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新入社員がめっちゃいい福利厚生をつくっちゃった!(結果、社内満足度大幅向上で大成功でした、その概要と理由をこっそりお伝えします)

突然ですが、福利厚生をつくったことってみなさまありますでしょうか?
福利厚生って会社が与えるもの、もう既にそこにあるもの……
私もそう思ってました……。

ですが、この度、2021年新入社員が「福利厚生をつくっちゃいました」。

あ、自己紹介が遅れました……。
フルーツギャルの愛称で親しまれている(贈答用フルーツ店バイト歴長い)2021新卒入社のきたみ(お馴染みの弊社はニックネーム制)です m(__)m

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最近はオフィスまでチャリ通勤の健康派

前置きが長くなりました。それでは恐縮ですが、新入社員がつくっちゃった福利厚生が大成功したそのわけを語らせていただきたく思います。最後までお付き合いいただけると何よりです。

なぜ新入社員の私が福利厚生をつくった?? ~お題は突然に~

私が福利厚生をつくったきっかけは新入社員の恒例行事『新人プロジェクト』

新人プロジェクトとはヤッホーブルーイングがその時抱える課題を新入社員に解決してもらうプロジェクトです。詳しくはかてぃ~の記事をご覧ください。

チームメンバーは、キャリア組3人と新卒組3人(これまたみんな個性派ぞろい)の凸凹メンバーでした。そんなメンバーには

『ヤッホー社員がヤッホーらしい福利厚生の充実感を得るための施策を実行してください』

というお題が与えられました。毎年(現在は年2回)全社員を対象に実施している調査で「この会社らしい福利厚生がある」という項目の満足度が他項目と比較して毎年とても低いという背景から生まれたお題です。

福利厚生はわかるけども
ヤッホーらしい福利厚生って何ぞや……?( ゚д゚)

4月入社の私たちには、ヤッホーのことは「知的な変わり者」集団ということぐらいしかわかっていません(嘘ですよ)。

※「知的な変わり者」とは努力し知性や知識を磨きつつ、個性(強み)を伸ばし続けた人です。ヤッホーブルーイングでは、社員に「知的な変わり者」となることを日々求めています。

来る日も来る日もチームメンバーで悩み、議論を進め、チョコレートを食べたり、時にはオンライン飲み会を開催したりして……。たどり着いたコンセプトは……。

「全社員がクラフトビールメーカーとして胸を張れる福利厚生」

充実した多くの福利厚生があるはずなのに、いまいち「ヤッホーらしさ」を感じていないという社員。それでは福利厚生の「ヤッホーらしさ」に何を求めているのか聞いてみると、実は「クラフトビール屋らしさ」を大事にしていることがわかりました。福利厚生にもバラエティ豊かなクラフトビールをつくっているメーカーであることをしっかり感じることができる、そのことが充実感を得るためには必要だったのです。

そして、クラフトビール屋らしさを社員自身が感じるだけでなく、家族や友人、社外の人にも自慢したくなるそんな福利厚生をつくろうよ!

チームメンバー全員が納得したコンセプトが完成し、施策を考え出しました。

新製品を社員全員に配る それだけで世界が変わる


そんな中、まずつくりあげた福利厚生は「新製品の全社員への配布」でした。実際全社員配布って結構難しいものなのです。新商品の製造・発売日をしっかり把握し、発注・加工、そして社員全員に漏れなく配送することは多くのユニットの協力を必要とします。さらに、コロナ禍によって出社が制限されていることもあり、全社員に配布することのハードルは上がっていました。そういった背景もあり、今まで新製品が出ても社員が手に取ることができたのは店頭に並んでからでした。数に限りがある限定缶も多く、購入することができない社員もいたんです。

「クラフトビール屋として、自社製品への愛は誰よりも深くありたい……。
 それなのに社員が新製品を味わえないなんてメーカーらしくない!」

という思いのもと、福利厚生としてチームが先頭をきって、新製品を社員全員に配布するシステムを作りました。

記念すべき福利厚生の第1回目として配布されたのは

「よなよなエール2021年夏限定版(通称:よなよなピース缶)」。

よなよなピース缶

※1人1本配布ではなく、2本配布なんです(周りの人に自慢やオススメができるように……)。

配布されたのち、社員の声を聞いてみると

「本当にお客様に喜んでもらいたいという気持ちが自然とわきました。とても愛着がわく感じがしました」
「リモートワークの中でも、自分もビールの製造・販売に関われている実感のようなものにつながると思いました」
こんなにも喜びの声を上がるなんて思っていなかったチームメンバー。

