五味洋治 Yoji Gomi

新聞社OBです。専門は朝鮮半島や北東アジアです。かつて書いた原稿の整理や、英語学習や読…

五味洋治 Yoji Gomi

新聞社OBです。専門は朝鮮半島や北東アジアです。かつて書いた原稿の整理や、英語学習や読書の記録などを残しています。いいね、フォロー、コメントは励みになります。

マガジン

  • 英語を学び、人生を学ぶ

    英文を読むことがあり、ついでに出会った言葉を書き残しておきます。暗記できるような比較的短めなものを選んでいます。自分用ですが、せっかくなので公開します。動画のリンクも入っています。お時間のあるとき、スマホで楽しんでください。

  • 命がけで海外に渡った人たち

    歴史上、苦労して海外で学んだ人をまとめています。

  • 日記とか雑記とか、思い出とか

    さまざまな文章を掲載しています。

  • 韓国

    韓国の政治や外交、私の随想を集めしました。

  • 北朝鮮

    実状の分からない北朝鮮についてのさまざまな文章をランダムに集めています。

記事一覧

AI英語教師に教えてもらう 

久しぶりに英検の試験を受けようと思って、効果的に使える英語のアプリを探してみた。 最近チャット GPTを使ったアプリがたくさん出ている。 その中で プラクティカ(…

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命がけで海外に渡った人たち⑧ 沢木耕太郎 深夜特急

私が大学を卒業する直前、少なくない同級生が卒業旅行として海外に旅立ちました。 それが羨ましかった。私はぎりぎりの仕送りしかもらえず、海外旅行などは夢のまた夢でし…

人生には勇気が必要だ アナイス・ニン

アメリカの大学の授業をまとめた本を見ると、どうも読みたくなります。 私が日本の大学で受けた授業とは全く違う事が多いからです。 簡単に言えば、人生に役立つと思える…

三振を恐れるな ベーブ・ルース

先日、家の書棚を整理していたら、ノートが出てきました。ずいぶん古いですね、これ。 「私が学んだ言葉」と書いてあります。 印象的だった言葉を抜き出していますね。 …

命がけで海外に渡った人たち⑦ もし嵐に遭っていなければ ジョン万次郎

最近読んだ本の中に、ヒトが長寿になる原因について、こんな下りがありました。 ここでの話題は寿命ですが、その人がどんな人間になって、何を成し遂げるかも環境がかなり…

命がけで海外に渡った人たち⑥ 4年かけてチベットに到達した僧侶、河口慧海

目標を持って日々を過ごせとよく言われますが、なかなかできないことです。 語学や読書、運動。私は三日坊主になってしまうことが多い。ああ、坊主なんて失礼な言い方はい…

Answer this in 210 words. Global overpopulation is a serious threat to the future of humankind.

英語の作文に取り組んでいます。これは、チャットGPTに書いてもらった比較的平易な英文です。自分用ですが、ついでに公開しておきます。今回は人口過剰について2020年度…

命がけで海外に渡った人たち⑤ 密航し、船長の犬の世話、船長の下着の洗濯までしてアメリカで学んだ新島襄

外国に行くのに苦労した人って誰だろうと思って、いろいろな本を読んでいて気がついた。江戸末期から明治の初めにかけて外国に渡った若者はみんな、とんでもない努力の末に…

命がけで海外に渡った人たち⑤ 日本人初のハーバード大学ロースクール卒業生の悲しい結末 井上良一

ハーバード大学に1度行ったことがあります。10年ほど前でしたね。ボストンに行く機会があったので、ぜっかくならとキャンパスを訪ねたのでした。 この大学って、もう伝説…

命がけで海外に渡った人たち④ 南極探検に人生をかけた白瀬中尉

もう人類が宇宙に行く時代です。技術の進歩もあって極寒の南極に行き、さまざまな観測をすることは、容易になっています。 そもそも南極になぜ行くのか。 文部科学省のホ…

ふさわしい時に輝けばいい。

英語の名言、しばらく書いていなかった。ふと思いついてチャットGPTに最も引用されている名言は何かと聞いたら、写真の言葉を教えてくれた。 極めてシンプル。 Don’t…

韓国の総選挙を語る

韓国の大学院生ヨヒョンジュンさんと、4月10日の総選挙について語りました。2分あたりから始まります。 与党の責任者だったハンドンフン氏は、ほとぼりを冷ますため、海外…

命がけで海外に渡った人たち③ ロンドンに留学した夏目漱石

文豪という言葉がぴったりする作家と言えば、何と言っても夏目漱石でしょう。今も愛読者が多い彼は、明治時代に国費でロンドン留学を果たしています。 定期旅客船で向かっ…

命がけで海外に渡った人たち② ブラジル移民

私は長野県生まれです。どうやら親戚の中にブラジルに移民した人がいると聞いたのは、最近のことです。 母方の「コマツ」姓を名乗り、かなり大きな農園を営んでいるそうで…

