「ねじねじ」する人。
カフェのレジに並んでいた時のこと。
前に並んでいた女性、髪をねじねじ。
毛先にパーマがかかっていて、それのコンディションが気になるらしい。
ねじねじ。
ねじねじ。
長いネイルの指先で、ねじねじねじ。
その行為が気になりすぎて、しばらく見つめる。
「あ、PayPayで」
とスマホを差し出しながらも、ねじねじ。
少なくとも、30ねじねじはしていた。
そのくらい、「ねじる」という行為は魅力的なのだろう。
…
カールしているから、ねじねじする。
ちなみに私はストレートヘアなので、ねじねじはしない。
これは、何なんだろう?
「ねじねじ」できる素材があると、人は「ねじねじ」したくなるものなんだろうか?
******
先日、パン屋に行った時のこと。
「これがいい!」
と娘が選んだのは、ねじりドーナツ。
パン生地、ねじりやすい。
だから、ねじりたくなってしまった結果が「ねじりドーナツ」なのかもしれない。
あとは、「ねじねじ」と聞いて思い浮かぶのは
中尾彬。
あれもストールという素材がねじねじしやすいがゆえの行為なのかもしれない。
いや、本当だろうか?
ねじねじしやすいから、ねじる。
あまりに安易ではないだろうか?
…
ねじねじされた対象物を振り返ってみる。
カールされた髪。
ドーナツ。
中尾彬のストール。
これらの共通点は、なんだろう?
どれも、ねじったことによって
「強度」が強くなっているのではないだろうか?
ドーナツは食べごたえがあるだろうし、ストールも強度が増している気がする。
そういえば、濡れた雑巾をしぼると固くなる。
これも「ねじねじ」の一種な気がする。
…
ということは?
強度を増したいものがあれば、「ねじねじ」すればよいのではないか?
たとえば
綱引きの綱、あれは「ねじねじ」された結果っぽい。強度バッチリだもんね。
あとは、ねじねじとは多少異なるかもだけど
三つ編みも似たようなものかも。
髪を三つ編みにすると、強度は高まる。
高めてどうするの?という質問は受け付けていない。
******
ということで、髪をねじねじしていた女性。
彼女は、強くなりたかったのかもしれない。
カールヘアに、自らねじねじを加えることで、強さを誇示していたのかもしれない。
そんなわけないだろ、という声が聞こえてきそう。
勢いだけでここまで書いてきたのだから、結論なんてあってないようなもの。
…
でも、「強くなりたい」と思った時、
試しに何かをねじってみるのは悪くないかもしれない。
そう。
信じるか信じないかは、あなた次第。
▼「ねじりドーナツ」で検索したら出てきた。
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