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2021卒就活経験者に聞いてみた!#1-2 『就活開始!~企業研究の進め方編~』

こんにちは! ヨココグマです。
前回は就職活動における最初の一歩、業界の絞り方についての記事を掲載しました。皆さんのお役に立ったでしょうか?
今回も引き続きCOGOO学生運営のYさんへのインタビューという形で、企業研究の方法について聞いてみたいと思います。時間のかかる企業研究のノウハウを知ることで、効率的に企業研究を進められるようになりましょう!!

学生Yさんのプロフィール

就職に直結するスキルを学ぶことはない芸術分野専攻の学生。部活動はトライアスロン部に所属し、アルバイトはフィットネスインストラクターとCOGOO運営。部活が夏まで忙しかったため、秋ごろから就活を開始し、最終的に第一志望の企業に内定。受けた企業はすべて最終選考まで残っていたが、最初に第一志望の企業から内定が出たため、最終選考を受ける前に辞退した。受けた業界は自動車、服飾、SC開発の3つから合計10社。


(1) すべてはHPに載っている

ヨココクグマ(以下、ヨ)「前回に引き続きよろしくお願いします。」
学生Yさん(以下、Y)「よろしくお願いします。」

「前回は業界を絞り、ある程度受けたい企業をリストアップできました。その次は一体何をすればよいでしょうか?」
Y「次は企業研究に取り組むのがいいと思います。企業研究には大きく2つの役割があります。
1つ目は自分がほんとうにその業界や企業で働きたいのかどうかを再確認するためです。会社のことをより詳しく知ることで、自分の思い描いていた将来像がその業界や企業で実現できるかどうかを想像しましょう。
2つ目は実際に採用活動に進んだ際に生かせる業界や企業の知識を蓄えるためです。よりその業界や企業のことを知っている方が圧倒的に有利に就活を進めることができるので、本命企業は特に重点的に研究した方が良いと思います。」

「それでは、企業研究をするにあたって、まずは何をするべきでしょうか?」
Y「まずは企業のホームページを見るのがいいと思います。現代の就活においてほとんどすべての情報はインターネット上に載っています。大抵の企業はHPの中に採用ページがあったり、採用のために別途ホームページを用意していたりするので、それを見るのが良いと思います。」


「確かに。ホームページの中で特に見ておいた方がいい場所はありますか?」
Y「絶対に見るべき場所は3つあります。
まず1つ目は当たり前ですが、採用ページです。ここを見ずに就職活動を進める人はあまりいないとは思いますが……。このページには企業が就活生に伝えたいことのすべてが書いてあります。どのような人物を求めているのか、今後どのような企業になろうとしているのか、どのような部署があるのか……。ここには自分をどのように企業に売り込むかのヒントが詰め込まれています。就職活動は自分という商品を企業というお客様に買ってもらうという営業活動だと私は思っています。どんなにすばらしい学歴や実力を持っていても、その企業が欲しい人材でなければ採用はされません。採用ページに書かれている内容をもとに自分の人物像が当てはまるのかを想像してみてください。先輩社員へのインタビューなどもあり、自分が働く姿をより具体的に想像できると思います。このように、企業研究は採用ページを見ることにはじまります。」

「なるほど、採用ページが基本のキであり一番大切なんですね。それでは、2つ目はどこですか?」
Y「2つ目は企業の歴史についてです。企業の歴史を物語として知ることで、その企業が歴史の流れの中で大切にしていることを見抜くことができます。例えば、バブル崩壊やリーマンショックのような経済の低迷期に企業が守り抜いたものは、今後も大切にされると想像できます。それは、社員のような人材であったり、独自の技術や商品であったりと様々ですが、多くの社員が矜持として誇るものであることが多いです。これを知ることで、その企業の本質的な部分を見抜くことができます。また、余裕があればその企業の商品の歴史についても勉強しておくと良いと思います。就職活動の段階が進んで実際に社員の方とお話する際に企業の歴史を知っておくことで、どの年代の方とでもスムーズに話をすることができるようになります。」

「企業の体質や、本質を見抜くために歴史を学ぶことも大切なんですね。それでは最後、3つ目は何でしょうか?」
Y「3つ目はIR情報です。基本的には株主向けに作られた資料が多いですが、本命企業に近い企業は必ずチェックするようにしましょう。詳細な決算や中長期の目標などが掲載されており、現在から将来に向けての企業の動向を知ることができます。やりたいことがあっても、それが企業の目指す将来に合致しなければ、どんなに熱く面接官に語ったところで採用には至りません。その企業が抱えている財務的な問題を解決できたり、長期目標に合致するようなプロジェクトを提案できれば、より効果的に自分をプレゼンすることができます。」


(2) 就活は情報戦

「具体的な数字を見ることで、説得力のあるプレゼンができるようになる、ということですね。HPを見る以外に企業研究の方法はあるんでしょうか?」
Y「HPを見ることは企業研究においては誰もができることで、見ることさえすれば誰もが等しく情報を得ることができます。他の就活生と情報量で差をつけるには、簡単には得られない情報を得ることが重要になります。私の場合は、インターンと業界紙を読むことの2つで他の就活生との差を付けました。インターンではイベント中はもちろんですが、終了後に個別で質問に行き、事前に調べておいたHPの情報についての自分の解釈についてや、自分がその企業の問題点だと思う部分について社員の方がどう考えているのかなどを聞きました。同じようなことをOB訪問などでも行うことができると思います。また、業界紙を読むことで業界全体の動向を知ることができ、IR情報などと組み合わせることで就活中の発言により厚みを持たせることができるようになります。」

「なるほど、他の就活生が得ていないであろう情報を得ることで差をつけるんですね。このレベルまで企業研究ができれば問題ないでしょうか?」
Y「私は本命企業と第2希望の企業は、過去の社長の著書や企業が特集されたドキュメンタリーや雑誌記事にも目を通しました。ここまでの情報は正直生かしきれないですが、知っていれば得をすることもあります。私の場合は、読んだ本に出てきたプロジェクトにかかわっていた方が役員面接で担当されたので、その話題で盛り上がり、和気藹々と面接を進めることができました。就職活動は情報戦です。面接官や同席する就活生、質問内容など不確定な要素が多い試験では、どれだけ多くの情報を持っているのかが勝負のカギになります。必要ないかもしれない情報でもどん欲に拾い集めて、他の就活生に差をつけましょう。」

「どれだけ多くの情報を持っているかが勝負のカギ。ありがたい情報です! 今回も様々なことを教えていただきありがとうございました。」
Y「ありがとうございました^^」

【今回のポイント】

! 企業研究の基本はホームページ
! 採用ページは自己PRのヒントの宝庫
! 企業の歴史に本質が隠されている
! IR情報を生かしたデータ戦略
! 簡単に得られない情報で差をつけろ


今回もたくさんの質問に答えていただきました。テストも終わった2月、就活を進めている方もたくさんいらっしゃるかと思います。この記事がお役に立てれば幸いです!
次回も引き続きYさんに質問していきたいと思います。
【2021/2/26更新】次回……最重要!~自己分析編~
ここまで読んでいただきありがとうございました!

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(文責・やなぎ)

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