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2021卒就活経験者に聞いてみた!#1-3 『最重要!~自己分析編~』

このシリーズも第3回目を迎え、ついに自己分析編にたどりつきました。就職活動中、常に耳にするこの単語ですが、ちょっと調べるだけでも様々な方法があり、どれが正解なのか分かりにくい! 実際にどのようにして進めるのが正解なのでしょうか。今回もCOGOO学生運営のYさんにインタビューして、自己分析の方法の参考にしてみたいと思います!

学生Yさんのプロフィール


就職に直結するスキルを学ぶことはない芸術分野専攻の学生。部活動はトライアスロン部に所属し、アルバイトはフィットネスインストラクターとCOGOO運営。部活が夏まで忙しかったため、秋ごろから就活を開始し、最終的に第一志望の企業に内定。受けた企業はすべて最終選考まで残っていたが、最初に第一志望の企業から内定が出たため、最終選考を受ける前に辞退した。受けた業界は自動車、服飾、SC開発の3つから合計10社。

ヨココグマ(以下、ヨ)「よろしくお願いします。今回は就活生の誰もがつまずく内容なので楽しみです。」
学生Yさん(以下、Y)「よろしくお願いします。私自身もかなり難航した部分ではあるので、できるだけわかりやすく伝えられるよう頑張ります!」

(1) 人生の履歴書をつくろう


「それでは早速ですが、自己分析を始めるにあたって最初に取り組むべきことについてお聞きしたいです。」
Y「私は自分の人生についての履歴書を創ることから始めました。自分の価値観を正確に把握するためには、自分の価値観がどのようにして形成されたのかを知ることが重要です。例えば、やってきたスポーツがチーム競技なのか個人競技なのかによって、形成される価値観は全く変わってきます。
私の場合はチーム競技を中高6年間やって、大学からは個人競技に転向しました。大学入学までは自己犠牲は当たり前、だからこそ、他人にもそれを強いる傾向がありました。
しかし、大学に入ってからは自分の頑張りが自分に還ると同時に、自分が頑張らなかった分を埋め合わせてくれる仲間がいない状況に置かれました。つまり、自己責任という感覚を味わったのです。
私の場合は自分の生活のほとんどが部活動で占められていたのでスポーツを中心に置きましたが、これは人によって様々です。自分の人生における比重大きいものを中心にして、人生の履歴書を創ると、徐々に自分を客観的に見られるようになります。」

「確かに思春期前後の活動に自分の価値観の源流があるように思います。履歴書の次は何をすればいいでしょうか?」
Y「先ほど私がやったように、履歴書をもとにして自分がなぜ、どのような人間になったのかについて考えてみましょう
基本的には「目標達成のためにどのように行動するか」ということについて考えてみましょう。目標達成のために、自分が何を大切にして、何を犠牲にできるのかを考えます。そして、なぜこのような行動方針をとるようになったのかを実体験に基づいて説明してみると良いと思います。
こうすることで、自分の行動全体に対する理由付けをできるようになり、今後のESや面接での発言に軸が生まれます。例えば受けた企業でやりたいことがあるが、どうして自分がそれをやりたいのかを考えましょう。ベタなたとえですが、スポーツで怪我をした経験のある人が、自分を治してくれた医者にあこがれて医療の道を目指す、といったような要領です。」

(2) 客観的な自分像を知る


「なるほど、こうすることで自分が今後やりたいことの動機にもこの行動方針が当てはまることで、発言に説得力が生まれるんですね。自己分析の方法として他には何かありますか?」
Y「一番仲のいい友達と、先ほどの履歴書をもとに考えた自分像について話してみるのも良いと思います。そうすると、主観的に考えた自分像と客観的な像との差が浮き彫りになります。差のあった部分はどちらかが間違っているというわけではありません。ただ、自分が思い描いていた行動が、客観的にはどう見えているのかということを知ることで、自分には見出すことができなかった意外な一面を知ることができると思います。
私は友人とお互いの価値観について考えたことを2,3時間話していました。意外と楽しい時間を過ごせるので、おススメです。また、改まった話をするのは気恥ずかしいかも知れませんが、家族と同じような話をするのもおすすめです。友人以上にウィークポイントをはっきりと言ってくれるので、弱みを知るのにはいいかもしれません。」

「自分には見えない自分の一面を知れるのは、大切ですね。自己分析というと、サイトや複数の友人にアンケートを送る方法をとる人もいるようですが、Yさんはその方法はしなかったんですか?」
Y「私は行いませんでした。まず、サイトサービスを使わなかった理由としては、その結果を信頼しきってしまう恐れがあるからです。人のことを知るのに時間がかかるのは当たり前なのに、出会って(というか情報を打ち込むだけ)のサービスに正確な自分像を作り上げる能力はないと考えています。ある程度の行動の傾向を示すことはできるかもしれませんが、それを信じ込んでしまって今後の就活に影響を与えるくらいだったらやらない方がいいと思います。手軽にできるうえ、信じ込みやすいそれらしいことがたくさん書いてあることも相まって、しがらみになりやすいです。
また、複数の友人にアンケートを取る方法は、多角的に自分を見てもらうという点では優れていますが、あまりに雑多な意見が多くなり、情報の精査に時間がかかってしまいます。情報量が就活において武器であることは確かですが、その質も同じくらい重要です。2,3人の信頼を置ける友人くらいの人数なら有効だとは思いますが、それ以上は不要だと考えました。」

(3) 就活中はずっと自己分析


「なるほど。基本的には自分の履歴書に基づいた分析と、身近な人との自分像の擦り合わせの2つで自己分析をすすめていけば良い、ということですね。自己分析はこれで終わっても大丈夫ですか?」
Y絶対にダメです!就活中は常に自己分析を続けましょう。自分の行動に対して常に「なぜ」、「なぜ」と動機の追求を繰り返すことで、どんどん深堀をしましょう。面接官は就活生の行動に対して一つ一つ理由の説明を必ず求めます。そうすることで、就活生の人物像を見極めようとするからです。これらの質問にはスムーズに答えられるように動機を探すことを癖づけておきましょう。自己分析が深ければ深いほど回答に自信が持てるようになり、面接官を納得させるのに十分な説明ができるようになると思います。」

ヨ「なるほど。こうやってインタビューしていると就活の実感がわいてきて、少し面接が怖くなってきました……。今後はESや面接についても伺ってみたいと思いますので、ぜひよろしくお願いします。今回もありがとうございました。」
Y「そうですよね……。私も皆さんの不安を払拭できるように頑張ります! ありがとうございました。」

【今回のポイント】


!まずは自分の人生履歴書をつくろう
!実体験に基づいて行動の動機を説明できるようにしよう
!身近な人に客観的な自分像を教えてもらおう
!就活中はずっと自己分析し続けよう

最も重要で、長く続けていく自己分析。就活でなくても大切なことかもしれませんね。今回は就活中のお話ですが、まだ就活する前だよ~という方でも、自分ってどんな人なのかな? ということを考えてみても良いかもしれません。
今回も読んでいただきありがとうございました!インタビューはまだまだ続きますので、引き続きよろしくお願いします!
【2021/3/25更新】次回……正しく自分をアピールしよう!~ES編~

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(文責・やなぎ)

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