命がけで海外に渡った人たち⑤ 密航し、船長の犬の世話、船長の下着の洗濯までしてアメリカで学んだ新島襄
外国に行くのに苦労した人って誰だろうと思って、いろいろな本を読んでいて気がついた。江戸末期から明治の初めにかけて外国に渡った若者はみんな、とんでもない努力の末に、渡航を実現していたんだな。
中でもすごい熱意だと思ったのが、新島襄という人だ。京都の同志社大学の創設した教育者、キリスト教の熱心な信者ー程度が私の理解でしたが、それだけではないですね。人並み外れた信念と情熱の持ち主です。
江戸時代の末期に生まれた新島は、武士の子として、幼い頃から文武両道に励みました。
漢学や蘭