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一句詠んでみました 18 ・クリスマスの思い出 嬉しかった息子の可愛い言葉

(2年前の記事です。これを書いてからもう2年も経ったんですね。時間が経つのが本当に早いですね。この頃は拙い俳句をよく書いていました。

2022年の今年は、聞くところによると、アメリカではクリスマス商品が高騰していて、伝統的な祝い方を見直す動きが出ているとか。大人同士のプレゼント交換は辞めるという人もふえているそうです。

日本でも、年々クリスマス商戦はおとなしくなってきていますね。お金をかけなくても、あたたかい思い出として残るクリスマスになりますように。



星々の

キャロル響いて

イブ近し


晴れた冬の空は星がよく見えて、星々の瞬きがクリスマスキャロルの歌声になって降り注いで来るかのように感じられます。

🎄  🎄  🎄  🎄  🎄  🎄

さて、私が子供の頃のクリスマスの思い出です。実家ではクリスマスとお正月は大イベントでした。

クリスマスイブ、母は朝から台所で大忙し。

アップルパイとレモンパイを焼いて、ケーキも焼いて、鶏のもも肉をローストして…ほかにも料理をたくさん作っていました。

パイはお手製ならではの厚めのクラストに紅玉の焼きリンゴの味がしみて美味しかったです。

ケーキは私たち姉妹3人で、まずは全体にバタークリームを塗ってからホイップクリームやカラフルなスプレーで飾り付けをしました。クリームをこっそり舐めるが楽しみでした。

ワクワクが頂点に達する食事の時には、部屋の電気を消して、キャンドルの灯りと、チカチカするツリーの電飾の光の中で食べました。

クリスチャンでも何でもないけれど、この日だけは、朝からプレゼントをもらえるウキウキと、次々とと焼き上がる美味しそうなお料理の香り、そして食事の時の灯りが演出する厳かさがクリスマスを特別な日にしていました。

昭和時代のそんなに豊かな家庭ではなかったけれど、こうした思い出から、豊かな側面もあったんだなぁとあたたかい気持ちになります。

そして小学生のときには、夜、姉妹3人で交代で起きていてサンタさんの正体を見破ってやろうと作戦を立てるも、3人ともしっかりと眠ってしまうのでした。クリスマスあるあるですね。😊🎄🎁

自分が親になると、今度はこちらが子供たちのために色々演出をする側になりました。

私は料理がとても苦手なので、クリスマスだからといって特別なものは作らないで、定番のピザやフライドチキン、そしてお寿司などオーダーして、クリスマスっぽいお皿に盛ったりする程度でした。ケーキももちろんお店で買ったケーキです。

お皿の上に砂糖で出来たサンタさんやらトナカイさんの飾りを置いたりして、自分なりに工夫はしてみました。

それでも、自分の母親に比べるとなんかイマイチなクリスマスディナーかなぁ…と子供たちに申し訳ないように思っていました。

ある年のクリスマスイブの日に、小学校低学年だった息子が台所のシンクで洗い物をしていた私のそばにやってきて、私を見上げてちょっとはにかんだ様子で言いました。

「ぼくね、クリスマスはプレゼントが欲しいんじゃなくて、おうちのパーティーが楽しみなんだ。」👦

と言ってくれたのです。

「パーティー」❗️😃そうなんだ、息子くんはパーティーだと思ってくれていたんだ❗️

そしてプレゼントより楽しみにしていてくれたなんて、その可愛らしい言葉がとっても嬉しかったクリスマスの思い出です。

子どもたちが小さかった時のクリスマス。

親は子どもを通して自分が子どもだった時のことを思い出したり、逆に自分の親の気持ちを理解できる機会になったりする大切な一日でした。

みなさんも、今年もどうぞ素敵なクリスマスを迎えてください。






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