連想より

横のことを考えると
縦のことも浮かんでくる
間近な差し押さえのような
鋭い強迫の色彩はないけれど
むやみやたらに散らばってくる
秋風つんとした温度の景色より

連想という働きに
広く遠くを見通すが
横と来れば
縦だろう
横から秋風へと破れていくには
工夫や工作が間に入る

自然でありながらも
自然ではない繋がりのひと時
そうした営みの周り
薄くぼやけた姿の全体が
どのように漂っていくのか
形になっていくのか

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