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考えすぎないほうが上手くいく?


◆<だいたいわかった>の効用
 なんとなく先が見えず、何やっても結果も見えにくくて不安いっぱいな世の中で、モヤっとすることが多過ぎてメンタル痛めそうな時代が続いております。

 そのような時代でも、心を痛めず幸せに生きていくコツはありそう。

  「大体わかった」
  「何とかなる」
  「こんな状況にも意味がある」

 この3つの感覚を大切にしていると、どんな苦境も突破できる(らしい)。

 これらは、アウシュビッツに収容され戦後無事に生還されたユダヤ人のうち、その後の人生でPTSDやフラッシュバックなどとは全く無縁に、健康で幸せな人生を送った方々に共通していた感覚だったそうです(生還者の約3割が持ち合わせていたそうです)。

 「首尾一貫感覚」(sense of coherence)。

 医療社会学(健康生成論)A・アントノフスキー博士が理論づけたものから引用しております。

 この3つの感覚をかっこよく言うと、
   ・把握可能感  (→だいたいわかった)
   ・達成可能感  (→なんとかなる)
   ・有意味感   (→この状況もきっと大切な意味があるはずだ)

というのだそうです。

 これらの感覚が備わると、絶望的な環境におかれても精神を病まず暮らせる、つまり不安な日々でも割と幸せに生きていけるかなと思った次第ですが、さていかがでしょう?

◆不安がメンタルを痛める可能性
 我が国の現状を鑑みると、足元の経済は低迷し思うように賃金も伸びず暮らしはしんどい感じでしょうか。将来とても心配な状況が30年くらい継続中。

 ちょっと海外に目を向けても、かの地で勃発する戦争や紛争。何かと先行きの心配が尽きない印象。

 加えて、コロナ禍で日本でも経験した変化の激しい社会は、明るい未来より不安を煽られる感じが強いでしょうかね。

 今の状況がアウシュビッツ収容所と同じと言わないまでも、メンタルが壊れやすい状況はなんとなく似ているのかなあとかんじたところでした。

 いずれにしても、あまり深く考え過ぎず、上記の「大体わかった」感でおおざっぱに生きていくほうが、今どきのメンタルにはよろしい時代かもしれませんね。

◆考えすぎない効用
 変化の激しい時代にあっては、考えすぎずまずは行動を起こし、間違っていたら修正していく「トライ&エラー」。それを繰り返しながらアップデートしていくほうが、気持ちよく生きられる時代かもしれませんね。

◆後悔先に立たず
 実は、後悔は、やらなかったことへの後悔より、やって後悔のほうがダメージは小さいそうなのですよ。

 いつまでもくよくよしてしまうのは、やらずに後悔したときに起きているみたいだよ。

 ならば、あまり考えすぎず、だいたいわかったくらいで動き出しておくほうが健康的か。

 もしかして、人間は無意識にも考えすぎない効果を知っている生き物なのかもしれませんから、あとは自分次第かもね。

          yoitenki4110

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