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未来はみないで?「限りある時間の使い方」を読んで

色んな方が読んでいて、気になっていた本。

タイムマネジメントは「できない」。

それを受け入れて、限られた時間の中で、自分ができることだけをやろう、という話(たぶん)。

みんな現実を直視するのが怖くて、それを避けるために「生産性」や「タイムマネジメント」にしがみついている。

でも、今を犠牲にしつづけると、大事なものを失ってしまう。
今を生きることができなくなり、未来のことしか考えられなくなる。

「何もかもはできない」と認める。
何に集中し、何をやらないか。
現実をありのままに見つめよう、という内容でした。

以下面白かった箇所紹介。

✅楽しみにしていたことが楽しくない理由

著者はカナダの町を訪れた。 
その日のオーロラは、地元の人たちも息をのむほど見事なものだったらしい。

信じがたいほど残念な考えが頭に浮かんだ。本物のオーロラを目の前にして、僕はこう思ったのだ。
「ああ、これ、スクリーンセーバーで見たやつだ」

「今この時を最大限に味わおう」という思いは、行きすぎると経験そのものを覆い隠してしまう、という例。

今を生きるとは、今ここから逃れられないという事実を、ただ静かに受け入れることなのかもしれない。

✅余暇を無駄にしない唯一の方法

それは、余暇を「無駄に」過ごすこと。

何の役にも立たないことに時間を使い、その体験を純粋に楽しむこと。将来に備えて自分を高めるのではなく、ただ何もしないで休むこと。

余暇を有意義に過ごそうとすると、余暇が義務みたいになってくる。
それでは仕事とまるで変わらない。

✅不快感をそのまま受け入れる

重要なことをやり遂げるためには、思い通りにならない現実に向き合うしかない。
解決策がない、という事実こそが、ある意味で解決策。
苦痛や退屈を否定せず、今起こっていることをそのまま受け入れると、苦しみはふいに軽くなる(本当?)

感想

今起こっていることをそのまま受け入れる…

言ってることは分かったけど、そんな僧侶みたいなこと、できるんですかね?🤔

オーロラのくだりは「そういうこと、あるよねー」と、笑ってしまいました。
旅先で名所を見ても、だいたいそんな反応になってしまいます。笑
「なんて残念な奴なんだろう」と思ってたけど、静かに受け入れればいいんですね。スッ。←受け入れた音

そして有給休暇を取ると「平日を有意義に過ごさねば!」と意気込んでしまう。あるある。
余暇が「義務」になってしまう。
これはアカン。

…よし!

次の有給休暇、無駄に過ごすぞー!

(意気込んでる時点で間違ってる気がする…。)

ではまた!

<あとがき>
「未来はみないで」というイエモンの曲があります。
曲のタイトルをみた時、未来は見るものなんじゃないの?🤔と思っていたんですが…

(1番サビ)
未来は見ないで
そんな不確かな言葉に隠れて
迷子になったりして
不確かな「未来」なんか見てると、「今」迷子になるよってこと?

(2番サビ)
未来は見ないで
今はここにいて
→今ここ…マインドフルネス??

吉井さん、天才か???

今日も読んでいただき、ありがとうございました。

▼「未来はみないで」はこちら。


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