と思った話です。 Mode Responsable (責任のあるファッション)  そこまで浸透してる言葉だとはいい切れないけれど、「Mode Responsable(責任のあるファッション)」という表現があります。直訳

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          顔がわかると苦情を言われなくなった

           先日、同じアパルトマンの住人さん同士でご近所パーティーがありました。フランスではこの時期によく行われているもので「Fête des Voisins(フェット デ ヴォワザン)」と呼ばれています(fêteはパーティー、voisinは近所の人)。  以前別のところに住んでいた時もこのFêtes des Voisinsがありました。それ以降、ご近所さんの態度がガラッと変わったことがあります。今回はその体験を書いてみます。 フランスの風習   渡仏して以来、このFêtes d

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          習慣を引きずっている

           以前と比べて友だちと会う機会が減ったなーと思います。子どもの春休み(イースター休み)にはやっと一緒に出かけられたけど。  これって、コロナ禍のなごりかなって、ふと思いました。  フランスでは外出禁止令が出ていて、職場も閉まっていたあの頃。あの時の生活習慣が今も影響してること、少なからずあるように思います。  稀に感染した話は聞くものの、今 フランスではすっかり日常に戻った感のある日々です。日本でもコロナが「5類」に移行したということで、ちょっと生活スタイルがあの時を引

          習慣を引きずっている