「もしあれだったら」という謎の枕詞。
みなさんは、聞いたことがあるだろうか。
「もしあれだったら」
という、謎の枕詞を。
実際の使い方はこんな感じ。↓
先日も、
と言って、会社でお菓子の箱を手渡された。
要は
「お菓子配っといて」という話。
それに対して
「もしあれだったら、配膳ロボットを活用したらいいのでは?」
と言いそうになったが、あいにく社内には配膳ロボットがいない。
配膳ロボットって、種類によると思うんだけど
表情あるし、ごきげんな音楽が流れたりもする。
無愛想な人間より、よっぽど適していると思うんだけどな。
適材適所って言葉がある通り、人にもロボットにも向き不向きがあると思うんよね。
…
で、なんだっけ。
もしあれだったら、という枕詞ね。
なんだろう。
言いにくい要件の頭につけることで、柔らかくする効果があるんだろうか?
①「お菓子、配っといてくれる?」
②もしあれだったら、お菓子配っといてくれる?」
どっちがいい?
私だったら、言われるのも言うのも①がいい。
だって、もしあれだったら、の意味が分からないから。
意味が分からない言葉は、口にしたくない。
”あれ”とは?
「もし負担じゃなかったら」
「もし可能だったら」
みたいな意味かな?
たぶんそうよね?
調べてみたら、これ!といったアンサーはなかったけど
言いにくいことをぼかした表現
なのでは?との意見が載っていた。
なるほどね。
なんで日本語ってこう、ぼかしたがるんだろうね。
たしかに
「歯に青のりついてるよ」とかは言いにくい。
そういう時は
「もしあれだったら、口内を鏡で見てみます?」
とか言えばいいんだろうか。
それだったら
「ちょっと言いにくいんですが、青のりついてます(コソッ)」
の方が誠実な感じがするかな。
うん。
日本語って、ちょっと面倒くさいな〜。
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