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ページングってなんだ?

ページをめくる進行形?笑
え、なになに?

ページング。
それはコーチングの用語らしく、この本で出てきてはじめて知った言葉。

ちなみにこの本は、コーチングを生業としている著者が、自身の子育てに適用してみた体験談が載っているもの。

コーチングは、ティーチングとは違って
「答えを与える」のではなく「答えを創り出す」サポートを指すようです。ほほう。

「子育てコーチングの教科書」
タイトルだけみると、正直ちょっとギョッとしてしまうのですが…
(”THE子育て本”みたいなものが、個人的にはあまり好きではない)
”教科書”と称しているものの、偉そうな感じは一切なく、ゆるいエピソードが載ってて気楽に読めます。

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で、ページングとは?

下記のようなスキルを指すそう。

【ページング】
相手の言うことや気持ちを受け止める、
もしそれが自分にとっては都合の悪いものであったとしても、できるだけの忍耐と思いやりを動員してしっかり受け止めるスキルのこと。

書籍より引用

これだけ聞くと、できる人間はもちろんいるだろうけど、一般人にはなかなか難しそうだよなあと。

でも、例え話を聞いて、それなら分かるかもと思ったのです。

どんな話か?というと

例えば…
自分が誰かを殴りたくなった
→それを誰かに話して、途中で否定されたり、正論を言われたりしたら、その気持ちは減ったりなくなったりすることはないと。
うん、確かに。

でも…

もし誰かが
「そうか、そういう気持ちなんだねえ」と私の気持ちを、気持ちのグラム数そのままの重さで、同じように感じて理解してくれたとしたら、どんなに救われるでしょう。

書籍より引用

確かにそうだなあと。
で、認めてもらえたら、殴りたい気持ちも少し落ち着くだろうし、なんならそんな気持ちは消える可能性すらある。

人は「殴りたい」などいろいろなことを頭の中で思うもの。
で、思ったことを持ち続けるのが重いとき、
誰かに話し受け止めてもらうことで初めて、正しい判断、中立的な判断に自分から戻っていける
と書かれてました。

で、これって「noteに書くこと」も同じなんじゃないかと。

例えば、自分がモヤモヤしたものについて書く。
その思いを、noteという場所に受け止めてもらう。

書いてる途中で否定してくる人や正論を言ってくる人はいないので、心理的安全性は高い(笑)
noteは何も言わずに受け止めてくれる。

で、書くことで
「あれ?大したことなかったな?」
「視野狭窄だったかも?」
なとど、冷静な判断ができることってありますよね。

これって、noteという場所を使って
「一人ページング」をやっている感じなのかなと。
…そんな言葉があるのかどうかは知らんけど。

まぁなんだ、そんなことに気がついたという話です。

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で、なんでTOP画がちびまる子ちゃんの友蔵なんだ?
と思ってるそこのあなた。

はい、大変お待たせしました。(←待ってない)

この本に、友蔵のページングってじーんとするよね、という話が載ってて「たしかに〜」と思ったので、引用します。

※ちびまる子ちゃん4コマ漫画より
絵をイメージしながらどうぞ。

まる子「今日は富士山がよく見えるねえ、立派だねえ」
友蔵「立派だねえ」

まる子「富士山がだらしない日なんて一回もないもんね」
友蔵「ああ、そういう人になりたいのう」

まる子「ムリだねえ」
友蔵「ムリじゃのう」

どうですか?
2人が遠くを見て、うなずきあっている絵が浮かんできませんか?

要はこれって”オウム返し”なんでしょうが、
友蔵は「オウム返ししよう」とか「ページングしよう」とかそんなことは考えていない。

まる子が好きで、まる子の話を聞いていたら、自然とそうなっただけなんだろうなと。

個人的には、過度なオウム返しをする人が苦手なんですが…

友蔵のそれは、心からそう思ってやってるんだろうなと分かるので、いいなあと。

友蔵みたいに、自然にいい感じで話を聞けるようになりたいなあ。


ということで
「ページング」についての話でした。

ちなみにKindleUnlimited対象本なので、気になる方ぜひ読んでみてねー。

〈あとがき〉
コーチングというものが気になってはいるのですが、「コーチングを受けたら無意識に泣いていた」みたいなエピソードを見聞きすると、「ほんまかいなw」とちょっと疑いの眼差しを向けてしまいます。なんだろう、ちょっとスピリチュアル系ぽいイメージもあったり。あ、偏見なのは承知の上でつぶやいています。でも気になる存在、それがコーチング。
今日もありがとうございました。


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