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パワハラ対策の取組例

 おはようございます。弁護士の檜山洋子です。

 今日も良い天気ですね。
 昨日は、ちょっと外出しただけで、時計と指輪の跡がくっきりと残るくらい日焼けしてしまったので、今日は日傘を忘れずに持って出ようと思います。

 さて、この4月から中小企業もパワハラ防止対策を取ることが義務付けられたのですが、どうすればいいのかわからないという会社もあると思います。

 そんな時は、厚生労働省から出されているマニュアルを参考にしてみましょう。

パワーハラスメント対策導入マニュアル(第4版)

 厚生労働省のハラスメント対策総合情報サイトである「あかるい職場応援団」では、ハラスメント関係の資料をダウンロードできます。

 そこに、「パワーハラスメント対策導入マニュアル(第4版)」があげられています。

 このマニュアルの中には、パワーハラスメント対策の基本的枠組みの構築手順の説明があり、個々の企業において、パワーハラスメント対策の基本的な枠組みを構築するためには、以下の7つの取組を実施するとよいとされています。

【予防するために】
① トップのメッセージ
 組織のトップが、職場のパワーハラスメントは職場からなくすべき
であることを明確に示す
② ルールを決める
  就業規則に関係規定を設ける、労使協定を締結する
  予防・解決についての方針やガイドラインを作成する
③ 実態を把握する
  従業員アンケートを実施する
④ 教育する
  研修を実施する
⑤ 周知する
  組織の方針や取組について周知・啓発を実施する

【解決するために】
⑥ 相談や解決の場を設置する
  企業内・外に相談窓口を設置する、職場の対応責任者を決める
  外部専門家と連携する
⑦ 再発防止のための取組
  行為者に対する再発防止研修等を行う

職場のパワーハラスメント対策取組好事例集

 少し前の事例集で、しかも少々大企業の事例が多いのですが、「職場のパワーハラスメント対策取組好事例集」には、具体的な会社の取組事例が掲載されています。

 あかるい職場応援団のサイトでは、「他の企業はどうしてる?」というページで、職場のパワーハラスメント対策に取り組む企業へのインタビュー記事も掲載されています。
 インタビュー形式なのでとても読みやすく、参考になります。

 ぜひ他の会社の取組内容を参考にして、自社でできることを考えてみてください。

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