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『好き』を仕事にできるまで

最近インスタのDMで、『バイヤーってまだやっていますか?』というメッセージを時々いただく。

私、なんの人だと思われてんだろう・・・。

バイヤー、ブロガー、ユーチューバー、コンサルタント、まあ肩書きなんてなんでもいいや。

むしろ来年の今頃は、この肩書きがもっと増えていたって良いとさえ思う。


仕事ってそもそも何?とふと考えてみた。


私はもともとフリーランスになるまでは、美容師をやっていた。

子供の時から飽きっぽくて、興味をもつのは良いが飽きてすぐやめる性格だった私は、18歳という高校卒業する年頃になっても自分のやりたいことがなんなのかわからなかった。


とりあえず田舎を出て東京に行きたいという意思だけはあったので、手っ取り早く大学受験をし、大学生になった。

その大学もやめ、美容師になった経緯は割愛するとして、私が美容師になったきっかけは、親の影響が強い。

母方の実家が床屋で、母ももともと美容系の仕事をしていたし、父方の親戚にも美容師がいて、世間知らず、自我の芽生えも遅かった私にとって身近に感じられて職業として現実味があった。


そこから20年近く美容師として、お金を稼げるようになった私は、結婚して美容師を休業し、インターネットビジネスの世界に足を踏み入れた。

理由は、将来を考えた時に、自分の好きなライフスタイルを送るイメージと美容師という職業がリンクしなかったからだ。

もともと20年やってきたから、美容師という職業が嫌いなわけではないけど、特に好きでもなかった。


いつしか『好きを仕事に』の模索が始まった。


漠然としたものだったけど、私の目的は理想のライフスタイルの確率だった。

私の理想のライフスタイルは、場所や金や時間に縛られず、自分の好きをつらぬくことだ。


仕事はそのための手段でしかない。


ただ、私たちの生活の中で仕事がしめる割合いは大きいから、自由が欲しければ、好きなことを仕事に、と考えることは自然なことなんだけれども、好きなことを仕事にってそんなに簡単なことではない。

そもそも好きという自分の中の価値観は、年齢や環境でも変化していくものだと思うし。


私の今の収入源はバイヤー業なのだが、情報発信も同時にしていて、こんな風に文章を書いたり、Youtubeで発信したりしている。

だから最近私のSNS発信を見た方から『バイヤーやってるの?』って聞かれるのかもしれない。

正直、バイヤー業は、今の自由なライフスタイルを維持するための手段なので、あまり声高に自分がバイヤーをやっているとは言っていない。

私の仕事に対するスタンスは、好きだからやるというよりは、仕事は自分の好きなライフスタイルを守るための手段という意識でいる。


飽きっぽい私が、美容師を20年続けれたのも、一人前になってから働き方をフリーランス美容師に変えたからだと思う。

もし1個の会社に所属して、何も変化のない日常で淡々と働くことは私にはできなかっただろう。


先の話をすると、私の理想は、食べていくための仕事、ライスワークから、自分の生き方を活かせる仕事、ライフワークにシフトしたい。

今は、ライスワークでも、時間に自由があるからそんなに悪くはないけれど、やっぱりその先にある生き方自体が仕事になるっていうのが、私の目標でもあるのだ。

そのために必要な時間を確保するための働き方、つまり仕事を自分の好きなライフスタイルを叶えるための手段としてとらえたらいいと思っている。


仕事をする上で、肩書き、生活の安定、補償、とか一般的には気にされる部分はいろいろあるけれど、私の中で明確なのは、何よりも自分のやりたいことをできる環境を優先したいということ。


私にとっての生活が豊かさとはそういうことだと感じている。

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