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2021卒就活経験者に聞いてみた!#1-4『正しく自分をアピールしよう!~ES編~』

就職活動が解禁され、本格的に動き出す時期が来ました。就活生の皆さん、いかがお過ごしでしょうか。志望先がはっきりとして、迷わず就職活動を進められている人もいれば、自分の進路に不安を感じながら就職活動に取り組んでいる人もいるのではないでしょうか。

さて、今回は内定の合否に直接かかわってくる最初のステップであるES(エントリーシート)の書き方について、今回もCOGOO学生運営のYさんにインタビューしたいと思います。

学生Yさんのプロフィール

就職に直結するスキルを学ぶことはない芸術分野専攻の学生。部活動はトライアスロン部に所属し、アルバイトはフィットネスインストラクターとCOGOO運営。部活が夏まで忙しかったため、秋ごろから就活を開始し、最終的に第一志望の企業に内定。受けた企業はすべて最終選考まで残っていたが、最初に第一志望の企業から内定が出たため、最終選考を受ける前に辞退した。受けた業界は自動車、服飾、SC開発の3つから合計10社。

ヨココグマ(以下、ヨ)「それでは今回もよろしくお願いします。ついに就活本格始動! という感じですね。」
学生Yさん(以下、Y)「よろしくお願いします。そうですね。ESは最終選考まで面接官の手元に自分のことを知ってもらう基本の資料として残ることが多いので、しっかりと時間をかけて攻略していきましょう。」

(1) ESはとにかく分かりやすく

「ESを書く上で最も重要なことは何でしょうか?」
Y「最も重要なのは、分かりやすく、正確に自分の考えを伝えられる文章を書くことです。すごく当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、これが意外と難しいことなんです。」

「なるほど。そのためには、どのようなことをすればよいでしょうか?」
Y「主に2つのことに注力すればよいと思います。1つ目は文章に用いる単語一つ一つの意味を、自分の中で明確にしておくことです。例えばESに『お客様の喜び』という言葉を用いる際には、『お客様』とは一体どのような人なのか、そして、『喜び』とはどのような感情なのかということについて細かく明確化しておきます。人によって、想定している『お客様』や『喜び』は異なりますが、人事の方々は基本的に所属する企業の考え方に則った『お客様』の像や『喜び』の像を持っています。これになるべく近いイメージを自分の中に持っていれば、書いた文章がほぼ正確かつ効果的に伝達できると思います。
ここで重要になってくるのが、企業研究で蓄えた知識になります。この知識があることで、自分がESの中で用いた単語がどのように企業側の方に伝達されるかを予想することができるようになります。」

「日頃なんとなく使っている単語の意味を正確かつ、想定する企業に合わせたもので把握しておくことが大切なんですね。」
Y「その通りです。ここで意味をはっきりとさせていなければ、自分が書いている内容がぶれたり、面接で『○○とはどういう意味ですか』と聞かれたときに面接官を納得させられる回答ができなくなってしまいます。」

「2つ目は何でしょうか?」
Y「2つ目は、まずは結論先行で平易な文章を書くことです。いきなり自分の思うことをつらつらと書き連ねていくと、確実に分かりにくい文章になります。ESの質問文を読んだら、まずは結論をできるだけ簡単な言葉を用いて書きましょう。最初は抽象的でも、稚拙でも構いません。」

「抽象的でも良いんですか……それは、一体どういった狙いがあるんでしょうか?」
「これも、1つ目と同じように自分の考えを相手に正確に伝達するためです。ESは自分をアピールするものなので、難しい言葉や言い回しを使って書きたくなる気持ちが先行しがちですが、どんなに難しい言葉を使っても、内容が相手に正確に伝わらなければ意味がありません。また、いきなり難しい言葉を羅列した場合、単語の意味の把握の作業をより緻密に行わなければなりません。同じ意味を伝えるのであれば、より簡単な言葉を用いることを心がけましょう。」

「Yさんのこのインタビューの答え方も、とても分かりやすく、自分の考えを正確に伝達することの大切さを実感します。では、その平易な文章を書いた後はどのように書いていくのですか?」
Y「基本の文章から意味をより正確に伝えるために、少し意味を絞った言葉を使ったり、具体的な内容を付け加えたりします。平易な言葉だけだとどうしても意味が広すぎる部分があるので、自分の考えるニュアンスに一致する別の言葉に置き換えましょう。」

「なるほど。はじめはとにかく、分かりやすい文章を心掛けることが大切なんですね!」
Y「そうです。自分にも、相手にもわかりやすい文章を目指しましょう。」

(2) 添削は必須!

