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文学フリマが不安だよ〜ってなってた昨日の話

昨日の夜(21日、文学フリマ2日前の夜)文フリが不安になりすぎて長い文章を書きました。いま(22日、文学フリマを明日に控えた昼)は不安っていうかやれることをやって欲しい人の元にちゃんと届かせることが仕事だと思っているのであんまり不安ではないです。しかし昨日の心の揺れがちょっと面白かったのでいちおうアップしておきます。

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文学フリマで芸人短歌をたくさん売れるかどうかで緊張するって話はもういいですか?飽きましたか?

芸人短歌を何部刷ったかの部数を明らかにしていないのは逆算すると売り上げがバレるからで、バレても全然いいんですけどこの本を作るために結構な予算を使ったことも同時に知ってもらわないとわたしが同人くそ儲け野郎みたいになっちゃうので、すいません、損益分岐点がものすごい変なところにあるので経済を学んだ人とかが内訳を知ったら儲ける気持ちを持った方がいいからと本の値段を1000円にしろって説得してくれると思います。

わたしはとにかく自分で本をつくるときには儲けたくなくて、できるだけ価格を下げて、いろんな人の手に渡ればいいなって思います。でもそれは自分の本の価格を安く見積もっていることになっちゃわないか?という気持ちもあるんですけど、儲けるということにたぶんコンプレックスがあって、前世、前世でなんかあったんじゃないですかね…わかんないけど…そのくらい儲けたくない。今回は自分では原稿を書いていなくて芸人さんに短歌をお願いし、表紙と中面イラストも人に頼んでいるのでわたしのやったことってわずかなDTPと企画と事務連絡と売るのくらいで、そうなんです、売るのがわたしの仕事なのです。

人に原稿を寄せてもらった本を売ること、それってとても大切な役割で、責任のある行為です。売れませんでした〜ペロペロ〜じゃ済まない部分がやっぱりあって、だからいますごく緊張しています。こんなにいい本ができたのだから売りたいという気持ちがやっぱりすごくあり、でもすいません、価格は安すぎたかなって正直思っていて、しかし告知をしたときにこの価格で!と言ったのでそれで売るんですけど、中身見た後のみなさんの感想が知りたいです。この内容で400円は安いだろって思うんじゃないかなと予想しています。

も〜わたしはDTPを終えて印刷所に入稿をしてからひたすらに、とんでもない本を作ってしまったという気持ちを抱えて過ごしていて、でもそのとんでもなさはまだみなさんに伝わっていなくて、とんでもない本なのだということを延々と書くことによってハードルがガンガン上がっている状態です。でもたぶん大丈夫です。もしあなたがいま『芸人短歌』を「芸人さんにちょっと短歌書かせてみた」くらいのものだと思っているとしたらなんか全然殴られると思います。本に。本に書かれている短歌たちに。イラストに。表紙に。ぶん殴られてください。ぶん殴られることは悪いことじゃないのでぜひぶん殴られて、それで、うわーーーってなったら感想をなんらかの形で書いてわたしや芸人さんやイラスト表紙陣の目に留まる形でツイッターとかにあげてください。noteでもなんでもいいです。検索して探しに行きますし教えてくれたら確実に読みます。執筆陣とも共有します。

書きながら、実際文フリで何部売れるのよ〜〜〜いっぱい売れてくれよ〜〜〜こんだけ言ってるんだから買ったほうがいいわよ〜〜〜頼むわよ〜〜とわたしの中の親戚のおばちゃんが顔を出してきてしまっていて、そうでもしないと銀行の預金の残高のことを思ってしまって正気を保てないのです。しっかり思った通りに売れてくれれば問題ないです。使うべきお金を使ってるだけなので。
必要なお金を使って必要な本をつくっただけなのにこんなに不安なのはなんでだろうって思ったらやっぱり未知の領域だからです。わたしがいままで文フリで(自サークルとして)出店して1番多く売ったのは130冊くらいです。これが多いかどうかはさておき、もし芸人短歌の売り上げがこの数だとわたしがめちゃくちゃ泣いちゃうことになります。33歳の大人を泣かせないでください。

あなたは芸人短歌を買ってください。そして読んでください。それが誰もが得する道なのです。
死んだあとに地獄の門番みたいな人に色々聞かれると思うんですけど、『芸人短歌』を買いましたか?って多分聞かれるのでその対策に一冊買ってください。死後の対策に一冊。布教用にもう一冊(真面目な話、人によませたくなると思うので2冊買っても全然いいと思います)。どうぞよろしくお願いします。

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