ヤッホーブルーイング社員全員でつくりあげた新製品が手元に届くことで、「私はこの会社でこの新製品を世に出したんだ!!」そんな胸をはれる世界をつくることができたと実感しました。

これだけじゃ終わらない福利厚生 お祭り好きな会社なんです

さらに、社員全員に配るなら、

販売に向け社員全員の士気を高めるコンテンツを準備しよう!!ヤッホーの「宴」同様、新製品発売時みんなで盛り上がろう!!

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※このようなイメージです。宴とはヤッホーブルーイング主催のビールイベントのこと指します。

ということで……さらにやってしまったのが……
「社内ラジオコンテンツ オールナイトフライングニッポン」
(脳内に、あの有名ラジオのオープニングが流れた方は正解です)。

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ヤッホーメイツ全員で新製品発売をお祝いしよう! お祭り大好きなヤッホーブルーイングに向けて考えた施策。発売前にフライングしちゃうラジオコンテンツということで、「オールナイトフライングニッポン(通称:ANFN)」と名付けました(ヤッホーブルーイングお得意の遊び心です)。今だから言える新製品の秘話や発売記念イベントのプレ実施など新製品を心ゆくまで楽しめる20分ラジオを、ヤッホーのウグイス嬢ポスポスと、ほどよいはんなり京都弁が粋なベックの二人がMCとして盛り上げました(この二人がほんとにしゃべりがうまく、周りに自慢したくなる新卒同期です)。

リスナーは60名と多くの社員が参加してくれました! 参加した社員全員が次回も参加したいと答えた大満足の内容に仕上がり、これでこそヤッホーだね! という声もたくさん聞こえました。

何故大成功できたのか? ~私たちを助けてくれたヤッホーの2つの素敵な組織文化~

実は、2020年までの調査で低かった「この会社らしい福利厚生がある」という項目が、新製品配布やラジオコンテンツ、福利厚生をまとめた社内ウェブページの開設などの新人プロジェクト施策を実行したことで2021年の調査では11ポイントもアップしたんです(アゲアゲ)。これは俗にいう大成功というものではありませんか!!!

何故こんなにも大成功をおさめられたんだろう?いざ振り返ると思い浮かぶのことが2つあります。

「え、ここまでやるの?」の壁を壊すチーム力

誰しも「これくらいやればいいよね?」と妥協してしまうことがあると思います。でも、私のチームは「これって本当にコンセプトの的を最大限に得ているの?」と常に考え、できる最大限を目指そうよ! と進めました。進めることができたのは、もちろんチームビルディングプログラムを主軸としたチームづくりがあってこそです。「ここは納得できないけども、自分の意見をいうと進まないだろうな、だからやめよう」という状況はチームづくりを密に行った私のチームではありませんでした。チームであるからこそ、言いたいことは言うということが当たり前になっており、チームの誰一人も、このチームで妥協するのは嫌だ……と思える愛と活発性に溢れていたのです! そのおかげで、コンセプトにも社員の思いにもできる最大限にフィットした施策ができ成功を導いたのだと思います。

フラットな組織文化 誰にでも気軽に聞けて巻き込める環境

ヤッホーのフラットな組織文化では、聞きたいことを聞きたい人に気軽に直接聞ける環境が整っています(本当にすぐそこに居ます、すぐ聞けます)。
そして、相談すれば全員が前のめりになって真剣に議論してくれる。圧倒的にわからないことだらけの新入社員の私はこの環境にとても助けられました。そんな環境だからこそ、たくさんのメンバーやユニットを全力で巻き込むことができ大きなうねりとなって、今回の大成功に至ったように思います。

以上、新入社員がめっちゃいい福利厚生をつくったその概要と大成功のわけをお話させていただきました。入社して半年のきたみですが、今回得た成功体験がパワーとなってヤッホーブルーイングでのびのびと楽しく仕事をしています。

最後までお読みいただきありがとうございました!

さて、今日もぷしゅっと🍻

きたみ

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