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胃がいたかった/モテたいを書かない

お笑いライブに行くために電車に乗っていたら胃がぎゅーとなってきて目の前がちかちかしたので着いた駅でぱっと降りた。
すこし休んだら胃にいやな感じがある以外はよくなったけれど、また電車に乗ったら具合がわるくなる可能性がかなりありそうだなと思ったので、やむなく帰宅することにした。

胃の薬を持ち歩くべきだった。わたしはいまステロイドの飲み薬を服用していて胃に負担がかかりやすい。そのうえもともと胃がわるいので、たまにおわりだ〜〜〜という感じがあって、市販の胃薬ではまったく胃痛が治らないハードコア胃痛持ちになってしまった。

処方されている薬と、沼(とわたしが呼んでいるどろっとした緑の甘い香りの飲み薬)を飲めば問題ないのだが、沼は開封したら常温で持ち歩けないので困っている。あと常温だと信じられないくらいおいしくない。
錠剤の薬を持ち歩くべきだったと反省してタクシーで帰ってきた。3400円。お笑いライブより全然高い。3400円あったらお笑いライブを2本見られる可能性がある。うお〜薬を持ち歩かなかったせいで〜!!!!明日から絶対持ち歩く!!!!

このあいだひとと話していて、モテたいのならばTwitterでモテたいと書いてはいけない、という話をされてなるほどと思った。モテたいと多数の目にとまる場所で書いているひとには余裕がなさそうに見える。余裕。モテるためには余裕が大事なのだという。

わたしはモテたいかというと不特定多数とかからのモテはいらなくて、はい!このひと!みたいなひとにモテることができればそれでいいのだが、そのためにはモテの基本姿勢があったほうがいいのかもしれないと話を聞きながら思った。
モテの基本姿勢…ほんとなにいってんだって感じなのだけれど、面白いから工夫はしてみようかなっていう気がしている。それを意識して爆裂にモテはじめたら経験として楽しすぎるのでやってみたい。
わたしは自分の人生を自分で振り回しているという気がしている。

しかし誰にモテたいかか決まっていない。たとえばどんな人がいいかというとそれもはっきりとはなくて、モラハラしてこなくて浮気しないひと、あとできれば感情的に怒らないひとだとありがたい。そのくらいしか像がない。ぼんやりといいひとそうな感じだけが浮かびあがってくるまでだ。

もっというと出会いがない。芸人さんや歌人とはよく会うけれど職業倫理的にどちらとも付き合うぞ〜とは思わない。芸人短歌をつくっている人間が芸人さんと結婚したらわたしがファンの立場ならかなり嫌なので、そういうことは避けたい(もちろん仕事での付き合いなので恋愛がどうこうにはなりようがないというのは前提です)。

というような話をしたら、もっとふつうのサラリーマンとかと出会うといいよと言われてえ???となった。

ふつうのサラリーマンって人生においてどうやって出会うの??????

わたしが関わるひとはだいたいが短歌かお笑いか出版関係であることが多いので、ふつうのサラリーマンって誰かいたっけ…と考えてみてもびっくりするくらい思いつかない。

公務員時代の同僚はたしかにわりとふつうのサラリーマン(公務員をサラリーマンと呼ぶかどうかはさておき)だった気がする。わたしは公務員時代やたらにモテていて、警備のおじいちゃんが井口可奈ガチ恋だったらしく、おじいちゃんの勤務最終日にいつも通り「おはようございまーす」といったら別れが悲しすぎたおじいちゃんを泣かせてしまったことがある。とにかくおじさんにモテていた。おじさんが本を貸してくれたりおじさんにイジられたりおじさんが部下に怒りはじめたらわたしが書類とか届けにいって懐柔したりしていた。セクハラじゃない形でかまってくれたおじさんたちありがとう…

え〜じゃあいまからどうするんだよと思ったときにマッチングアプリということばが出てきてすぐに引っ込んでいく。
マッチングアプリというものはひとを選抜する感じが強すぎてわたしにとってはかなりしんどい。それがリアルの人間相手ではなくゲームであれば傷つく実物のひとがいない分まだましなのだが、スワイプでマッチするしないを決めていくシステムがこわすぎる。出会ってからはいいひと〜とかなるのかもしれないけど出会うまでのプロセスが向いていなすぎてむずかしい。

う〜白馬に乗った王子様が東京都杉並区に現れるのを待ってみようかな…目立つだろうな…電車で途中まで来るのかな…車で来たほうが浮かないよってだれか教えてくれなかったのかな…
いろんなことを考えているうちに胃が痛くなくなっていて、梅雨ってどこいったの?夏きた?回鍋肉をつくって食べます。回鍋肉は夏がおいしい。

ものを書くために使います。がんばって書くためにからあげを食べたりするのにも使うかもしれません。