「ある程度文章が書けたら、次は何をすればいいでしょうか?」
Y「次は必ず添削をしてもらいましょう。自分の書いた文章は、必ず自分本位な文章になっている部分があります。つまり、書いた本人の持つ知識や常識が前提となっており、解説がなくては正確に意味を理解することができない文章になっている、ということです。
これを、誰が読んでも理解できて、かつ、採用されたい企業に対して効果的な文章にしてもらうために添削は避けては通れないものとなります。私の場合はある会社のリクルーターがOBの方だったので、その方に2か月にわたって10回も手直しをしていただきました。」

「10回も!! 1つの会社のESでそんなに時間をかけるんですね……!」
Y「もちろんです。この作業に時間をかけるために業界を絞ったり、企業研究をして、受ける会社の数を減らしたんです。
最初にも言いましたが、ESは就職活動の最初から最終局面まで企業の方が就活生を知るための軸となる重要な資料です。どんなに企業研究や自己分析で面接の対策をしたところで、ESで落とされてしまってはすべて水の泡ですし、誤った印象が伝わってしまえば、面接での違和感に繋がってしまいます。ESはとにかく丁寧に、時間をかけて書くようにしましょう。そして、リクルーターや大学職員の方のようなプロに必ず添削してもらうようにしましょう。」

「今のを聞いてESの重要さがよくわかりました。具体的に派、添削ではどのようなことに注意すればよいでしょうか?」
Y「添削では、添削者との間での内容の擦り合わせをたくさん行いましょう
添削者は文章を読んで自分なりの解釈に基づいて添削をしてくれます。これがリクルーターの場合は、その企業の考え方に則った、人事の方と近い解釈をしてくれることが多いですが、そうでない場合は、各個人の経験に基づいた解釈をします。つまり、せっかく企業研究や自己分析を踏まえて書いた自分の文章が、添削者の書いた文章に成り代わってしまうことが起きかねないのです。」

「それは……怖いですね。。。」
Y「そうです。添削でこのようなことが起きないためにも、自分が伝えたい内容を正確に把握し、添削によってニュアンスが変わりそうだったら必ず添削者に確認してみましょう。
私自身もリクルーターの方に添削していただいたときに、違和感がある場合はその都度私とリクルーターの方との間に解釈の差異がないかを確認しました。これをしないと、最初に書きたかった内容からどんどん逸脱してしまい、自分が最初何を書こうと思っていたのかさえ忘れてしまいかねません。」

「添削された内容に違和感があったら必ず添削者と相談をすることが重要なんですね。」
Y「その通りです。自分の書きたいことを一番よく知っているのは自分です。添削はそれをより正確かつ、就活に対して効果的にするための手段ですから絶対にやってもらうようにしましょう!」

「今回はESの書き方についてインタビューを行いました。ここから実際に合否が出始める段階になってきたので、インタビューである私もなんだか緊張してきました。。。
次回は面接編になりますので、引き続きよろしくお願いします! 今回もありがとうございました。」
Y「私もESを提出するときは何度もためらって、最終的に手を震わせながら提出していました(笑)ありがとうございました。」

【今回のポイント】

!自分の書きたいことを正確に把握しよう
!できるだけ簡単で分かりやすい、結論先行の文章を書こう
!添削は必ずやってもらおう
!添削に違和感を感じたら必ず相談しよう

毎月5のつく日は就活記事!

さて、Yさんの就活インタビューシリーズも、企業研究、自己分析、ESときました。次回からはいよいよ面接編です。
さて、COGOO for YNUではシリーズとなっているこの就活記事。今回は3月25日、前回は3月15日に投稿いたしました。
COGOO(コグー)にちなんで、毎月5のつく日に就活記事を更新していきます。次回の面接編は4月5日に掲載予定です! 要Check!
【2021/4/5更新】次回……会話のキャッチボールが肝心!~面接編1/2~

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(文責・やなぎ)

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