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【考え事】リソースの源泉

■ 「技術的にできます」と「予算内でできます」の間

 以前の醤油の話でも書いたが、「技術的にできます」と「予算内でできます」の間は結構広い。ざっくり言えば、時間と資金リソースを∞にしたものが「技術的にできます」で、時間と資金を現実に合わせて見積もったものが「予算内でできます」と考えられる。

■ リソースの9割以上は既存業務で埋まっている

 じゃあ現実的な時間と資金のリソースはどのぐらいだろうか。普段の生活を思い浮かべてみると、起きた後に『あーー、今日なんしよっかなーー』と思える人は相当レアだろう。ほとんどの人は1日がTODOリストで埋め尽くされ、残り時間(可処分時間)は1割も無いのではないだろうか。通勤して、仕事して、ご飯作って、食べて、お風呂入って、洗濯して、など「やるべきこと」で埋め尽くされてしまう。

 仕事の中で見てもそうだろう。人手不足のご時世、出社してから退社するまで、Excelのシートを増やしては消す仕事をする人はまずいないだろう。出社している人(社内リソース)も既に9割以上は既存の仕事で埋まっている。

 つまり新規の提案において「予算内にできます」で使えるリソースは10%にも満たないのが現状である。それは提案者自身も例外ではなく、新たな10%を入れる余地を作る必要がある。既製品の販売などのケースでは追加リソースは知れているが、SIやコンサル案件などはしっかり体制を組む必要があり、その体制の制約がネックになってしまうことがある。

■ 誰にやってもらおうか、、、

 さて困った。せっかく提案が通りそうなのにリソースが無い。誰かやってくれる人いないかなぁ。。みんな忙しそうだし、昔みたいに残業してでもやれとは言いにくいし、外注も最近高くなってきたし。。。

 おや、でもそういえば最近『クラウドなら俺に任せて下さい!』と言い始めた若者がいる。飲み会の時に『強み』がどうだか言っていた気もするが忘れてしまった。まぁ最近の若い子達は主張が弱いから、やりたいと言ってくれるだけでも貴重だ。まだ粗い部分があるから〇〇君を補佐に入れて、彼に主担当をやってもらおう。ちょうどクラウド案件だし、いい経験になるはずだ。

■ ようやくキャラがついてきたかも。

 いやーストレングスファインダーマジで良かった。自分の強みとか考えた事なかったわ。『学習欲』かぁー。確かに言われてみれば新しい事を知るのは好きかもしれんなぁ。ビッグデータだのAIだの言われてるけど、正直AIはよく分からんからクラウドでもやっとくか。まぁデータ量はどんどん増えてオンプレじゃ入らん時代が来るやろう。GoogleとかAWSとか面白そうやし。転職の時のネタにもなるやろう。

 『家庭内情シス』とか言う考え方で最近課内で『クラウドなら任せて下さい!』って言いまくったら不思議な事に本当にクラウドの質問とか案件が回って来るようになったな。さっきも課長から言われたし。今までなんでそんなにネットワークとか運用好きと思われてたんやろうか。まぁ言われた作業は粛々とやったけど、やった作業が好きとは限らんよな。。。

 まぁいいや。クラウドキャラがついてきたみたいやから仕事中もクラウド勉強できるやん☆あとPMとか不安やけど今回は〇〇先輩付いてくれるみたいだし多分大丈夫。

■ リソースの源泉は『モチベーション』

 と言うことで、人手不足の中で新しい事をやるためのリソースの源泉は『モチベーション』だと思う。たとえ9割の時間が埋まっていても、本人が自動的に考えてしまう『思考の癖』に乗っかる事で、場合によっては130%ぐらいの力が発揮される可能性が十分にある。

 若い人は『強み』を見つけて発信しよう。そうすれば意外と好きな事が回ってくる。見守る人は『強み』を発掘して任せよう。うまくいったら評価しよう。うまく行かなくても褒めてやろう。

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