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数学に対する私観・感覚・提議

前回の記事(↓)について、ぼくの私観・感覚・提議をお話し致します。

ぼくは学生時代、ずっと「体的(Material)= 物質的」な事について勉強をしてきました。数学はその根底を司る基礎的な学問です。つまり、西欧を中心として発達した、いわゆる科学というものを勉強してきた訳ですね。近代の社会は、これらに順ずるように、学問の世と商売の世を築き、生産性や効率性を追い求める疲弊的社会として飽くなき暴走をずーっと走り続けてきた訳でありましょう。

数学の歴史を紐解けば明らかなように、近代人は感覚を信じなくなり、直観も信じなくなった。近代人は、感覚や直観を「科学的根拠がない」として論理的な反証を武器に封殺し続けてきた。いわゆる科学によって、生活は便利になった。しかし、科学によって人類は幸せになったのか?というと、「そんなことはない」という感覚に多くの人が同意してくれるのではないだろうか。

近代人は、血圧がどうの体重がどうの言っては健康まで科学の範疇に取り込もうとする。学問の世では、健康でさえ学問になると思っている。さらに商売の世である近代の社会にとって、学問と化した健康はさらに商売になるとさえ思っている。おかげで生活は歪な光景を映すようになった。近代人は、身ずからの感覚や直観ではなく病院に居る医者の声に耳を貸している。「でも、おかしいじゃないか」。そのおかしな状況を支えているのが、他ならぬ理屈と情報で囲われた数学というものなのだとぼくは認識している。

学者によっては脳波を解析すること等で恋愛も学問になると思っている。恋愛は経済学的だと捉えている学者も居る。そして恋愛が学問になれば、商売にもなると思っている。ほら、マッチングアプリなんか良い例じゃないか。数学を使ったアルゴリズムで恋愛にも関与できると思っているのか?。「阿呆じゃないのか」という感覚が起こるのは、近代人には分からん感覚だと思う。

つまり、ぼくが思うのは「数学は度が過ぎている」という感覚。ぼくは数学を専門的に勉強してみて、「数学は実は思っているよりも底が浅いものだし、数学にできることって本当に限られてるよな。でも謙虚にそれを認識してやる分には良い遊戯だよな」という感覚を素直に思った。実際、江戸時代には数学は和算といって庶民が楽しむ遊戯だった。実用的な価値なんてないことを承知の上で、将棋を指して楽しむように数学をやっていた。「数学は本来それで良い」というのがぼくの感覚。

学生時代を終えて、ぼくは「霊的(Spiritual)= 精神的」な事について新たに勉強するようになった。黎明神示を読み進めていく中で、ぼくの感覚は確信へと変わり、そして学校や社会が必死に伏せようとする事実にハッキリと気づく。

学問の世は終わった。商売の世は終わった。

ということ。

皆んなどこかで気づいてる。同じようなことを感覚として掴んでいる。日本人は結局のところ近代人には成り切れなかった。そういう民族は世界的に見て稀であるのだから、日本人には可能性がある。例えば、こんな疑問を投げかけてみよう。

問:人類はそもそもなんで、こんなこと(数学)をやってきたのか?

当然、従来は何かしらの必要性があったのだと思う。日本最高峰の数学者・岡潔はこう語る。

数学というものは闇を照らす光なのであって、白昼にはいらないのですが、こういう世相には大いに必要となるのです。闇夜であればあるほど必要なのです。
春宵十話より

これが書かれたのは大体1960年頃のこと。数学は闇夜の世相にとっては必要なのであった。意識や本能が眠っている世相では、直観が働かない(もしくは働いても信頼できない)から代わりに計算を信頼する。そういう世相が長く続いていたけれども、今世紀に入ってから闇夜は明け始めている。

既に、数学の必要性は薄れて来ていると言っても良い。そして、このことは歓迎すべきことなのだ。ITだの情報社会だのと言っては「数学はこれから大事だ!」と言うのはズレた感覚なのではないだろうか。そういう社会の風潮に疑問を投げ掛けたい。数学を必要とするような闇夜の世相は、既に明け始めている!。

意識や本能(科学が言う意識や本能とは違う)が目を醒まし始めた。「なんか数学ってもう必要なくなって来てるよね」という感覚が、普通に浸透して行けばいいなと思っている。世相は既に、闇夜から白昼へと変わって来ている。

数学が消えればいいとは思わない。将棋と同じように、遊戯として残ればいいと思う。教育で将棋を習わないように、わざわざ数学を習わなくてもいい。教育ではもっと大切なことがあるはずだ。意識や本能についてきちんと習ったほうがいい。

ぼくはそういう感覚を持っています。数学に関してこのように考えています。ここに書いたようなことを、シェアして行きたい。だから、前回の記事に書いたような共振会というのをやりたいと思っています。

共感してくださる方も、よく分からないからもっと説明して欲しいという方も、理解は難しいけど応援したいという方も、いろんな方からの連絡をお待ちしております。それでは、最後までお読み頂いてありがとうございます。

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