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言葉の宝箱 0454【諦めたらそこでオシマイですもん】


『天晴れアヒルバス』山本幸久(実業之日本社2016/9/20)

『ある日、アヒルバス』の続編。
『笑う招き猫』の漫才師アカコとヒトミも登場。
“ 恋バナ ” やアラフォーの “ 婚活 ”話もあって愉しめる。

・出逢った頃は可愛らしいお嬢さんだったのになぁ。
歳を追う毎に押しとアクが強くなってきた。
要するにオバサンになったのだ P33

・好きでもなんでもなかったが、ひとのものになると惜しい気がした。
取り残されてしまったようにも思う P51

・挨拶は心のパスポートってこと(略)
なんでもない日常の挨拶こそが、
ひととひととの心を繋ぎ、お互いの関係を豊かにするんですよ P99

・ひとの弱点を見つけちゃ指摘して、
相手が嫌がる顔を見て悦に入ったりしなさんなって、いってるの(略)
そうやって他人よりも優位にいないと不安でしようがないんだろ。
小心者にもほどがあるよ P148

・お世辞にも上手いとはいえない(略)
それでもおわった途端に拍手が沸き起こったのは、
じょうずにできなくて当然、チャレンジすることに意義があるのだと、
みんなに勇気を与えたからだ P173

・一度しくじると、つぎができなくなっちゃうもんだよね(略)
そういうのって、マジつらいけど、
そっから逃げちゃ、駄目だとあたしは思うんだ。
諦めたらそこでオシマイですもん P224

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