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自己分析について、思うこと-学生Yのひとりごと#3

「夏休みに入ったら本格的に就活始めるぞ」
「自己分析、もう少ししっかりやる方法ないかなあ」
という方におすすめな今回の記事はこちら!

本記事は、2021卒就活経験者に聞いてみた!#1シリーズにて、インタビュー記事に掲載しきれなかった内容を盛り込んだ就活コラムです。
この記事では、既に掲載した自己分析編#1-3に続き、Yさんがどのような考え・価値観に基づき就活を行なっていたのかが、より詳しく書かれています。(所要時間:約4分)

Yさんのプロフィール&あらすじ

今回インタビューしたYさんは一体何者か?というのは、Yさんへのインタビューの際には毎回紹介させていただいています。それがこちら。

就職に直結するスキルを学ぶことはない芸術分野専攻の学生。部活動はトライアスロン部に所属し、アルバイトはフィットネスインストラクターとCOGOO運営。部活が夏まで忙しかったため、秋ごろから就活を開始し、最終的に第一志望の企業に内定。受けた企業はすべて最終選考まで残っていたが、最初に第一志望の企業から内定が出たため、最終選考を受ける前に辞退した。受けた業界は自動車、服飾、SC開発の3つから合計10社。

まずYさんの意見などをインタビューしました。Yさんの思う自己分析のポイントは、以下の4つでした。

・まずは自分の人生履歴書をつくろう
・実体験に基づいて行動の動機を説明できるようにしよう
・身近な人に客観的な自分像を教えてもらおう
・就活中はずっと自己分析し続けよう

こちらの記事について詳細を確認したい方は、後にも紹介する『最重要!自己分析編』を是非ご覧ください。

続いては、この記事のメインである、Yさんの思う「自己分析」について紹介したいと思います。

自己分析について

自己分析は、地味な作業なうえに正解が分からないので、就活の中でもっとも難易度の高い部分だと思います。
自分がどのような考え方をもとに行動するのかについて、最も根幹的な部分を見出すことが自己分析になってくるのですが、これを正確に行うのは至難の業です。
様々な方法で多角的に自分を見つめ直すと、たくさんの結果が出ると思います。
その中から最適なものをピックアップする必要がありますが、どれも「言われてみればそんな気もするなぁ」と思わせるものばかりです。

自己分析の最終目標は、すべての自分の行動の理由となり得る方針を見つけることです。
進路の決め方から、レストランでのメニューの決め方のような小さな判断まで、自分にどのような傾向があり、どのような行動原理に基づいて行動しているのかを考えましょう。
まずは、できるだけ大きな判断について取り扱うといいと思います。
自分の人生を振り返ったときに、「なぜその高校を選んだのか」や「なぜその大学を選んだのか」について考えます。
何かやりたいことがあって選んだのであれば、なぜそれをやりたいと思うようになったのか、そして、なぜその学校を選ぶという判断をしたのか、と自身の行動に次々と「なぜ」という行動原理を問うことで、徐々に自分の行動における共通の判断基準が見えてくるようになります。
最終的には日常的な小さな判断についても理由付けができるようになるといいでしょう。

この結果見えるようになった行動原理は、その人自身の「価値観」ということもできます。
その人が行動するときに何を大切にするのか、逆に言えば何を大切にしないのかを表したものが「価値観」だと私は考えています。
就活で企業側は就活生の価値観が企業の価値観と一致するのかどうかを判断基準の一つとして持っています。

価値観は基本的に25歳までに決まってしまうといわれていますから、大卒の就活生の場合、入社後の研修や教育で価値観を大きく変えるには時間が足りないので、基本的にマッチング度の高い学生を採用する傾向があります。
そのため、就活生は自己分析を踏まえて、自分と受ける企業のマッチング度が高いのかどうかを知っておく必要があります。
価値観の異なる就活生がどんなに能力があって、素敵なプレゼンをしたとしても、企業と学生の価値観に乖離があると採用はされにくいです。

自分の価値観を把握するために、第三者の意見は必ず必要ですから、絶対に友達や家族、先生に自己分析を手伝ってもらうようにしましょう。
自分である程度自己分析をしたうえで、「自分ではこう思うんだけど、、、どう思いますか」と聞いてみることで潜在的な価値観を知ることができるかもしれません。
これによって、自分一人の自己分析では説明のつかなかったものが、解決できるようになることがあるので、ぜひやりましょう。

少し話は脱線しますが、就活生の非常に多くが「企業研究」や「自己分析」の意味を把握せずに、「みんなやってるから」とか「こうやれと言われたから」とかいう理由で就活を進めているように思います。
「企業研究」と「自己分析」は相手と自分の価値観をしっかりと把握して、今後の戦略を立てるための行動です。
それを知らずにこれらを行っても、何の意味もありません。
この記事を読んだ皆さんは、就活のルールに縛られるのではなく、就活のそれぞれの段階にどのような意味があるのかをしっかりと理解し、自分に必要な行動を見極めながら、ぜひ効果的に就活を進めてくださいね。

自己分析によって自分の価値観を把握出来たら、次にやるべきは企業研究で明らかにした企業側の価値観との比較です。
私の場合は、そもそも自分にある程度考え方の一致する企業を選んでいるので、少しの擦り合わせでよかったですが、そうでない場合は何かしらの対策を取る必要があると思います。
インターンシップに行ってみて、その企業内で「自分は少し浮いてしまっているなぁ」という場合は、価値観の相違がある場合が多いです。
そうなった場合は、企業の考え方を十分に研究して、自分の価値観を企業側に少しでも近づけられるように努力する必要があると思います。
そのような企業が複数ある場合は、この作業を複数行う必要があるので、受ける企業の数を調整しなければならなくなるかもしれません。

自己分析は企業研究とセットで、今後のESや面接における戦略を組むために必要な作業になりますので、ここの準備の良し悪しでESや面接の良し悪しが変わってきます。
そして、どれだけいい自己分析や企業研究を行っても、それをもとに良い戦略を組むことをしなければ、普通のESや面接になってしまいます。
就活の武器を増やすためにも、時間をかけて質の高い自己分析を行うようにしましょう。
「3分でできる自己分析!」みたいなサービスは個人的にはおすすめしません(笑)

まとめ

『学生Yの独り言#3』は以上となります。
次回は『ES(エントリーシート)』をテーマにお送りします!8月25日に掲載予定です。

『自己分析』についてのYさんへのインタビューはこちらの記事からCheck!

次回の予習をしておきたい方はこちらの『正しく自分をアピールしよう!ES編』から!

その他も含め、Yさんへのインタビュー記事は全部で6つあります。是非ご覧ください!

就活の第一歩~業界、企業の絞り方編~
就活開始!~企業研究の進め方編~
会話のキャッチボールが肝心!面接編1/2
会話のキャッチボールが肝心!面接編2/2

『不採用から学ぶ就職活動』と題したHさんへのインタビューも含めた21卒の方へのインタビュー記事は、マガジンにまとめています。待ち合わせや移動中などのちょっとした時間にいかがでしょうか?

今回も記事を読んでいただきありがとうございました!

(文責・やなぎ)

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