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異常事態のなかで、穏やかに過ごすために

大変な状況が続くなか、少しでも心穏やかに過ごしたいですよね。

そんな人に伝えたいことがあります。

この機会に、誰かに連絡をとってみませんか?

自粛や在宅ワークなどで人との関わりが減る今、知らずしらずのうちに不安や孤独感が溜まっているかもしれません。そんなとき、誰かと話すだけで元気が出たりします。

イギリス政府も、心の健康を保つために、電話やビデオ通話、SNSなどで、他者とつながることを推奨しています。

「最近連絡してないなあ」というあの人。
「元気かな」と気になる人。

彼らももしかしたら不安を抱えているかもしれません。
ひとりで部屋に籠もりながら、気持ちを共有できる人がいてくれたらと願っているかもしれません。

一本の連絡が生み出す力は大きいです。あなたにとっても、相手にとっても。


未曾有の事態だからこそ、思い切った行動に出れる

なんでこんな話をしているかというと、志村けんさん死去のニュースを見たとき、私は自分の家族を失ったかのように感じました。

もう会えないかもしれない。次に会うときは骨かもしれない。

このニュースで現実味が帯びた私は、イギリス政府の推奨を思い出し、ピアノの先生にLINE電話をかけました。

「もしもーし!」

先生の元気な声を聞いた瞬間に涙が溢れてきて、声の震えを抑えるのに必至でした。

極力ニュースを見ないようにはしてたけど、知らずしらずのうちに不安や恐怖がたまっていたのかもしれません。

いろんな話をしました。

話題の話はもちろん、他愛もない話も。朝ドラ、今読んでる本、猫の癒やされる動画。

電話を切るころには、おすすめしてもらった朝ドラを見るという楽しみができていました。


とは言っても、連絡をとるのって勇気がいることだと思います。

私も自分から連絡をとることってほとんどなくて。ピアノの先生に電話をかけるときもためらいがありました。

それでも通話ボタンを押せたのは、未曾有の事態だったからだと思います。

waseiの鳥井さんのブログでは、

3.11をきっかけに、新たな活動や暮らしを始めた人が多い
・それは、大きなできごとが起こると、その人の中にもともとあった思いや考えが出てきやすいから
・だから今の騒動も、はじめる言い訳・辞める言い訳に使いましょう

という話を、史実を交えて教えてくれています。

この困難を、前向きな言い訳に使ってしまいましょう。


連絡するのにためらいがある人へ

でも、改まっての連絡はやっぱり恥ずかしいものです。
何を話していいか分からないときもあると思います。

なので、

1.「珍しい。なんで電話してきたの?」と言われたときのための言い訳
2.話のネタ

を考えてみました。


1.「なんで連絡してきたの?」への上手な言い訳

「元気かなと思って」

「そっちは今どんな状況かと思って。マスクとか消毒薬は売ってる?」

「こんな状況だけど、なにか困ってることはないかと思って」

「イギリス政府が推奨してたんだけど、病まないためには人と話すことが大事なんだって」

▼日本赤十字社も、家族や友人とのつながりを維持することを推奨しています。


私も実家に電話したとき、母に「なんで電話してきたの?」と聞かれたので「イギリス政府が〜」を使いました。


2.こんなこと話したら良さそう

・お互いの住む場所の状況
(マスクや日用品の在庫状況、街の人出、閉館している施設)

・お互いの学校や職場の状況
(実施している対応、人出の量、休校状況、出勤かリモートワークか、どんな仕事ができて&どんな仕事ができないのか)

・食材は必要な分、買えているか

・最近観たテレビの話
(電話やビデオ通話をしながら、同じ番組を観るのも楽しいかもしれません)

・お気に入りの映画や本の話
(家にこもる時間が多くなる今、コンテンツに触れる絶好の機会)


・通話ではなく文字でのやりとりだったら、動物の癒やし動画や、おもしろ写真のシェアも楽しそうですね。


***

今の状況は、コントロールできることが少なく、どうしていいか途方にくれることもたくさんあります。

でも、だからこそ、普通の連絡が何倍も嬉しかったり、ちょっとしたやりとりが深く心に染み入っていくんですよね。

たった一言「元気?」でもいいので、連絡をとりあう人がひとりでも増えてほしいなと思います。

その一言で、自分も相手も笑顔になるかもしれない。
この困難をのりこえる活力になるかもしれない。

コントロールできない状況下でも、ひとつひとつのつながりを笑顔にしていくことは、私たちの手でできることです。


私も、引き続き家族や友人との時間をつくって、ささやかな会話を楽しみたいと思います。


【追記】ITに疎い家族と、顔を見て連絡をとりたいときに

ITが苦手な人とでもビデオ通話をするための方法を、とても細やかに分かりやすく説明してくれている記事を見つけました。

ガラケーを使っている家族がいる方は、よかったら参考にしてみてください。

顔を見て連絡をとれる家族が増えてほしいです。

(みどっこぴっぴさんのおばあちゃんやご家族が、顔を見て話せてつながれて本当によかった…!おばあちゃんはアレクサに話しかけるだけなので、本当に簡単ですね。愛情)


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