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エコびれ・オンラインセミナー -人気の過去のレポート-

農業、建築、環境、国際情勢その他さまざまな分野の専門家や実践家を講師に招き、サステナビリティをテーマに、毎月(第3水曜日)開催しています!
過去の人気テーマの一部をご紹介します。毎回学びが深いテーマで参加者の方からは好評のお声を頂いておりますので、興味がある方はぜひお気軽にご参加ください!

↓余市エコカレッジ特設サイト
https://www.yoichiecocollege.net/

【文明の転換、パラダイムシフト / 第19回】

■講師プロフィール
谷崎テトラさん
(京都芸術大学客員教授/放送作家/音楽プロデューサー/ワールドシフトネットワークジャパン代表理事)

1964年、静岡生まれ。環境・平和・社会貢献・フェアトレードなどをテーマにしたTV、ラジオ番組、出版を企画・構成するかたわら、新しい価値観(パラダイムシフト)や、持続可能な社会の転換(ワールドシフト)の 発信者&キュレーターとして活動中。国連 地球サミット(RIO+20)など国際会議のNGO参加・運営・社会提言に関わるなど、持続可能な社会システムに関して深い知見を持つ。リバースプロジェクトCGL研究員。

(参照:Fluer Thanks Giving 花と緑の感謝祭ウェブサイトhttps://fleur-thanksgiving.com/tanizaki-tetra/ )

■内容紹介
「ワールドシフト(文明の転換)には精神性の転換が必須。」と唱えるテトラさん。世界情勢、身の回りの当たり前が独自のスピード感を持って変化していくなかで、その変化(違和感)に感じ、どう捉えていくのか。テトラさんならではの様々な領域を横断した話を交え、課題解決型のアプローチの限界を超える、精神性についてお伺いします。当日は自給自足エコビレッジをゼロから作る全国の試みや、毎月行われているピースディーイベントなどの活動内容も伺う予定です。奮ってご参加ください。

■参加者の声💬
時代の変化に自分がどう向き合っていくか考えさせられた。現代社会とエコビレッジの関係を沈没船と救命ボートと表現したことにとても納得できた。
中味の濃い内容で、未来に明るさを感じました。奪い合う社会から、分かち合う社会へ。そんなふうになったら良いなと思います。
たっぷりの情報をポッドキャストのように聞いておりました。 私はこの3年で自然やパーマカルチャーに触れ、少しずつ自分の関心や行動が変化していている段階です。 テトラさんから世界各地の様子をリアルな写真+現地の方の活動を旅の記録のようにお伺いできたことは、ニュースなどの情報よりずっとずっと親近感と危機感を感じました。 ひとりの行動や発信から変わることができる、と感じたのでできることを続けていきます。 
流石に長年、環境番組を手掛けてきたテトラさんだけに、幅広く深い話が聞けて良かったです。またアポロ8号からの歴史的な流れを 概観出来て興味深く、また、希望の糧でした。
情報量が多くあっという間の時間でした。「テトラノオト」でもさらに知れることも有りがたいです。


【ワインと映画と平和 / 第17回】

■講師プロフィール
関根健次さん(ユナイテッドピープル株式会社代表)
ユナイテッドピープルは「人と人をつないで世界の課題解決をする」をミッションに掲げ、映画の買い付け・配給・宣伝・制作を行なっている。また同時展開で平和をテーマにしたワインの輸入販売も行う。

■内容紹介
偶然訪れた紛争地で世界の現実を知り、後に平和実現が人生のミッションとなった関根さん。
世界の課題解決を事業目的とするユナイテッドピープル株式会社を創業後、映画事業を開始。そして新たに”平和実現のためのワイン事業”を始めた経緯や想いを伺います。

