言葉の宝箱 0060【歳を取ると自分の家のありがたさがよくわかる】
『花咲小路四丁目の聖人』小路幸也(ポプラ文庫2013/10/5)
舞台はさびれつつある地方都市にある小さな商店街『花咲小路商店街』。
主人公の亜弥は両親が始めた小さな英語塾を継いで講師をしている。
既に隠居している父は日本に帰化したイギリス人なのだが、
若い頃は美術品を中心とする泥棒として名を馳せていた人物で
この商店街で起こる事件をその手腕で解決していく。
・多くの人間が足並みを揃えようっていうのは難しい P41
・情報は持っていても行動力はない P45
・歳を取ると自分の家のありがたさがよくわかる P187
・悪いことをしてなくても人間ってパトカーとかお巡りさんを見ちゃうとどぎまぎする P209
・金のある奴にはかなわない P279