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言葉の宝箱 0202【恐ろしいことでも、認めたくないことでも、真実を見極める勇気を持たないと】

『ユタが愛した探偵』内田康夫(光文社文庫2017/3/20)


琉球王家伝来の滋賀県彦根の名物行事「ブクブク茶会」。
沖縄から参加した式香桜里には「神の子」といわれる予知能力があった。
彦根で彼女の素性を探っていた男が
一週間後沖縄の聖地斎場御嶽で死体となって発見された。
男はスキャンダル雑誌の社長だった。
彼の関係者からの依頼を受けた浅見光彦は真相解明のため沖縄に向かう。
彦根、沖縄を舞台に繰り広げられる旅情ミステリ。

*ゆた:沖縄で口寄せをする巫(かんなぎ)男にも女にもいう、
いたこ:東北地方で、口寄せをする巫女
口寄せ:巫女などが神がかりになって霊魂を呼び寄せ、
その意思を伝え告げること。
神霊を寄せるのを神口、生霊を寄せるのを生口、
死霊を寄せるのを死口という

・人間独りのうちが花ですよ P198

・恐ろしいことでも、認めたくないことでも、
真実を見極める勇気を持たないと P268

・歳月は人間を変える P292

・情に流されることこそが、もっとも戒めるべきものである P296

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