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「推し活」の落とし穴

推し活って、1人でじんわり楽しむのもいいけれど、時々、仲間たちとわーきゃー言って騒ぎたいな、って思います。
やっぱり気持ちを分かち合うことはすごく大事。いろんな人たちの気持ちを聞いて共感したり、そこはちょっと自分と違う〜と思いを披露したりして。
ファンクラブで出会った人たちなどはベストの仲間。今ではTwitterなど出会いが無限に広がっています。私のイチ推しの佐藤健さんなんて、周辺にハマっている人はあまりいないし、ファンクラブもないから、Twitterが多いかな。

もちろん楽しい。
けれど、Twitterでも人間関係は存在します。
本名も顔も知らない相手だからこそ、礼儀を尽くし、思いやりを持ち合えないと、悲しいけれど不幸がやってきちゃいます。
私自身、今のところ巻き込まれたことはないけれど、それなりの「出来事」が起こっているみたい。人が集まると、そりゃ、何かは起こるんだろうな…と。

こういったこととは別に、さまざまな推し活歴だけは長い私が思う落とし穴のひとつは、集団でファン心理が加速することです。
自分が楽しいと思える加速なら乗ればいいけれど、必ずしもそうとは限らない。仕事も家庭も、そのほか諸々ある人生を送っていると、いつも同じコンディションではいられない。もちろん、「みんな」が盛り上がっていることと自分の気持ちやテンションが違うことだってある。「推し」ならなんでも大好き!ということばかりでもありませんよね。

心身に余裕がない時、「みんな」と気持ちが違う時、その集団は大きなストレスになってしまうと思うんです。

集団だからこそ、自分を持とう。いつも「みんな」と一緒でなくていい。時には「みんな」から離れる勇気を持たないと、自分を見失ってしまう気がします。
大事なのは「みんな」と一緒であることよりも、自分の人生。そして、「みんな」ではなく、意見が違っても余裕がなくても話ができる特定の「この人」の方が大切なんです。

ストレスや悩みを抱えてしまうのは、もはや推し活ではありません。幸せに生きるための推し活なのに、推しにまでストレスを感じてしまうことにだってなりかねないと思います。姿の見えない集団に飲まれないように、自分自身が心地いい、ちょうどいい「推し活」ができて、その機微を分かってくれる仲間がほんの少しいてくれればそれでいいな、って私は思っています。

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