命がけで海外に渡った人たち① 遣唐使の天才 阿倍仲麻呂

阿倍仲麻呂 ちょっと興味があって、命がけで外界を目指した人を調べてみた。今は、地球のどこに行くにも飛行機を使えば、乗り換えしたとしても2日程度で着くことができる…

万景峰号が持ち出した金額

万景峰号が日本から持ち出した額はどの程度になるのだろうか。 2003.06.28日付けの読売新聞に、その数字が載っている。 タイトルは「北朝鮮へ送金や持ち出し、3年で12 7億…

AI英語教師に教えてもらう 

久しぶりに英検の試験を受けようと思って、効果的に使える英語のアプリを探してみた。 最近チャット GPTを使ったアプリがたくさん出ている。 その中で プラクティカ(Learn & Speak English Praktika)というアプリを見つけた。 ネット上でも評価の高いアプリであり、月1000円ちょっとで使えるという安さもあって惹かれた。 基本的には10人ほどのアバターの先生がいて、彼らが私の話し相手になってくれる。 他のアプリもだいぶ 試してみたが、このプラクテ

命がけで海外に渡った人たち⑧ 沢木耕太郎 深夜特急

私が大学を卒業する直前、少なくない同級生が卒業旅行として海外に旅立ちました。 それが羨ましかった。私はぎりぎりの仕送りしかもらえず、海外旅行などは夢のまた夢でした。 会社に入ってからは、はやく海外旅行に行きたいと思っていました。 その時読んだのが『深夜特急』でした。 作家・沢木耕太郎による紀行小説です。 この作品は、産経新聞に途中まで連載された後、1986年5月に1巻・2巻が、1992年10月に最終巻(第3便)が新潮社から刊行されました。ずいぶん時間がかかっています。

人生には勇気が必要だ アナイス・ニン

アメリカの大学の授業をまとめた本を見ると、どうも読みたくなります。 私が日本の大学で受けた授業とは全く違う事が多いからです。 簡単に言えば、人生に役立つと思えるってことかな。 この本もそうでした。タイトルだけみると、トンデモ本のように感じますが、独自な内容にあふれています。 シラバス調で紹介するなら、 この授業では、心理学や認知科学、ポジティブ心理学などの理論をベースに、実践的なツールや技術を提供しているそうです。 学生は自己理解を深め、目標設定やストレス管理、コ

三振を恐れるな ベーブ・ルース

先日、家の書棚を整理していたら、ノートが出てきました。ずいぶん古いですね、これ。 「私が学んだ言葉」と書いてあります。 印象的だった言葉を抜き出していますね。 へえ、むかしもこんなことしてたんだな。 ぱらぱらめくっていると、ホームラン王、ベーブ・ルースの言葉がありました。 「ただボックスに立って、バットをふるだけさ」と書かれていますが、どこからの引用なのか分かりません。原文も見つかりません。 たぶん、ヒットを打つ秘訣は? なんて聞かれて答えた言葉だったような気がし

命がけで海外に渡った人たち⑦ もし嵐に遭っていなければ ジョン万次郎

最近読んだ本の中に、ヒトが長寿になる原因について、こんな下りがありました。 ここでの話題は寿命ですが、その人がどんな人間になって、何を成し遂げるかも環境がかなり影響しているのでしょう。 この下りを読んで思い出したのがジョン万次郎という人です。 歴史の教科書で彼の名前を知った人もいるはずです。 中浜万次郎とも呼ばれる彼は、1825年に土佐国(現在の高知県)の浦戸で生まれました。1837年、14歳の時に遭難します。この遭難がなかったら、ごく普通の漁師として一生を過ごし、教

命がけで海外に渡った人たち⑥ 4年かけてチベットに到達した僧侶、河口慧海

目標を持って日々を過ごせとよく言われますが、なかなかできないことです。 語学や読書、運動。私は三日坊主になってしまうことが多い。ああ、坊主なんて失礼な言い方はいけないな。 3日どころか4年かけて慎重に準備を進め、念願を叶えた僧侶、お坊様がいらっしゃいます。 それが河口慧海と言う人です。 以前から気になっていた人です。最近ようやくエイヤッと本を読んでみた。 いやあおもしろい。無鉄砲、徒手空拳で自分の思った道をひたすら目指す。なかなかできないことです。 河口慧海(かわ

Answer this in 210 words. Global overpopulation is a serious threat to the future of humankind.

英語の作文に取り組んでいます。これは、チャットGPTに書いてもらった比較的平易な英文です。自分用ですが、ついでに公開しておきます。今回は人口過剰について2020年度2回目の英検一級の課題です。 3つの理由は環境破壊、資源の枯渇、気候変動を起こす。1と3がやや重なっている気ももするので、工夫が必要かな。 Global overpopulation poses a significant threat to the future of humankind for severa

命がけで海外に渡った人たち⑤ 密航し、船長の犬の世話、船長の下着の洗濯までしてアメリカで学んだ新島襄

外国に行くのに苦労した人って誰だろうと思って、いろいろな本を読んでいて気がついた。江戸末期から明治の初めにかけて外国に渡った若者はみんな、とんでもない努力の末に、渡航を実現していたんだな。 中でもすごい熱意だと思ったのが、新島襄という人だ。京都の同志社大学の創設した教育者、キリスト教の熱心な信者ー程度が私の理解でしたが、それだけではないですね。人並み外れた信念と情熱の持ち主です。 江戸時代の末期に生まれた新島は、武士の子として、幼い頃から文武両道に励みました。 漢学や蘭