■参加者の声💬
・導入のガザ地区での日々、毎日誰かが死んでいるが報道されないという事実が印象に残りました。最近のメディアの「報道しない自由」というものは、人々を真実や民族の融和から遠ざけているように感じます。
・「プラスチックを何割減らしたからどうだ」とか、SDGsウォッシュのくだりはとても共感を覚えました。最近の各国政府や企業の動きは、環境や世界平和を真に希求するというよりは、おカネの匂いに釣られてやってきた人々が作った商品やトレンドがあふれてしまっているように感じます。その中で、自分で「何かを育てる経験」というものは、とても大事だと分かりました。 自分が生産者になるということは、命に責任を持つことであり、作ったものや作る場所における責任を持つことでもある。 消費しか知らない人々は、お金を払うことで「全ての責任を人任せ」にしている現状を知るべきだ。一方で、生産者は負う責任と引き換えに作る喜びを感じることもできる。このように感じました。 その責任や喜びを誰かと分かち合えることは、本当に素晴らしいことだと思います。

【生ごみをすてない暮らし -都市からはじまる半径2kmの栄養循環- / 第13回】

■講師プロフィール
平由以子さん(ローカルフードサイクリング代表)

■内容紹介
今回は持続可能な食循環をつくるコンポストのお話です。都市から始まる半径2kmの栄養循環づくりを目指し、1997年から始まった生ごみ堆肥化の普及研究、国内に広がるコンポスト人材の育成など、コンポストを中心に環境まちづくりの実践、研究について伺います。

■参加者の声💬
・コンポストの話だと思っていたのですが、コンポストを活用した地域循環の話で、深い!という印象でした。

【パーマカルチャーとエコ建築 / 第11回】

■講師プロフィール
山田 貴宏さん(ビオフォルム環境デザイン室)

主に国産材と自然素材を活用し、地産地消でかつ伝統的な木の家造りを中心とした建築/環境設計を行う。パーマカルチャーのデザイン手法・哲学を背景とした住環境づくりをめざす。建物とそれを取り巻く自然まで含めた幅広い環境と場づくりがテーマ。

■内容紹介
私たちの未来は豊かで健康的な自然資本があって初めて成立します。そのためには、ヒト、モノ、自然の間の関係性をどのようにデザインするかが大切です。健やかで安心感のある暮らし、環境、地域、社会に根付いた建築を実現するための工夫や想い、そしてこれからの環境建築のイメージについて山田さんに伺います。

■参加者の声💬
・山田先生の里山長屋の本を以前読みお話を聞きたいと思っていたので、実際にお会いできて(画面越しですが)とても嬉しいひと時を頂きました。ありがとうございます。
・以下が印象に残りました。実践したく思いました。
 1、関わりしろがある寄りやすい場づくりの大切さ
 2、人が集まるためのマグネットの大切さ(神山における、美味しいコーヒー・東京だけで手に入る洋書)
 3、住まいの流動性を高めるための、個々人の意識変革


【タネ・食・農の過去と未来 / 第10回】

■講師プロフィール
久田徳二さん
(北海道大学客員教授・元北海道新聞編集委員・北海道たねの会代表)

■内容紹介
 2017年4月、国会で十分な審議が行われないまま主要農作物種子法廃止が可決され、2018年4月に廃止されました。2018年6月に、北海道の有志によって「北海道たねの会」が発足。北海道での新しい種子条例の制定を目指して活動している久田さんに登場して頂きます。
 なぜ種子を守る必要があるのか、世界と日本で起きている、遺伝子操作やタネの独占、多様性の喪失についてお話を伺います。

1)タネと人類
2)世界で起きていること
3)日本で起きていること

■参加者の声💬
・短い時間でタネの歴史から現代の課題まで網羅的に知ることができて大変勉強になりました。特に1万年以上の選抜試験を乗り越えて今のタネがあること、農に携わる方がそれを繋いできたことの重要性が強く印象に残りました。
・私たち市民ができることについて話を深められてよかったです。有機給食などの取り組みが進んでいる点はとても心強く感じました。消費者として有機のものを選ぶ、遺伝子組み換えのものにNoという声をあげようと思います。また、来年からは家庭菜園で在来種のタネを使い、またそのタネを採取して続けていきたいと思いました。

【幸せの経済学 / 第9回】

■講師プロフィール
辻信一さん(ナマケモノ倶楽部代表)

