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入社1年新卒人事、ヤッホーブルーイングの経営理念を解説させていただきます。その2

みなさん、こんにちは!

ヤッホーブルーイングのポスポス(弊社でのニックネーム)です。

珍しく感情が読めないポスポス

今回は、経営理念についてのストーリーその2!
「ガッホー文化」について説明していきます。

その1は下記記事をご覧ください。

5つの経営理念

それでは気を取り直しまして、経営理念についてのお話をしていきます。
ヤッホーブルーイングの経営理念は以下の5つです。

ミッション(使命 ヤッホーが存在する意義、目的)
ビジョン(将来像 長期の目標)
価値観(絶対に譲れないこと、決まり事)
ガッホー文化(組織文化 大切にしているはたらき方)
ヤッホーバリュー(ヤッホーがファンに支持される価値)

弊社で実際に用いられている、経営理念の図


私たちの会社は
価値観、ガッホー文化、ヤッホーバリューを基盤にし、大切にしながら
ビジョン・ミッションの達成に日々尽力しています。

今回は、「ガッホー文化」についてより詳しくご説明しますね。


ガッホー文化

実はポスポスは、「ガッホー文化」を初めて目にした時、「大事なところなのに盛大に誤字がある……」と思ったのですが、間違ってはおりません。
「ガッホー」は「頑張れヤッホー!」の略です。
それでは、内容を見ていきましょう。

ヤッホーブルーイングのガッホー文化の図

"スタッフ一人ひとりの力と自発的な努力を原動力に、一人では成し遂げられないことをチームで目指し、ファンにささやかな幸せをお届けすることで「ビールを中心としたエンターテイメント事業」の醍醐味を味わうはたらき方。"

ここで太字になっている「ビールを中心としたエンターテイメント事業」について補足しておくと、私たちの会社は区分で言うと「製造業」に当たるのですが、ただの製造業、ビールメーカーだとは思っていません。美味しいビールを作ってお届けすることはもちろん、イベントやweb上での企画などをはじめ、ビールを通した様々な楽しみ方を提供することを目指しています。

そしてこの右の図は、

ヤッホーブルーイングのガッホー文化の図

フラットな環境でチームではたらきながら究極の顧客志向を目指す。具体的な働き方は切磋琢磨し、仕事を楽しみ自ら考えて行動する。その切り口が知的な変わり者。」

ということを表しています。たくさん初出しのワードが出てきましたね(笑)一つずつ説明させてください。

フラット

毎朝行われる雑談朝礼の様子

フラットを知ってもらうために、よく比較されるピラミッド組織の話をします。社長・部長・課長といったように役職が階層になっているのがピラミッド組織ですが、私たちはフラットな組織を目指しています。

フラットな組織を目指すために、

  • 役職を最小限にしている

  • 年功序列ではなく、実力で評価される

  • 情報がOPENで縦横無尽

  • 自由に意見が言える「ワイワイガヤガヤ組織」

ということを実施しています。
これ、いずれもピラミッド組織にはないような慣習だと思いませんか?

フラットな関係性を築き、フラットに議論が進められるようになると、
メンバー全員が十分に意見を出し、十分な納得感をもって決断できるため、高い成果を出すことができるようになります。

究極の顧客志向

イベント「裏宴」の様子

私たちは、お客様(ファン)が喜ぶことを全力でやりたい!という気持ちがあります。また、私たちは「全ての仕事の先にお客様がいる」という想いを持って日々仕事をしています。

とはいえ、それって他の会社でも、どんな仕事をしていても大切な考え方で、そう思ってお仕事をされている方も多いと思います。
でも私たちが掲げているのは「究極の」顧客志向です。ここに関しては、言葉で書いてもなかなか伝わらない気がしてきました……。

ファンイベントに私たちの思いが凝縮されているので、是非一度こちらの動画をご覧ください。

「究極の顧客志向」というと、まるで「お客様の言うことはゼッタイ。お客様は神様!」という考え方を想起する方もいるかもしれないのですが、ヤッホーブルーイングではそうではなく、共にビール文化を作っていく仲間のような存在としてファンを位置づけています。

自ら考えて行動する・切磋琢磨・仕事を楽しむ

この3つは、ヤッホーらしい働き方について表したものです。
3つとも言葉通りではありますが、

人から指示されたことではなく自分で考えたことを実行に移し、同僚同士互いに励まし合い・刺激し合いながら共に向上し、日々楽しみながら仕事をしています。

知的な変わり者

「知的な変わり者」って、なかなかイメージの湧きにくい言葉ですよね。
でも凄く大切にしている考え方なんです。

これについて個人的に一番分かりやすいと感じているのは、弊社から出ている書籍『ぷしゅ よなよなエールがお世話になります』内で紹介されている、弊社所属グループの星野リゾート代表、星野佳路のエピソードです。

星野は、東京から軽井沢に向かう新幹線で隣り合わせたご婦人の頭にインコが乗っていることに気づき、たまらずどうして乗せているか聞いたところ、「かわいいでしょう?おりこうなんですよ」と上品な笑顔で答えになっていない答えが返ってきた後、飼い方などを詳しく教えていただいたことがあったそうです。

「知的な変わり者とは、こうでなくてはいけない。常軌を逸脱しているが、どちらかと言えば愉快だ。私はいままで、幾多の方たちと新幹線で隣り合ってきて、その誰ひとりとして覚えてはいない。でも、私はこのご婦人のことをきっと死ぬまで覚えているし、むしろ人に話したくて仕方ない。私は彼女に『人のなかに埋もれない』ことの神髄を見た」(井手 2016;207)

これは、インコを頭に乗せたご婦人と会った後の星野のメールです。

ヤッホーブルーイングでも、本人の個性を伸ばして働いてもらいたいと思っています。1人1人が個性を発揮して働くと、モチベーションの高い仕事ができるので働く本人が楽しいですし、大きな成果を出せるので会社としても利益をより生み出すことができます。

私もヤッホーブルーイングの一員として、個性を伸ばし、知識を身につけて成長している最中です!

チームではたらく

私たちは自立・自律したはたらき方を身につけたヤッホースタッフ一人ひとりが、パズルのピースのように相互に繋がり、一人では成し遂げられないことをチームで目指しています。

私たちは、この「チームではたらく」という考えをとても大事にしており、「一人で自分の思い通りに進めたい」「周りと協力するのが苦手」という方には合わない会社だと採用説明会の時点からお伝えしています。

さいごに

私は初めて経営理念の話を聞いたときに、
「知的な変わり者!?私、昔から同じようなことを言われていた!」
「私の周りにいる人たちは、ビールを固定概念で捉えている人が多い。苦い飲み物とか、若い人はあんまり飲まないとか。そんな概念を崩したい!ビールで沢山の人を幸せにしたい!」

そんな想いが溢れ、気づいたら採用選考に参加し、ご縁や色々な巡り合わせがあり、今はスタッフとして経営理念をお伝えする側になっています。

複数の会社を経験したわけではないですが、ヤッホーブルーイングはかなり変わった会社だと思います。
人によって合わない人は勿論いると思いますが、私と同じように刺さる人にはクリティカルヒットするんじゃないでしょうか。

ということで、今回はここまでとさせていただきます。
次回もぜひご覧ください。
おたのしみに。


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