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言葉の宝箱 0141【楽な道はありません。しかし、最短の道はある】

『ルーズヴェルト・ゲーム』池井戸潤(講談社2012/2/21)

中堅メーカーの青島製作所の野球部はかつて名門と呼ばれたが、
ここのところすっかり成績低迷中。
会社の経営が傾き、リストラの敢行、監督の交代、廃部の危機。
野球部の存続をめぐって、社長の細川や幹部たちが苦悩する中、
青島製作所の開発力と技術力に目をつけたライバル企業
ミツワ電器が「合併」を提案してくる。
青島製作所、そして野球部はこの難局をどう乗り切るの?
負けられない勝負に挑む男達の物語。

・やりたいことがあるってのは、いいことだ。
お前の人生だから、どう生きるかはお前が考えて決めろ。
だが、これだけはいわせてくれ。
野球をやめたことを終点にするな、通過点にしろ。
いままでの経験は、必ずこれから先の人生でも生きてくる。
人生に無駄な経験なんてない。そう信じて生きていけ P188

・単なる思いつきならなら無数に出てくるが、
本当の意味での有益なアイデアとは、ある種の「発明」である。
そう簡単にものにできるはずもない P324

・ビジネスは、人間関係と同じです。
相手を尊重する気持ちがないところに、真の友情は育たない P370

・自分の人生がどうなるか知らないでいることこそ、本当の不幸です。
人間ってそういうものじゃないでしょうか P399

・ルーズヴェルト・ゲームだ(略)
野球好きのフランクリン・ルーズヴェルト大統領が、
一番おもしろいといった試合のことだ(略)
八対七の試合のことさ P427

・楽な道はありません。
しかし、最短の道はある P437

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