■内容紹介
「スローライフ」「100万人のキャンドルナイト」「ローカリゼーション」「ローカルフューチャー」「幸せの経済」などのキーワードを掲げて全国でキャンペーンを展開する文化アクティビスト。
ローカリゼーションやエコビレッジなどのコミュニティ運動はみんな性善説でなりたっている。そんな運動の夜明けに私たちはいる。そしてそこに希望はあると辻先生はおっしゃいます。私たちは、今抱えている不安や悲観をどうポジティブに変えていけるのか、グローバル経済がシフトすべき未来の世界観について、伺います。

■参加者の声💬
・Care fare shareは、良い語呂合わせだなぁと感心しました。子育てに村、つまりは地域の、ゆるいつながりの人々の力が必要と言う発想も興味深かったです。
・知らない事ばかりでしたが、難しい単語があまりなく、あっても、一つづつに注釈が入るような感じでお話しいただき、わかりやすいと思いました。 現在感じている事の背景には様々な歴史があるのだと知りました。 もっと知りたいなぁ、と思わせる辻さんの話仕方も素敵だなと思いました。 特にバックラッシュのあたりは、この20年を振り返ると腑におちますね。後日談なのだとしても。



【持続可能な食と農 -100年先も続く、農業を-/ 第8回】

■講師プロフィール
小野邦彦さん(株式会社坂ノ途中代表)

■内容紹介
農業って、実は環境へのネガティブな影響が大きいんですね。
もっと環境負荷の小さい農業、社会にシフトしていこう。そしてそのためには、新しく農業に挑戦する人たち、オーガニックで環境負荷の小さい農業を志す方を応援したい。
少量不安定な生産でも、品質が高ければまっとうな価格でお客さんのところに届くような仕組みを作るために、2009年京都で株式会社坂ノ途中を立ち上げました。
10年間の歩みや課題をお話し、皆さんと一緒に坂ノ途中の未来像について語ってみたいと思います。


【アイヌの暮らしと権利 / 第7回】

■講師プロフィール
平田剛士(カムイチェプ・プロジェクト研究会コーディネーター)

■内容紹介
私は滝川市在住の和人男性で、フリーライターをしています。

2019年秋、オホーツク地方の藻鼈(モベツ)川で、紋別アイヌ協会の畠山敏会長たちが、サケを密漁した疑いで告発された事件をご記憶でしょうか。警告し続ける道職員たちに、「日本人が決めた法律に、なぜ先住民族が従う必要があるのか?」と反論するエカシの姿を、ニュースでご覧になった方もおられると思います。

私は現場で取材しながら「エカシが問うている相手は自分だ」と感じました。和人としてどう返答すればいいのか思案しながら、昨年(2020年)、NPOさっぽろ自由学校「遊」の支援で「カムイチェプ・プロジェクト研究会」というウェブゼミを企画・開催しました。

カムイチェプは「カムイが届けてくれた魚」、つまりサケを指すアイヌ語です。先住民族の権利をどうすれば保障できるか、研究会の成果を交えながら語り合えたら、と思います。

【環境共生型汚水浄化システム / 第4回】

■講師プロフィール: 樋口佳樹さん(日本工業大学)
地球にも人にもやさしい「暮らし」をデザインする設計・研究活動を行っている。具体的には、機械設備にできる限り頼らない「パッシブ手法」の開発を研究のベースとしている。昔ながらの「環境に負荷をかけない暮らしの工夫」に、少しのアイデアを足して、「将来の技術」を創り出すことを常に心がけている。
設計活動では、伝統構法による自然素材の家づくりと、築古ビルを自然素材による健康リフォームによって、さらに半世紀長持ちさせる「百年建築プロジェクト」を推進している。

■内容紹介
自分の生活の中で汚した水は、誰がきれいにしてくれているのでしょうか。公共下水道の普及により、便器のレバーをひねると汚物が消えてなくなる便利な生活に慣れています。しかし、このような便利な暮らしは、大きな災害などに直面すると限りなく無力になります。これからは、生活インフラ(上下水や電気など)に頼らなくても工夫して暮らしを継続できる力(生活力)がますます必要となるのではないでしょうか?
この講座では、発展途上国の水環境の現状を紹介し、発展途上国や災害時に活用が期待できる電力を使わない排水浄化法について概要を説明します。最後に、エコビレッジに試験的に導入している家庭用ハイブリッド人工湿地による浄化システムの設置から浄化性能について報告します。