生徒に会うために、車でパレードをした先生たち
数ヶ月間、学校に通えなくなった子どもたち。彼らに会いに、学校の先生たちが何台もの車でパレードをして、子どもたちの家を回っていた。
家から手をふる子どもたち。
それに応えるように、先生たちはクラクションを鳴らしたり、窓から身をのりだして手をふったり、大きなハートマークを掲げていた。
NHKスペシャルの「世界同時ドキュメント 私たちの闘い」で見た、アメリカのある地域の光景だ。
両手にひとつずつハートマークをもって掲げている先生を見たとき、涙が止まらなかった。
生徒のことが本当に大好きで、「こんな状況だけど、大丈夫? 私たちは変わらずあなたのことを愛しているよ。また会えるのを楽しみにしているからね」と言っているように感じたのだ。
パレードの光景をスマホで動画撮影していた子どもの母親の声は、震えていた。
こんな状況だからこそ、何ができるのか、何をするのかが問われていて、しかもそれを結構大胆な形で実践しちゃう先生たちの、パワフルさと陽気さと覚悟にノックアウトされた夜。
人と人の関わりは、辛いことも傷つくこともしんどいこともあるけど、でも感動して泣いちゃうくらいお互いを思い合えるのも人と人なんだよね。
私にはなにができるかな。会いたい人に、はがきでも書こうかな。
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