命がけで海外に渡った人たち⑤ 日本人初のハーバード大学ロースクール卒業生の悲しい結末 井上良一

ハーバード大学に1度行ったことがあります。10年ほど前でしたね。ボストンに行く機会があったので、ぜっかくならとキャンパスを訪ねたのでした。 この大学って、もう伝説の存在ですよね。教育内容の水準はもちろん、学費の高さ、入学の難しさも米国、いや世界でも指折りでしょう。 最近、日本の高校生も卒業後、そのまま海外の大学に行くケースが増えていますが、ハーバードに入るのは今も至難の業でしょう。 さて、それでは、日本で最初にこの大学で学んだ人は誰なんでしょうか。 正解は、福岡出身の

命がけで海外に渡った人たち④ 南極探検に人生をかけた白瀬中尉

もう人類が宇宙に行く時代です。技術の進歩もあって極寒の南極に行き、さまざまな観測をすることは、容易になっています。 そもそも南極になぜ行くのか。 文部科学省のホームページにはこうあります。 しかし、明治時代はまったく様相が違っていました。 まさに極寒、未開の地に向かうことでした。 その南極を目指し、日本人として初めて到達したのが白瀬矗(なお)です。 南極観測船しらせとして、今も名前が残っています 南極まで1年2カ月(途中陸上での待機含) 往復で1年7カ月 日本か

ふさわしい時に輝けばいい。

英語の名言、しばらく書いていなかった。ふと思いついてチャットGPTに最も引用されている名言は何かと聞いたら、写真の言葉を教えてくれた。 極めてシンプル。 Don’t Compare Yourself with Others. Be Like the Sun and the Moon and Shine When It’s Your Time. 自分を他人と比較してはいけない。太陽と月のように、ふさわしい時に輝けばいい。 この言葉には自信と忍耐の大切さが込められている。

韓国の総選挙を語る

韓国の大学院生ヨヒョンジュンさんと、4月10日の総選挙について語りました。2分あたりから始まります。 与党の責任者だったハンドンフン氏は、ほとぼりを冷ますため、海外留学するとの見方も出ているようです。 30代のヨさんは、入試不正の疑いがかけられている曺国さんは、個人的に支持できないと話していました。

命がけで海外に渡った人たち③ ロンドンに留学した夏目漱石

文豪という言葉がぴったりする作家と言えば、何と言っても夏目漱石でしょう。今も愛読者が多い彼は、明治時代に国費でロンドン留学を果たしています。 定期旅客船で向かったので、命がけというほどではなかったかもしれませんが、1か月以上の長い旅路でした。どんな思いで、何を見たのでしょうか? 明治33(1900)年9月8日、漱石は、横浜港からロンドンに向けて出発しました。 日本からロンドン直行便 約14時間半 漱石の船旅 40日間 船の名前は「プロイセン」号でした。東シナ海を南下し

命がけで海外に渡った人たち② ブラジル移民

私は長野県生まれです。どうやら親戚の中にブラジルに移民した人がいると聞いたのは、最近のことです。 母方の「コマツ」姓を名乗り、かなり大きな農園を営んでいるそうです。母親はその親戚を知っていましたが、もう90歳を超えています。 思いついて改めて聞いてみたのですが、「コマツ農園としか分からない」との答えでした。そうですねえ、もう移民が始まってから100年以上経っていますから。 移民としてはアメリカ、ハワイなどがメインでした。 しかし、日本人が勢力を伸ばしたため、警戒され移

命がけで海外に渡った人たち① 遣唐使の天才 阿倍仲麻呂

阿倍仲麻呂 ちょっと興味があって、命がけで外界を目指した人を調べてみた。今は、地球のどこに行くにも飛行機を使えば、乗り換えしたとしても2日程度で着くことができる。 しかし、つい100年ほど前まで、海外に行くことは命をかけた仕事であった。若者が内向き思考になっていると言われるが、いま1度、未知の世界に飛び込む勇気について書き留めておきたい。それは自分に対するエールでもある。 まずは、何と言っても稀代の天才、阿倍仲麻呂(あべのなかまろ)でしょう。 仲麻呂が目指した唐の都、

万景峰号が持ち出した金額

万景峰号が日本から持ち出した額はどの程度になるのだろうか。 2003.06.28日付けの読売新聞に、その数字が載っている。 タイトルは「北朝鮮へ送金や持ち出し、3年で12 7億円 9割、渡航者運ぶ/財務省届け出分」というものだ。正式な発表ではなく、読売の独自記事のようだ。全てが不正持ち出しではなく、承認を受けているものもあることを念頭に置いて、読んでいただきたい。 その概略を抜き出しておく。 2002年までの3年間に、日本から北朝鮮へ送られた資金は、財務省が正規の届け出を